ヘッドランプ(PETZL TACTIKKA+)を自転車用ライトとして使えるか検討してみる

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自転車アイテム
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PETZL(以下ペツル)のヘッドランプ(いわゆるヘッデン)、TACTIKKA+(以下タクティカ+)を購入した。

ペツルではヘッドランプを自転車ハンドルバーやシートポストに取り付けられるマウント”BIKE ADAPT”がオプションで販売されている。

ヘッドランプとBIKE ADAPTの組み合わせで自転車やその他の運用方法を検討した。

結果的に、エマージェンシーな場面で運用するにはちょうど良いアイテムだった。

その経緯を書いていく。

PETZL TACTIKKA+をロードバイクに装着

購入動機

簡潔にまとめると、キャンプや自転車関係の夜間活動時にヘッドランプが必要だったことに加え、一度自転車で豪雨の夜間時にパンク修理をする機会があり、自転車用フロントライトでは視界不良で作業が十分にはできなかったことから、ヘッドランプが必要と考えた。

また自転車用フロントライトの予備ライトとして、所有しているVOLT800以外の何かを装備している方が、不測の事態に対応できるのではないか、と考えたこと。例えばVOLT800をもう一つ予備ライトとして購入するというメリットは、バッテリーを共有できるなど装備内での汎用性は高い。デメリットとして、何か共通する一つの原因によりVOLT800のメイン機とサブ機の両方が使えなくなる可能性がある。

リスクヘッジとしても、別システムのライトが必要だと考えた。

ヘッドランプに求める要件は以下の通り。

①頭に装着できること。これはヘッドランプなので当たり前。

②自転車で使用ができること。自転車本体に装着ができればベスト。

③自転車に使用するに当たり、運用時間や防水性などがある程度実用に耐えるモノ。

これらを満たすヘッドランプはあるのか。

ということで、ヘッドランプ探しの旅に出ていたけれど、割とすぐ決着できたのだった。

選んだメーカーはPETZL。

PETZLのBIKE ADAPT

ヘッドランプを取扱があるブラックダイヤモンド、マイルストーン、モンベル,PETZL各社サイトを見てみると、PETZLのみ自転車のハンドルバー、もしくはシートポストにヘッドランプの取り付けができるアダプター(BIKE ADAPT)が売っていることが分かった。

これはポイント高い。いきなり条件の①②を満たすことになる。

というより、もうこの時点でPETZLの1択だろう。

BIKE ADAPT本体
BIKE ADAPT本体。どうやらPETZL2019年の新製品らしい。タイミングが非常によろしい。

サブ用ヘッドランプ使用の想定

自転車ではサブ用ヘッドランプは常用しない。メインライトはCATEYEのVOLT800を所有している。あくまでも何かあった時のサブ用にヘッドランプを用いるので、使わない時(一生自転車では使わないことがベストと言える)はカバンの中にでもしまっておけば良い。

いざ緊急事態となった場合にのみ使用するということ。

BIKE ADAPTは緊急事態時のためにハンドルバーに装着しておく。

自転車関係でヘッドランプを使うケースとしては以下のことが想定できる。

①夜間なんらかのトラブルで作業時に頭に装着して使う。

②自転車ライトが機能しなくなる時に自転車に装備して使う。

サブ用ヘッドランプに必要な機能

想定される使用状況から求められる必要な機能は以下の通りだ。

①できるだけ軽量

②自転車に使用できる明るさで持続時間が長い

③乾電池が使用できる

④防水性があるもの

①の”できるだけ軽量”については、ある程度は許容できる。

最重要なのは②と③だ。

②については、自転車で実用に耐える明るさと持続時間がなければ、いざ緊急事態に使えないことになりお話にならないからだ。

③については、内蔵充電池搭載製品は、乾電池モデルと比較し軽量なのだが、潰しが効かない。

電池には

充電忘れのリスク

放電のリスク

電池破損・寿命のリスク

が考えられるが、乾電池であれば電池を購入、交換することで解決できる。予備の電池を持っていれば良いのだ。

内蔵充電池であれば、予備の充電電池で給電できるだろうが、それは重量が大きい上に、内蔵電池が壊れてしまっていれば対処不能となる。

内蔵モデル、乾電池モデル、ハイブリッドモデルに共通してあるリスクは、LEDや基盤などライト本体側の故障だ。

もちろん、ケースによって軽量性を最優先にする場合があると思うので、私の使い方では乾電池が使用できる方が良い、ということだ。

できるだけ長く使いたいしね。

PETZLヘッドランプモデル比較

そういうことでライトをPETZLから探すと

ティカ

タクティカ

タクティカ+

この辺りがバランスが良さそうだ。

スペック比較表(実用性に関連するところのみ記載)

モデル名 光色 持続時間 (色、明るさlm) 重量 防水性 使用可能電池 (単4乾電池は3本使用)
ティカ (¥4200) 白、赤 9h(白光100lm) 60h(赤光) 82g IP X4 (全天候型) アルカリ、リチウム、ニッケル水素、リチャージャブルバッテリー『コア』
タクティカ (¥4200) 白、赤 9h(白光100lm) 60h(赤光) 82g IP X4 (全天候型) アルカリ、リチウム、ニッケル水素、リチャージャブルバッテリー『コア』
タクティカ+ (¥5200) 白、赤 12h(白光 100lm) 60h(赤光) 85g IP X4 (全天候型) アルカリ、リチウム、ニッケル水素、リチャージャブルバッテリー『コア』

どうやらティカとタクティカはただの色違いだろう。

タクティカ+は上位モデルらしく、重量が3g増える代わりに持続時間が3時間(100lm)伸びる。

重要なのがライトの明るさ100lmだ。今現在は明るい自転車ライトに慣れていて、200lmや300lmが当たり前だが、少し前までは100lmで夜の峠を毎夜走っていた経験がある。

100lmであれば、ある程度の環境であれば実走に耐えるはずだ。

そして、この3モデル共に赤い光を放つことができる。自転車リヤライトに使える点もポイント高い。

防水性については、IPX4(全天候型)とあるが、これは少し不安。

防水性について、PETZLサイトでは、以下のような記載がある。

全天候型(IP X4)

様々な気象条件に耐えることができます:多湿、雪、雨、短時間の水没等。ランプ内部に水が浸入しても点灯し続けます。接点はステンレススチール製で、電子回路には防水コーティングが施されています。水が内部に入った場合は、内部を充分に乾かし、電池を交換する必要があります。電池の接点に腐食や損傷がないか点検してください。『イーライト』『デュオ』『ピクサ』シリーズ以外のヘッドランプは全て全天候型ランプです。

と書かれている。浸水する前提で設計してあるらしい。

TACTIKKA+発注

以上の情報から今回はタクティカ+を選んだ。いつものオキドキライフスタイルにて、タクティカ+とBIKE ADAPTを発注したのだった。

実は、はじめタクティカを発注したのだけれど、発注後タクティカ+に変更をお願いした。価格が¥1000上がるが、機能の違いからタクティカ+のほうが良い、と思い直したのだ。タイミングがよく、変更は間に合ったようで良かった。

TACTIKKA+のfirst impression

PETZL TACTIKKA+
PETZL TACTIKKA+

タクティカ+を初めて触った感触、正直なところ

『やすっぽい』

という印象を受ける。

全体がプラスチックでできており、高級感など外郭からは微塵も感じない。

PETZL TACTIKKA+の電池入れ
電池は単4電池を3本使用する

角度調整機能は写真の通りだ。

正面を照らすこともできるし、下方(手元)を照らすこともできる。

おおよそ40度可動性がありそうだ

BIKE ADAPT

BIKE ADAPTは2つのパーツで構成されており、ハンドルバーなどを挟んで固定する
BIKE ADAPT (2つのパーツでハンドルバーなどを挟み込み固定する)

ハンドルバーなど(直径22-30mm)に取り付けができる。

BIKE ADAPT本体サイズは

縦63mm 横63mm 高さ55mm。

結構横幅が広い製品なので、スペースを取ってしまうことがデメリット。

公称40g。

説明書を見ていて面白いのが、説明書のサムネイルとなっている写真はMTBにBIKE ADAPTを取り付けてあるのだが、説明されるところによると

警告:道路交通法で規制されている区域では、法で定められた照明器具の代用品としてこの製品を使用することはできません。

(中略)

警告:マウンテンバイクでの使用のためにはデザインされていません。大きな衝撃によりヘッドランプが外れる恐れがあります。

などと記載がある。

MTBでは使用せずに、公道でも使用するな、とな。

一体どこで使えというのかw

BIKE ADAPTを自転車に取り付けてみる

所有のCAAD12に取り付ける場合であると、ハンドルバーとシートポストとシートチューブに取り付けると実用性が高そうだ。

ハンドルバーに取り付けると、横幅63mmが効いてくる。場所を取ってしまう。

特に所有のCAAD12はW Leverをハンドルバーに装着しているので、装着はギリギリのスペースを使用して取り付けることになった。

CAAD12のハンドルバーには向かって右側から、

リヤ変速機、ベル、VOLT800、中央にEtrex用バーマウンタ、BIKE ADAPT、 フロント変速機

と、最大7つの機材を取り付けていることになる。

BIKE ADAPTを使ってTACTIKKA+をロードバイクに取り付けた
とある日のハンドル周り

テールランプとして用いる場合、シートポストかシートチューブに取り付けることになる。

シートポストには普段サドルバッグを取り付けることが多いので、干渉するだろう。

そのため、シートチューブに取り付けてみた。スペース的に取り付けは難しいかと思っていたが、案外可能だった。

BIKE ADAPT本体の形状として、リヤに取り付ける際には左右にオフセットされるような形をしていることが奏効している。右か左側の好きな方へ取り付けられる上、後方からの確認がよりしやすくなっている。

バイクアダプトをテールランプの代用として使用
(近景)横に出っ張っているので後方からの視認性は良好だ。

シートチューブに取り付けができるということは、リア荷台ステーがシートステー付近にセットされる場合も、問題なく使える可能性が高い。

ペツル タクティカ+をテールランプとして使用。とても明るい。

BIKE ADAPTにTACTIKKA+を取り付けて走ってみる

フロントにTACTIKKA+を搭載し、ライトの光度は100lmにセット。いつもの道(再度山ドライブウェイ)の登り下りを走ってみた。

ライトの明かりは、普段なれているVOLT800の200lmと比べ、タクティカ+の明かりは100lmらしく結構控えめだ。しかし慣れている道であればこれで問題ないし、知らない道であれば下り坂を少し抑えめに走れば問題ないだろう。

下りでは、速度が出る場面や路面からの振動によってビビリ音が結構気になるレベルだ。常用をするのであれば(まぁこの方法で常用する人はいないとは思うが)、何か対策をしたくなるところだ。

ところで、ライト本体は上下に角度調整ができるようになっている。しかし自転車に取り付けた状態では、ライト本体の角度調整はできない。そのためBIKE ADAPTの取り付け角度で調整をしておかなければならない。

初日自転車に取り付けて走ったところ、雨が降ってきた。いきなり雨だ。構わずそのまま走っていたけれど、ライト本体を見ると、スイッチの部分から明かりが漏れている。明かりが漏れているということは隙間があるということだ。防水性は大丈夫なのか??と心配になる。が上記のPETZLサイトで記載があるように、電子回路自体に防水コーティングが成されているため心配は無用だろう。使用後は電池を外して本体を乾かしておけば良いはずだ。

面白い動画を見つけた。

ペツルのイーライトという製品をバケツに放り込んでいるw

全く別の製品なので、参考程度にw

BIKE ADAPTにTACTIKKA+を取り付ける際の注意点

ここ重要です。テストに出ます。

本当に気をつけてほしい。

取り付け方を間違えると、TACTIKKA+が壊れる。いや私は壊しました。

壊したという表現は大げさかもしれない。ヘッドバンドを通すプラスチックの部分が折れてしまった。

ライト本体からフレームを一部外した写真。手前側のフレームが折れている。

取り付ける時には、左右どちらかのライト本体の側面をBIKE ADAPTにつけるようにして

クリック!

って感じで取り付けよう。

外す際には、ライトを上へ引っ張るだけだ。

付け外しの際にはぜひともBIKE ADAPTの説明書をよーくみてほしい。

取り付け、取り外しの際にはトリセツを良く見て。

私がミスしたのは、取り付ける際にライト本体をBIKE ADAPTの上から下へ押し付けるようにして取り付けてしまった。そうするとうまく入らない為、無用な力を加えることになり、折れてしまったようだ。

これは想像だけれども、TACTIKKA+をはじめから自転車に取り付けるようには作っていないのでは、と。

後出しのBIKE ADAPTをライトに合わせて取り付けられるように設計されているのでは。

ライト本体のプラスチックの強さが、マウントする為に作られていない、というか、弱いのだろう。

この部分は今後改良されるかも?改良してほしい。

説明書を左側から右側へ見ていくと、左側の方に取り外し方が、右側の方に取り付け方が記載している。

説明書を展開した際の視線の流れでいくと、左側から右側へ見ると思う。折り目の具合もちょうどいい具合に相まって・・・

購入直後の作業は取り付け作業だ。

他にも同じようなミスをする方がいるんじゃないかなぁ。

まとめ

ヘッドランプ本来の使い方としては登山や夜間活動時だけれど、自転車のサブライトとしての運用も可能だ。

私は普段、サドルバッグの中にTACTIKKA+を放り込んでおき、使用する場面でそこから取り出す、という形で使用している。

便利なのは、夜暗い時間帯に自転車整備や洗車を屋外でする場面。ヘッドランプを買って良かった。また今後の山行やキャンプなどでの活動で役に立つだろう。本来ではその役割のライトだ。

そして自転車メインライトのVOLT800が不調となった場合には、活躍してくれるという保険付き。

とても良い買い物だったと思う。

後日談

この記事を書き終えた後日、BRM1019和歌山300kmへ参加したのだが、その際夜間の林道区間でパンクに見舞われた。交通量のまず無い時間帯の林道で、他のブルベ参加者集団の後方を走っていた為、単独で暗闇の中で獣に襲われる恐怖と戦いながらパンク修理をする機会を得た。

ヘッドランプを購入しておいて本当に良かったと心から思っている。手元を照らす為としても設計されているだろうライトであるため、最小光量の6lmが非常に使いやすい。

これからも愛用していきたい製品だ。

PETZL TACTIKKA+で夜の自転車メンテナンスもできる
夜間に自転車のメンテナンスをするときに役立つ。6lmが丁度よい明るさだ。

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