走行データ
2022年10月2日、自宅から自走で235km走行した。
目的地の林道千町・段ヶ峰線始点は、自宅から約90km地点でそこまで5時間かかった。
林道千町・段ヶ峰線自体は約15kmで、そこを1時間弱かけて走った。
林道千町・段ヶ峰線
林道千町・段ヶ峰線は、主要県道39号「一宮生野線」分岐点(始点)から国道429号分岐点(終点15.7km付近)までの全長15.7kmの林道。
区間中の標高は600m-940m程。
全線舗装がされており、路面の荒れた区間はない。
途中にはバイオトイレが設置されていることもあり、結構整備が行き届いている印象が強い。
今回は、始点である【主要県道39号「一宮生野線」分岐点】から終点の【国道429号分岐点】へ、北進する形で走行した。
走行前には県管理林道通行規制情報(兵庫県南部地域)を要チェック。
林道千町・段ヶ峰線を実走
林道走行前に砥峰高原へ立ち寄る
林道千町・段ヶ峰線始点に至る前に最近毎度おなじみの砥峰高原を通過する。
砥峰高原にはお昼時に到着したので、予定通り砥峰自然交流館内にある平家そば処 交流庵で食事をしようと思っていたが、思ったより観光客が多く交流庵には行列ができていた。
仕方なくお蕎麦はあきらめて、売店で販売していた焼き鯖寿司(¥1,300)を頂いた。

砥峰高原へは数週間毎に通っているが、ススキの色が変わり背が高くなっている。
風景がだんだんと変化して晩秋に向かっているのを感じる。




この日は晴天でカラッとした良い天候だった。
砥峰高原から林道千町・段ヶ峰線へは、県道39号線を2kmほど進むと到着する。
林道千町・段ヶ峰線
林道千町・段ヶ峰線始点に到着。
この辺りの林道おなじみの案内図が設置してある。



始点周囲の路面状況は比較的きれいな舗装路という感じで、始点から終点まで舗装路が続いている。

始点からしばらくは川と並走する形で道が続く。

この川は揖保川支流の福知川。
しばらく進むと分岐が現れる。

林道千町・段ヶ峰線は分岐を右に進む。
左に進むと一宮町草木という地域に入る模様。

この分岐でも案内図が設置してある。
前の案内図からあまり距離が無い地点で設置してあるのは、分岐点だからだろうか。


さらに進むと景色が開ける。

この林道は山の稜線から少し離れた道づくりをされているのと、道側方の斜面が緩やかなので景色が良い。
山の斜面が緩やかなのだろう。
天候が良いことも相まって走るのが気持ちいい。
路面に落ち葉等が乗っている程度の状態で走行には支障がない。

またしばらく進むと分岐が現れる。

分岐点にはわかりやすく案内図が設置されている。

この分岐を右方向へ進むと千町峠から先行き止まりになる(段ヶ峰へ登山したい場合はこちらの模様だが未確認)。
分岐を左方向へ進み先を進むと、バイオトイレが設置してある。

雨水活用と書いてあったが、写真を撮るのを忘れてしまい詳細が分からない。

この辺りの路面も変わらず整っている。

少し進むと笠杉山の登山口を発見。
林道は笠杉山山頂から直線距離で500mほどの距離間で近接している。

かなりの谷筋なので登りにくそうである。(周りを見渡してみても他に登れそうなラインは見つからないのでここから登るのかな。)
もう少し先に笠杉山の別の登山口があったが人がいたので写真撮影していない。
さらに進み石碑千峰。ここまでのルートはアップダウンが繰り返される道だった。

ここからは下り基調へ変わり一気に終点へ向かう。
途中眺望ポイントでパシャり。

気持ちよく下り進み終点に到着。
終点ポイントにも案内図の設置。

終点地点から林道の方角(南方向)をパシャリ。

終点から国道429号の笠杉トンネルをパシャリ。

ここまでが、林道千町・段ヶ峰線。
おまけ
林道を走り終え、次の目的地に向かう途中で近代的な遺跡に通りがかった。
神子畑選鉱場跡
隣の明延鉱山から鉱山用軌道である明神電車で運ばれた鉱物を選鉱していたらしい。
明延鉱山は大同4年(809)に開坑とのことで、かなり歴史のある鉱山のようで、そこから山越えでどうやってこの選鉱場まで運搬していたかと疑問になったが、1900年代に入り3本のトンネル工事を完成させそこを電車で運んでいたそうな。


山の斜面に見えるコンクリートは選鉱施設の基礎部分の跡で、でかく薄い円錐型の施設が遺されている。
1987年明延鉱山閉山に伴い、施設閉鎖となった模様。
水分かれ公園
兵庫県丹波市氷上町にある水分かれ公園。
ここが今回2か所目の目的地。

ここに訪れる動機になったのが、以前下の400kmライドをした際にたまたま見かけた
【本州一低い分水界】
というフレーズ。
本州で一番低い分水界ということは、ここを軸にして南北を川沿いに走れば獲得標高が最も小さい瀬戸内海日本海の往復ライドができるかも、とか考えたり。
実際に見てみようと思い訪れたのだった。
下の看板を見ると、ここ水分かれ公園と石生交差点までの1250m間が
【日本一低い谷中中央分水界】
とのこと。(北海道にもっと低い中央分水界があるようなので、本州一が正しいのか?)

分水嶺とは聞きなれたフレーズだけれど、山と対義語である谷でも水分かれが起こるのが面白い。
下の写真が石生交差点でこの道(R175)を直進し、

水分かれ交差点をさらに直進すると、水分かれ公園がある。

石生交差点(標高95m)から水分かれ公園までの道(距離にして1250m)が分水界であるそうな。
上の2枚の写真、向かって左側(北)の水は由良川(日本海)へ、右側(南)の水は加古川(瀬戸内海)へ流れる、ということ。
分かりやすい図が下の写真かと。

赤いラインが中央分水嶺で、破線は谷中中央分水界。
破線の手前側終点が石生交差点、奥側終点が水分かれ公園付近。
水分かれ公園内の、人工的な水分かれも見学した。


面白かった。
ちなみに、水分かれ公園では湧水を汲める。
いそべの石清水というらしい。



美味しくいただきました。
まとめ
林道 千町・段ヶ峰線は、標高600m以上の景色の開けた気持ちいい林道だった。
立ち寄れた丹波市氷上町の谷中分水界も見れたし、満足な200kmライドになった。
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