メマトイとは
夏の山で大量に発生する襲われると不快な羽虫。
涙を回収するため目を狙ってくるコバエを総称メマトイというらしく、寄生虫の中間宿主ということもあり忌避した方が良さそうだ。
とにかく顔にまとわりついて手で払ってもすぐに戻ってくる。
時期によっては大群に取り囲まれることもあり大変不快。
自転車に乗っていると(ヒルクライム中はそうもいかないが)13km/h以上で走ればついて来られないようで、風が吹くと飛ばされていく。
数匹なら我慢できるが、大群となると耳元で羽音がうるさいし、耳や目の周りに着陸して不快指数が激増する。
10年程前はそうでもなかったのに、この7,8年で通勤路の山でも繁殖しているようで、夏場は毎日まとわりつかれている。
メマトイを近づけたくない
通勤だけで無く近辺の山では大体遭遇するので、そろそろ対策を練ろうと思い、
- ハッカ油
- イカリジン
- ディート
と3種類の虫よけ剤を手に入れて、メマトイ対策に有効なものはどれかを比較してみた。
結果的には、ハッカ油しか効果を感じられなかった。
ハッカ油(原液)
メマトイの大群に囲まれたら、ハッカ油スプレーをヘルメットに1,2プッシュ。
ハッカ油スプレービフォー&アフターを、目の前にカメラ(スマホ)をくっつけて撮影をした。
見ての通りハッカ油スプレー後の方が明らかにメマトイの数が減っている。
メマトイ総数が減って、残留組もソーシャルディスタンス(死語)を保ってくれるようになる。ハッカ耐性を備えているのか一部の個体は変わらず突撃してくるが。
直接皮膚に付けると刺激が強い、ヘルメットにも大量に噴霧すると目に染みる、など注意が必要ではあるが、ハッカ油原液の効果はある。
イカリジン系虫よけ剤
イカリジン成分による虫よけ剤、フマキラー天使のスキンベーブミストを使用してみた。
こちらもメマトイの大群に囲まれた後、ヘルメットに噴霧。
ヘルメットをかぶってしばらく様子を見るが、特にメマトイの数に変化は感じられない。
効果はないようだ。
ディート系虫よけ剤
こちらはディート成分による虫よけ剤、アースサラテクトミスト リッチリッチ30を使用してみた。
同じようにメマトイ大群に囲まれてからヘルメットに噴霧。
しばらく様子を見るが、変化はない。
ディートもメマトイには効果が無さそうだ。
まとめ
ハッカ油、イカリジン、ディートの3種類でメマトイ対策を検討した結果、ハッカ油のみ効果を感じられた。
ハッカ油は精油なので噴霧後は時間経過とともに酸化が進み、香りが劣化する。
またハッカ油原液は身体への刺激も強いので注意が必要。
今回、試したのはハッカ油原液だったので薄めるとメマトイよけ効果も薄まりそう。
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