5年間以上使用している革サドル、セライタリアストリカの染色をした話
事のきっかけ
先日フレッシュ走行のブログを書いている最中に自転車の写真をみて、革サドルの退色がひどいことになっていると気付いた。

ある程度までの擦れは、良い感じの味に見えるが、ここまでだとボロに見える。
思えばこのサドルを使い始めたのは2019年、もう5年以上経過している。

そこで今回、メンテナンスを兼ねて着色をしてみることにした。
使った道具
革靴のメンテナンスメーカー【M.モゥブレィ(M.Mowbray)】のものをチョイスした。
デリケートクリーム

ビーズエイジングオイル

レザーコンシーラー

の3点を使ってメンテナンスをする。
保水、保油
はじめにデリケートクリームとビーズエイジングオイルを塗った。
デリケートクリームは保水、ビーズエイジングオイルは保油目的。
塗った後のサドルの状態は、全体的にしっとりとした。

ちなみに、デリケートクリームは何かの香り、ビーズエイジングオイルはハチミツの香りがする。
説明書によると塗った後は布で余分なオイルを拭き上げるようにとあるが、自転車に乗る時ズボンで拭き上げるようになるだろうからそのままにした。
カラーリング
本命の作業、色付け。
選んだコンシーラーの色は、元々のサドルと同じ黒色。
説明書通りにウエスにコンシーラーを少量つけて、革に乗せるように塗っていくが、少量ずつ塗るのは難しい。
サドル全体的に退色の目立つ箇所を中心に塗っていく。
塗り終わったら説明書通り6時間以上乾燥させ、乾拭きをして完成。

一部塗りすぎている部分もあるが、キレイに染められていると思う。
500kmほど使ってみた
染色後、普段の通勤と、先日のブルベBRM420近畿600km倉敷で使用した。
通勤使用の段階ですでに一部色落ちが確認できており、ブルベでは12時間ほどの雨天ライドとなった。
その結果全体的に色落ちが進み、8割がた元通りになった。

どうやら、臀部との摩擦で色落ちが起こってしまうようで、耐久性は期待できないようだ。
終わりに
色褪せたサドルがきれいな状態へ戻り、外観がキレイになると、さらに長く大切に使おうという気持ちになるが、サドルはお尻との摩擦で色落ちがしやすいため、コンシーラーでの染色には向いていないと思われる。
気分転換にたまに塗りなおしても良いかもしれない。
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