デカトロン製冬用ジャケットRC500のレビュー記事
ジャケットの機能等については以前書いた下記事を参考に。
着用時期
着用時期は、気温が下がりきった2023年1月から2月の間。
特に最高気温が5℃前後の予報が出ている日に使うようにしていた。
寒い時期なのでインナーウェアには、
ファイントラックのドライレイヤーを着用し、
その上から、おたふくインナー
もしくはモンベルスーパーメリノウールM.W.中厚手を着用していた。
使用感
使いやすい気温
だいたい上記のインナーとの組み合わせて着用すると、だいたい5℃以下であるとちょうど良いように感じる。
平坦登り下りとも同じ印象で、ジャケット内の温度調整は胸や脇のジッパーの開け閉めで可能。
ジッパーの使い心地
ベンチレーションジッパーが採用されているのでこのジャケットを購入したが、ジッパーの動きは滑らかで引っかかりを感じないのでグローブ着用のままで使いやすい。
採用されているジッパーはYKK。ではなくSBS。
あまりジッパーのメーカーに注目したことは無かった。
保温性
重量(Sサイズで600g)のあるジャケットで防風性は高い。
が防風性は高くても熱伝導でインナー側へ冷たさが伝わってくる。
またこのウェアに限ったことではないが、フロントジッパーから若干の冷気を感じる。
寒さの厳しいシーンでは気になってくる。
0度以上では問題ないが、ダウンヒルであったり気温が寒かったりすると、ミッドレイヤーやウィンドブレーカー、レインジャケットを着用する等の対応が必要。
真冬にこのジャケット一枚でどこでも行けるという感じではない。
蒸れ
ベンチレーションは、フロントジッパーと脇の下のベンチレーションジッパーの計3か所設けられており、そこで調整が可能。
暑くなりそうであればジッパーを開け、それ以外では閉めておく。
なので体幹部分の蒸れは感じずに快適。
しかし腕の部分にはベンチレーション機能は無く、透湿メンブレンの通気性頼りとなる。
上腕や前腕部分は湿気を感じるシーンがあるし、手首のリブ部分は防風性を高める為の2重構造(一部メッシュは採用されているが)になっている影響でグローブとも重なりやすく、そこは汗溜まりで濡れてしまうことが多かった。
ポケットの使い心地
背面ポケットは4区画に分かれていて、右中央のポケットが最も大きい。
携帯しているウィンドブレーカー代わりのレインジャケット(モンベル トレントフライヤージャケット)を収納できて重宝した。
個人的にはジャケットポケットに大量の荷物を入れるのは好きではないが、バッグを使わないのであればこの大容量ポケットは役に立つと思う。
他には、ジッパー付き背面ポケットには貴重品を、ジッパー付き胸ポケットにはスマホを収納するのに便利。
重量
Sサイズで600gとサイクルジャケットとしては重量級と思われる。
着用感としては重量の影響は実用上問題ないように思うが、長距離ライドになればなるほど影響は出てきそう。
自分は200km未満のライドにのみ使用した。
付属のネックウォーマー
このジャケットにはなぜかネックウォーマーが付属しているが、一度も使用していない。
ライド前に取り外してそれきり。
ネックウォーマーを持っていない人にはありがたいかもしれないが、多くの人には不用品となるのではなかろうか・・・。
カラー
今回購入した色は、ブラック。
確か製品としては2色展開で、ネイビーとブラックが販売されていて、自分が購入する際にはブラックしか残っていなかった。
ジャケットがブラックで、持っているサイクルパンツもブラック。
全身黒ずくめになってしまう。
シックなカラーも良いんだけど、安全を考慮するともう少し明るい色の方が良いかもしれない。
まとめ
5℃以下、0度前後であれば快適なデカトロン製サイクルジャケット。
1万円以下で購入できるサイクルジャケットとしては有能と思われる。
使用してみて、自分としてはやはりベンチレーションジッパーがありがたい。
あといくつかの不満点は許容範囲なので、来季も使い続けられそうな気がする。
コメント