落車で傷んだサドル表皮の革を修繕した話
きっかけ
2026年1月中旬、通勤路でダウンヒル中濡れた路面で新品タイヤが滑り落車した。
その際、サドルが痛んでしまった。サドルは、セライタリア ミラノフライトブリット(Sella Italia MILANO FLITE BULLITT)。チタン合金レール(Ti316)に革表皮と贅沢感のあるサドルである。
今回の落車でサドル左後端の革が破れてめくれてしまった。アンコが覗いてしまっている。

このままでは雨天などでスポンジが水で膨らんでしまい、サドルの形状が悪くなるかもしれないし、製品寿命が縮んでしまうだろう。
穴を塞ぐ修理をすることにした。
どう修理するか
革を上から張り付けることも考えたが穴自体がそれほど大きくないし、革はめくれただけで多くは残っている。
そのため接着剤を使って穴を塞ぐ方向で試してみた。
道具箱にたまたまあったボンドGクリヤー。用途は、皮革・布・合成ゴム、硬質プラスチックとのことでちょうど良さそうだ。
ボンドGクリヤー

スチレンブタジエンゴム系溶剤形接着剤
用途
皮革・布・合成ゴム・硬質プラスチックの接着・補修に
●靴やカバン●レザークラフト●手芸●置物●玩具●家具●スポーツ用品特長
●透明●速乾●柔軟性●仮止不要●用途広い
コニシ株式会社より引用
多用途な合成ゴム系接着剤。
また製品箱には接着できないものの記載もある。
接着できないもの
●軟質塩化ビニル●ポリエチレン●ポリプロピレン●ナイロン●シリコーン樹脂●フッ素樹脂●発泡スチロール●貴金属●高価格品
サドルスポンジの素材であろうウレタン系の記載はないので使えそうである。高価格品も接着できないらしいが高級サドルは大丈夫だろう。
接着の方法は、
①接着させる両面に塗り
②5-15分乾かした後
③圧着させる
ということらしい。
今回の穴は小さいのでそこまで細かい作業はできないが、塗ってからしばらく乾燥させる。
修理
修理前の状態が下の写真。

なお、革の裏面にスポンジが付着している通り、製造時スポンジと革は接着されている。
今回使用するGボンドクリヤー。

透明な粘着性の液体で、付属のヘラや爪楊枝を使って接着させたい箇所(サドルスポンジの奥、革)へ塗る。
塗ったら15分間程乾燥させるため待機。
その後は圧着。指では疲れてしまい圧着しにくかったので、ハンマーをぐいぐい押し当てて圧着させた。
一部接着剤を濡れていなかった箇所もあったので、再度①塗る②乾燥③圧着を繰り返した。
その仕上がりが下の写真。

今回の落車では革の脱落がほとんど無かったことが幸いして全体的にスポンジを覆うことができた。
作業後二日後の状態が下の写真。

特に変化はないようなので、しばらくはこのまま状態を見ても良さそうだ。
まとめ
サドルの破れた表皮をGボンドクリヤーで修繕できた。
今回の落車でのダメージは比較的軽微だったので革やスポンジの脱落がほとんど無かったのが幸いで、簡単に修繕でき良かったと思う。
自転車に乗ってもお尻が直接当たる箇所ではないので、おそらくこのまま変化なく経過していくと予想している。





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