チェーンクリーナーとしては、洗浄力が低く実用性は低い。
チェーンクリーナーの代用にするよりも、薄めて別の使い方をした方が良い。
製品情報

品名:台所用・住宅用・一般機械及び機器用合成洗剤
用途:換気扇、レンジ、工具、自動車及び産業機械・機器全般、食器、調理用具
液性:弱アルカリ性(pH9.5)
成分:非イオン系界面活性剤(4.5%ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
正味量:500ml
(製品説明を転記)
使用範囲は非常に広く、住宅用~機械洗浄に使えるアルカリ性洗剤。
今回購入したのは、原液ボトルと薄めるようボトルのセットのもの。

使い方

下記を参照しながら、原液もしくは水・海水でご希望の割合に希釈してご使用ください。原液でご使用の際は洗浄面をあらかじめ水でぬらしておいてください。いずれも最後に水で洗い流すか拭きとってください。
原液~2倍:換気扇、タイヤホイール、工具・機械の掃除
5~10倍:レンジ・グリル・食器・調理用具、床・じゅうたんのシミ、洗面所、シンク、風呂場、スニーカーの汚れ、壁の手あか汚れ
30~50倍:フローリング、家具・照明、車のボディ、工場のフロアー
50~100倍:窓ガラス、テレビ・OA機器のモニター
(製品説明を転記)
使用方法の説明には、自転車チェーンについては書かれていない。
説明書きを読んで興味深いのが、海水で薄めることを使用状況に想定されていること。
どういう場面で使うのだろう。
スプレー式のアルカリ性洗剤なので、
- チェーンにスプレー
- ブラッシング
- 水で洗い流す
- 仕上げ洗い
という手順で作業を進めていく。

なお、今回購入したボトル2本のセットでは、原液ボトルにスプレーを挿しても使おうとしたけれど、十分に締められず原液が漏れてしまったので、薄めるようボトルに適量移し替えて使った。
チェーンにスプレー

チェーンにスプレーし、シンプルグリーンを浸透させる。
この作業で、結構シンプルグリーンの特有の臭いがきつかった。
もしかすると原液で使用したので、より強く感じたのかも。
薄めて使うとそこまで気にならないかもしれない。
ブラッシング

シンプルグリーンを吹き付けた後は、ブラシでチェーンを擦っていく。
水で洗い流す

ブラッシング後は水で洗い流す。
繰り返し
ここまでの流れを繰り返す。
- チェーンにスプレー
- ブラッシング
- 水で洗い流す
今回は2度行った。
中性洗剤で水洗い

バケツ一杯の水に中性洗剤を溶かしてブラシでチェーンを洗う。
そのあとは、水で洗い流して、ウエスでチェーンを拭き上げておしまい。
仕上がり
上記の作業後、指でチェーン全周を擦ったビフォーアフターが下の写真。


先週使ったキュキュットでは十分汚れ落としができなかったので、その分の汚れがそのまま残っている様子。
先週の汚れも蓄積していたことも含めて考慮する必要はあるが、指で擦ってみるとすごい汚れが指に付いたので、シンプルグリーンでは汚れを十分落とすことはできていない。
(この後灯油でしっかりと汚れを落としておいた)
まとめ
シンプルグリーンは、チェーンクリーナーの代用としては洗浄力が低すぎる。
チェーンクリーナーとしての洗浄力は台所用中性洗剤と同じレベル。
チェーンクリーナーの代用にはせず、別の用途で使った方が良いと思う。
洗浄力
チェーンクリーナーとしての洗浄力で考えると不十分。
これでは使えない。
使いやすさ
アルカリ性洗剤なので、水で洗い流すだけの簡単作業。
しかし洗浄力が低い為、チェーン洗浄としては使えない。
臭い
原液で使用すると、臭いで気分悪くなる。
薄めて使うと気にならないかもしれない。
価格
1000円前後。
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コメント
シンプルグリーンですが、とあるチェーンクリーナーのセットにあるディグリーザーと同じ匂いです。シンプルグリーン自体は80℃以上のお湯で希釈すると効力が失われるらしいので、お風呂程度のお湯で希釈すると結構イケる。
まぁ、チェーンオイルによる違いはあると思いますが。
自分は3〜5倍希釈のお湯割りとフォーミングタイプの併用です。
水置換オイル吹いて再度シンプルグリーンですすぎます。オンロードでの使用ならこれぐらいで十分ですね。自分の場合は。
貴重な情報と方法を教えていただきありがとうございます。
お風呂程度のお湯で3-5倍で割ると良いんですね。そしてそのあとオイルを吹いてもう一度シンプルグリーンで洗う、と。
また試してみます。