Sella Italia STORICAのレビュー

4.0
自転車用品レビュー
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Selle ItaliaのクラシカルサドルレーベルのSella Italia。

ロード向けのSTORICAを使い始めて1年間が経過した。

使い勝手がある程度分かってきて、サドルの特徴も掴んできた。

ここで一旦レビューとしてまとめておく。

購入動機

 普通のロード用サドルではお尻の痛みが辛く、200km、300km程のロング走や通勤でお尻の快適性を高めること。

 また常用しているオルトリーブのサドルバッグLが普通に装着できる点が非常にポイントが高く導入の決め手となった。

製品説明

Sella Italiaとは

“Sella Italia”は“selleITALIA”が作る革サドルのブランドです。ちょっと分かりにくいですが、Sellaとselleの違いです(末尾がaかeの違い)。

日直商会サイトより一部抜粋http://nichinao.jp/archives/category/sella-italia/2490

Sella Italiaレーベルのサドル種類

Sella Italiaレーベルからはいくつかサドルが発売されている。

  • MITICA:ロード/トレッキング向け
  • STORICA:ロード向け
  • EPOCA:ツーリング/トレッキング向け

私が使用しているのはロード向けのSTORICAだ。

STORICAと付属品

サドル本体

 サドルレール素材はChromed Steel

 トップ素材はレザー

 重量はカタログ505g、実測で500g

サドル調整の工具

 乗り手の好みにサドルトップのテンションを調整することができる。

 調整するには付属の工具を使う。

Sella Italia STORICA付属の工具。
付属の工具。これらを使ってサドル革のテンション調整ができる。

手入れ用のレザークリーム

 付属のレザークリーム。。

 必要に応じて塗る。

 何もしないで放置すると、革の劣化が進んでしまうだろう。

Sella Italia付属のレザークリーム。いい香りだ。
付属のレザークリーム。良い香りがする。

サドルレールの形状とサドルバッグ選択

 私はオルトリーブのサドルバッグの愛用者だ。

 STORICAのサドルレール形状は、一般的なサドルと同じで、そのためオルトリーブ(Ortlieb)のサドルバッグ用アタッチメントを装着することができる。

 通勤からロング走まであらゆる場面で活躍してくれるこのサドルバッグを使い続けている。

 ちなみに革サドルで有名なBrooksは、サドルレールの形状がこれと異なる為オルトリーブのサドルバッグ用アタッチメントが装着できない。

STORICAとオルトリーブサドルバッグLの組み合わせ。

STORICAを1年間使ってみて

使用環境

 使用車はCannondale CAAD12

 用途は主として通勤、遊びでロング走や山道走行など

 通勤使用時は屋外駐輪場に日中駐輪している

特徴的な革テンション調整と座り心地

 使用開始からはじめの500kmは革自体が硬かったが、次第に革がお尻の形に馴染んできた。

 その後、革のテンション調整とシートポスト側のサドル前後角度調整を繰り返し行い、自分好みのポジションを得られている。

サドル先端のボルトを回すと、革のテンション調整ができる仕組み。付属のアーレンキーで行う。

 普段の通勤では片道15kmほどなのでパッドは使用していないし、半日程度の乗車であればバッドを必要としない。

 200km、300kmなど超ロング走をする場合はパッド有りであれば大きな苦痛はなく乗ることができる。

がロング走での臀部痛緩和については、サドルのみではなく、その他いろんな要素が絡んでくるので、革サドルを導入したからといって必ず楽になる、というわけでは無いだろう。

 快適性においてのサドル側の要因で結構重要だと思われるのが、革のテンション調整を自分好みにしっかりと詰めること。

 長く使っていると次第に革が柔らかくなるようで再調整をする必要が出てくる。

 私はこの調整具合を間違えてしまい、革テンションが高い状態で乗車しお尻の痛みを発生させたことがある。

 あまりテンションが高いと革の硬度でお尻を傷めてしまう可能性があるだろう。

この工具はあまり使わない。アーレンキー一本で十分調整可能だ。

 現在の調整具合を言うと主観的な表現になるけれど、かなりテンションを低めにしている。

 そうすることでとても良いフィット感とクッション性をもたらしてくれる。

 なお、お尻の坐骨がフィットする部分にシワができた。

 はじめ何のシワなのか分からなくてレザークリームが不足していたのかと思っていたが、よく見ると自分自身の坐骨の荷重がかかっている部分にできている。

 おそらく坐骨が当たっている部分なのだが、これで自分自身のサドルへの荷重具合がこれでなんとなく分かる。どうやら左右不均一な荷重のかかり方のようだ。

 このシワを気にしすぎて上記のようにテンションを高めた一面があるのだが、その結果臀部を傷めることになってしまった。

 今はあまりシワを気にせず心地よいお尻の感触を頼りに調整をしている。

Sella Italia STORICA
シワが入っている。シワが一番強い部分に坐骨が当たっているのだろう。あまり気にしない事だ。

レザークリームを塗ること

 革製品なので、必要に応じて付属のレザークリームを塗ることが必要だ。

 上記のシワの件があり、ある時から週に1回レザークリームを塗るようにしていた。

 今は1ヶ月に1回程度給脂をしているのだが、その程度に頻度を減らしても特に問題は無い。

 大切なのは使用環境を考慮し革の状態をよく観察することではないかと最近思う。

 革が乾燥している状態で放置を続けるとダメになってしまいそうだ。

 雨天や雪天、濡れた路面を走った後はサドルが濡れてしまう。

 そういう場合は乾かした後にレザークリームを塗るようにしている。

 そうすれば元の状態に戻る。

Sella Italia STORICAの雨天走行後。
雨天走行後のSTORICA。ひどくカサカサ・・・。

雨天走行後はカサカサになってしまうが、乾かした後レザークリームを塗ると元通りになる。

Sella Italia STORICA 雨天後は乾かして、レザークリームを塗ると元に戻る。
濡れた後は乾かして、レザークリームを塗ると元通り。

重量

 重量は500g。

 並のサドルの2倍程の重量ではないだろうか。

 またシートポストの先端に位置するサドルは、重心位置を上げる好要因となるだろう。

 軽量なサドルが多く販売されている現在、このSTORICAを敢えて選択する方は少ないだろう。

 重いサドルだからといって決して価格が安いわけではないのだし。

 重量が影響する乗車感はどうかというと、乗りはじめから今まで重量感について特にデメリットを感じたことは無い。

 これは軽量性を主としたカスタムをする考え方が元々私に少ないからかも知れない。

 またサドルバッグを常時装着している使用方法を続けていることも影響していそうだ。

 サドルの重量が仮に250g重くなったとしても、サドルバッグの重量の影響の方が大きいのだから。

 軽量な自転車を乗るときっとそれは軽いということは分かるだろうけれど。

使用期間1年間のまとめ

 日中屋外駐輪をしている時間が長くあまり使用環境が良くないが、今のところ革自体の劣化も大きくなく、今後も使用を続けられそうな状態を保ってくれている。

 少し気になるのが重量の点だ。

別のサドルを試してみても良いとも思うが、軽量でお尻の快適性を保ってくれるものというと探し当てるのにある程度のコストを要しそうだ。

 乗車感については、満足なレベルでの調整ができている。

 総合的に見て今から他のサドルを探し出す選択は優先度が低いので、しばらくこのまま使い続けることになりそうだ。

ここまでばらす事ができる。こうすることでサドルの仕組みがよく分かる。

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