シマノ製GRXシリーズ フロントディレーラーFD-RX810のケーブル千切れが起きた話
シフトケーブル千切れ問題
私の最も嫌いな機材トラブルの1つ、シフトケーブルの千切れ問題。
今まで所有してきたSTIやデュアルコントロールレバーではほぼ確実にケーブルの千切れが発生していた。
STIでは、レバー内部でケーブルを巻き込む構造になっており、私の場合だと2000-3000kmでケーブル千切れが起きてしまう。
これはシマノ製に限らず、グロータック製Equalコントロールレバーでも同様の傾向だった。


STIのうちケーブル内装型(シフトケーブルをハンドルに沿わせるタイプ)のSTIでは見た目のスマートさとエアロ性能を優先した結果、ケーブルの屈曲やねじれが大きくなり、耐久性が犠牲になっているルーティング設計なのだと思う。
細い鋼線を撚り合わせたケーブルを、STI内部で巻き取り戻したりをすると、捩じりながら巻きとり、捩じれを緩めながらリリースすることになる為、ケーブル解れから疲労破壊へ至るのだろう。これは構造上の課題だと言える。
なお触覚タイプ(外装変速ケーブル)のSTIだとケーブルへの負担が少ない為か、過去に所有していたST-4600だとケーブル寿命は長く8000km程の耐久性はあった。
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上位グレード製品へ移行した場合に、いやそもそも上位グレードのケーブル寿命が短い事自体、納得しがたいことである。
そういった経緯がありSTI内部ケーブルの千切れ問題に嫌気がさし、シフトケーブルの千切れ問題から解放されるために、東洋フレームのアドベンチャーロードにはダブルレバー(ダウンチューブシフトレバー)を導入した。

ダブルレバーでは、ケーブルの引きは直線的でケーブルに余計な負担がかからず、ケーブルにとって優しい真っ当な構造なのである。

設計が真っ当な製品は使っていて気持ちがいいものなのだ(STI一生使わない宣言ではない)。
(ここからが本題)FD-RX810もシフトケーブル千切れが起きる
ダブルレバー導入でシフトケーブル千切れから解放されていると思い込んでいたが、GRXシリーズのフロントディレーラーFD-RX810でまさかのシフトケーブル千切れが起きた。
使用距離は約8600km。
破損個所は、ディレーラーケーブルガイドとの接触部。ここで上下に擦られたことで断線してしまったと考えられる。

同じような形状のFD-R8000ではシフトケーブルを連続約7000km程使用しこの症状を確認したことは無いが、使用状況等によると同様のトラブルが起きるのかもしれない。
確認した時点で大半のケーブル素線が切れ、残り数本でギリギリ繋がっている状態だった。完全に千切れる前に対処できたのは良かった。

対策
対策としてはケーブルガイドの摩擦を避ける為に、ケーブルライナーを噛ませることにした。

これで当面の間は、摩擦によるダメージを避けられるはず。
まとめ
STI内部だけでなく、リアに比べて変速頻度の少ないフロントディレーラーでケーブルが切れたことには驚いた。
ただ、今回の事象は一度目なので、ケーブルテンション等運用面に問題がある可能性も否定できない。
ケーブルライナーを使った対策により再発しないことを祈り、しばらく経過を観察してみたい。




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