2022年2月購入したモンベル トレントフライヤージャケットのレビュー。
製品情報
【素材】ゴアテックス パックライトプラス ファブリクス2レイヤー[表:12デニール・バリスティック エアライト®ナイロン・リップストップ]
耐水圧50,000mm以上、透湿性44,000g/m²・24hrs(JIS L-1099B-1法)(参考値)
【平均重量】194g
【カラー】ブラック(BK)、ブルー(BLAC)、ネイビー(IND)、レッド(RDBR)
【サイズ】S、M、L、XL、U/S(海外モデル)、U/M(海外モデル)、U/L(海外モデル)、U/XL(海外モデル)
【収納サイズ】7×7×15cm
【特長】K-Mono CUT/スムースピットジップ/ジッパー付きポケット1個(左胸)/車のライトなどを反射して光るテープ(フロントジッパー)/スマートソーイング/スタッフバッグ付き
【機能】トライアクスルフード/ロールアップフード/アクアテクト®ジッパー/運動性を高める独自のパターン/浸水を防ぐ接着加工/アルパインカフ/裾の調節機能
モンベルオンラインショップより引用
今回購入したのは、モンベル トレントフライヤージャケットメンズのSサイズ。
色はBLAC ブルーアシード。
自分の身長は166cm、体重56kgで体型は細身。
購入前の希望とスペック比較
2021年12月下の記事でレインウェア調査をして、最後はモンベルのサイクルレインジャケットとトレントフライヤージャケットの2択で迷い、モンベル神戸三宮店で実物を比較して、最終的にトレントフライヤージャケットに決めた。
希望は叶ったか?
購入後重量実測を行い、購入前の希望と比べてみた。
トレントフライヤージャケット | 購入前の希望 | |
耐水圧 | 50,000mm以上 | 30,000mm以上 |
ベンチレーション機能 | ピットジップ | 欲しい |
重量 | 194g(Sサイズ実測) | 300g以下 |
フード | 折りたたみフード付き | 欲しい |
購入前の希望は全部かなえられた。
ちょっと使って見た
初使用がMTB雪山ライドだったのだけれど、これはいい仕事をしてくれた。
着心地的には軽量で、袖の長さも自転車でも問題なし。
動きを邪魔されるような感覚はないので、快適そのもの。
ウェア内に熱がこもった場面ではピットジップを開けるとスーゥっと涼しくなる。
ただ、フードの大きさ的にはヘルメットの上からかぶると前頭部の上の辺りまでしか届かないことに気づき、ピットジップの開け閉めは案外コツが必要だと思った。
また激しく落車することが2度あり、初使用でいきなり穴が開いてしまうという惨事。

穴はピットジップ横に空いたので浸水的にはあまり心配はしなくて良さそうだが、シームテープのすぐそばなので修繕できるのか心配になる。
使用感
自分は雨天ライドは避ける為、雨以外の日にはサドルバッグにしまったままにしておくつもりだったけど、GORE-TEXジャケットを使わないのももったいないので、普段使いに使うことにしてる。
サッと羽織ると防風性が高く、タウンユースに使いやすい。

また、自転車に乗る時にはウィンドブレーカー代わりに使うようにしていて、それまで愛用していたモンベルEXライトウインド ジャケット Men’sの代わりにこれを着用している。使用頻度はかなり高い。
なお、雨天での使用はまだない。
サイズ感
身長166cm 体重56kgの自分が、モンベルトレントフライヤージャケット Men’s のSサイズを着用すると、こんな感じ。

袖の長さは十分。


前傾姿勢が強まると後ろの裾の長さは少し短めに感じる場面があるかもしれない。
ただ同じモンベルのサイクルレインジャケットとトレントフライヤージャケットを実物比較してみると、前後裾の長さは同じだった。(袖の長さはサイクルレインジャケットの方が長い)
なので、この2製品でこれよりももっと長い裾が欲しいならサイズアップになる。
ピットジップ

レインウェアを購入する上で一番欲しかったのがピットジップ。
自転車で使うときには、ほぼピットジップは開けたままにしている。
ジャケット前のジップを閉めて、ピットジップを開けているとジレ的に胴体だけ防風できて腕の辺りはほんのり涼しくてちょうどいいことが多い。
よほど寒い時でない限りは開けたままで走ることが多く、腕の辺りが蒸れることは避けやすい。
ピットジップを閉めるのは慣れが必要で、何回か練習すればできるようになった。
携行性

重量は、194g(Sサイズ実測)+スタッフバッグ10g(実測)の計204g。
スタッフバッグ収納サイズは、7×7×20cm以下に収まり、さらに圧縮すれば6×6×15cmまでになる。(公称収納サイズ7×7×15cm)

普段はウェストバッグに入れて走ってるけれど、このサイズだとジャージのバックポケットに収納できる。

防風性
GORE-TEX製ジャケットは、それまで常用していたEXライトウインド ジャケット Men’sと比べて、明らかに防風性が高い。
ジャケット生地の張りがしっかりしていて風に押し負けず、ジャケット内側との熱伝導で体温を奪われにくい。
気温差の大きい日夜を通して走る時にはこれ一着携行していると助かる。
フード
トレントフライヤージャケットのフードは、折りたたみで内側にしまえる。



普段使いの時はどちらでもいいが、雨が降っていない日の自転車ライドだとフードが邪魔になる。
フードがオープンになっていると、後方確認がしにくかったり、風でバタついて風の抵抗が気になったりする。
なので基本フードはおりたたんで自転車に乗っている。
スタッフバッグに収納するときも、フードをおりたたんだまま収納できるので気にならない。
雨が降ればフードが活躍すると思う。
フードのサイズ的にヘルメットの上からかぶるには小さいので、フードをかぶってからヘルメットをかぶって使うことになる。
折りたたみタイプのフードは思ったよりも扱いやすい。以前使っていたレインジャケット(モンベル スーパーストレッチサイクルレインジャケット)は取り外しタイプのフードだったが、あれは使いにくかった。取り外したフードを無くさないようにスタッフバッグに入れておくこと、フードを取り付けるのに手間を感じることなど、が煩わしかった。
今回折りたたみタイプのフードを選んで良かった。
空気抵抗
トレントフライヤージャケットは、ミドルフィットという感じでロードバイク用ウェアと比べるとルーズに感じる。
ロードバイクで着ると、袖や胴体の風のバタつきは発生しており、空気抵抗は確実に増えているように感じる。
まとめ
モンベル トレントフライヤージャケットのまとめ。
ピットジップで通気性の調節がしやすく、幅広い気候でのライドに活かせる。
実測200g前後でスタッフバッグ収納サイズは小さく収まり、携行性に優れてる。
折りたたみ型フードは必要なときには展開して使えるし、不要であれば簡単に折りたためる。取り外しタイプよりも扱いやすい。
ウエアの形状はスリムではないので、自転車に乗るとばたつきはある。
防風性は高く保温着としても活躍する。
その他この記事では記載していないドローコードでフードや裾の調整機能があるが、まだ雨天で使用していないこともありその機能を使っていない。
軽量、防水性、携行性、使いやすさを高いレベルで備えたレインジャケットだと思う。
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