製品情報
軽量なウインド・シールド・ジャケットは寒い天候下での激しい運動で風や悪天候に対応するプロテクションを提供しながら、戦略的に配置した透湿性パネルにより余分な熱と水分を外側に発散。フェアトレード・サーティファイドの工場で製造
パタゴニアより引用
前面は防風性、後面は通気性のある冬用ランニング用ジャケット。
防風素材の裏側に薄い起毛素材、脇や袖の下側には通気性のある薄手フリースが配置されている。
背部にはベンチレーションがある。
購入動機
2018年に購入した同メーカー同名冬用ジャケットが少しずつボロボロになっており代替ウェアを探していたのと、もう少しだけ保温性の高いウェアが欲しいとも思っていた。
気が向いた時にパタゴニア製品をチェックしていて、同名ジャケットを発見。ウェアスペックを確認すると希望のものに近いと思い、2024年11月購入。
筆者は、身長166cm、体重58kgの男性(執筆時)。サイズはXSを選択。
レイヤリング次第だとは思うが、前モデルの同名ジャケットは0℃近辺までは快適、それより低いと重ね着をしても寒さを感じることがあった。
個人的には、今回のジャケットは-5度近辺でも快適に動けるか、がポイントになる。
実物確認
防風性、通気性の確認。
生地の広い面を防風透湿フィルムで覆っているが、脇の下から袖の下側にかけては通気性のある薄手のフリースが配置されている。
背部にあるベンチレーションは、口が広く切られていて中央は縫い留められている。
裏面から見ると背面上部はメッシュの2重構造。通気性が良さそうに見える。
防風素材面の裏側は立体構造のかなり薄手のブロックが配置されている。
袖口は上側が長い。
着用感
メーカー的にはスリムフィットと記載されているが、胴体や腕の太さにゆとりがあるように見える。
横から撮影してみると、身頃の丈が短めなのが分かる。
写真を撮ってもらっていたので着用中の背部を。
腰の位置がパンツのベルトラインに近い。
ズボンとの相性にもよるが腰の辺りに冷気を感じることがあるので、自転車乗車の体勢にはやや丈が短い。
袖口は内側がジャストサイズか若干短め、手の甲側は長い。
この形状の袖口はグローブとの相性が良くないのか、単にサイズが若干小さいだけかも知れないが、グローブの上からかぶせていてもずれあがって手首に隙間が生まれてしまう。
冷気が直接肌に触れるのは気になる。
ただ、グローブの種類によっては冷気が当たらずに済むものもあるので相性だろう。
乗車中ではないけれど、担ぎのシーン。上腕部が少しダボついているのが分かる。
腕と胴体の太さに余裕があり、丈は短め、という作りのようだ。
ポケットはこの位置にありチャックが付いている。物をしまうのに便利だが、活動中ここに多く物を入れると身動きが取りづらい。
胸ポケットはスマホ等を収納するのに非常に便利なので欲しいと思う。
快適な気温
このウィンドシールドジャケットの快適な温度帯は、-5℃~5℃付近かと思う。
レイヤリング次第だが例えば
- モンベル ジオラインM.W.
- パタゴニア サーマルエアシェッドジャケット
の上にウィンドシールドジャケットを着用すると-4℃のダウンヒルでも快適に自転車に乗れた。
この上からレインジャケットをまとえばさらに防風性が高まるので、汎用性は高いと考えている。
また、ウィンドシールドジャケット単体だと5℃程度のヒルクライムは熱がこもりすぎず快適に走れる。
インナーを薄手のものにするともう10℃くらいでも使える。
腕の通気素材が丁度よく、ヒルクライムで蒸れを感じずに走れる。腕が全て防風素材で覆われていると暑くなりすぎるので丁度よいと思う。
想定していた気温で快適に使用できるので、その点は満足している。
まとめ
2カ月弱使用した感想としては、おおむね満足している。
特に希望していた温度帯を快適に自転車に乗ることが出来る点は嬉しかった。
不満点は、袖と裾の長さが短めなこと。
ランニング用ジャケットなので仕方がないが、袖とグローブとの相性は場合によってよく無いようだし、腰に冷気を感じるのは気になる。
パタゴニア製品には珍しく太く短いジャケットだと思った。逆に言えば中に着込む余裕があるジャケットなので、レイヤリングはしやすいはず。
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