参加の動機
門川彩雷さん、masa102さん、まんきぃさんとのフレッシュ走行練習をするための出走予定を立てた。
ところが、彩さんは日程合わずで出走できず、masaさんは直前の体調不良にてDNS、ということでまんきぃさんとのペア走行になった。
まんきぃさんとはご一緒に走るのは今回が2度目で、ペア走行は初めてだった。
コース
このブルベは震災メモリアルブルベです。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から29年。
オダックス近畿より引用
多くの方が犠牲になったこの震災を忘れず、またその教訓を伝えるために設置されたモニュメントなどが阪神・淡路間のエリアに多く点在します。
これらの一部をつなぎ、広大なエリアを体感しつつ震災の記憶をたどるブルベです。
スタート地点は神戸港ウォーターフロントのメリケンパーク。
そこから神戸の海岸線を西へ進み、明石港からジェノバライン(明石と淡路島との渡船)で淡路の岩屋港へ。
淡路島内の震災伝承ポイントを巡りながら100km走り、再び岩屋港から明石へ。
明石から六甲山を一周する形で伊丹市の伝承ポイントを見て、神戸へ帰還するルート。
スタート前
スタート地点(神戸港)への移動は自動車デポと迷ったが、睡眠時間を確保するため時間のかからない自走で向かうことにした。引き換えに、ゴール後自宅までは山を登って帰らなければならない。
前日23時頃に就寝し3時起床4時発。ブリーフィング前にスタート地点へ到着し、まんきぃさんと無事合流できた。
1月の時期としては普通な気温だが、スタート時刻の5時は2度程で結構冷え込む。
ウェアは、日中気温が10℃近辺まで上がる晴れ予報なので、レイヤリングで温度調整をすることにして、上はいつものパタゴニアジャケット2枚(これとこれ)、下はモンベルのメリノウールタイツM.W.とペダリングパンツ。
スタート前少し時間があったため自転車で1分の距離にある神戸港震災メモリアルパークへ立ち寄ってみた。
以前来た事がある場所で、この壁の裏に震災後の被害状況や復興の様子が分かる写真が掲示されているが、しっかりと見るには明るい時間に来た方が良さそうだった。
スタートから明石の船着き場まで
まずは、淡路島への渡船ジェノバラインへ乗船することが第一目標。
5時スタートでジェノバラインまでは22km程、乗船するために出航6:30の10分前到着が目安。
距離/時間的に余裕があり、ブリーフィングでも余裕だろうという案内だった。
寒い未明の中、フォトチェックのノエビアスタジアム神戸を通過。
早朝のこの時間帯は苦手なのか、頭がぼーっとして元気が出ない。考えてみると朝食が少なかったのも原因だと思う。時間が少なくあまり食べられなかった。
気温が低く手や足の感覚が無くなっていたが、日中の気温上昇を信じていた。
ペースはあまり上げずゆっくりと進み、次のフォトチェックへ。
ジェノバライン明石港のすぐ手前にある、大蔵海岸公園の【モニュメント 「明日」】。
暗闇のモニュメント捜索は、知ってそうな参加者へついていった。
撮影する角度が悪い・・・
こちらからの角度の方が全貌が掴みやすい。
フォトチェックを済ませて安心し、まんきぃさんと相談していた明石港手前のコンビニへ寄ろうかとしていたところ、すでに6:10を過ぎており出航時間が迫っていることに気づく。
コンビニは諦めて乗船場へ。
いつもの船乗り場と言っているのは、この先月(2023年12月)にあったプライベートきっつい淡路島ライドの記憶が新しかったからだった。
乗船時間は10分少々。コンビニで朝ごはんが買えなかったことを悔やみながら、補給とトイレに時間を使う。
止まっていると冷えて脱げなかったが、防風着代わりのレインジャケットを乗船中脱いでおくべきだったことに気が付いたのはリスタート直後だった。
淡路島伝承ポイント巡り100kmライド
下船しすぐにリスタート。7時前スタートで淡路島を100km走行し、再びジェノバラインへ乗船する。
明石へ戻る便は時刻的に1時間に1本ペースで、狙いを12:00発便にしたい(それを逃すと13:00発となり、アップダウンと市街地が多い後半80kmを5時間で走らなければならない)。
平坦区間の100kmなので5時間弱の走行は可能だろうと思っていた。
冷え込む淡路島東海岸を南進すると、小型漁船が同じペースで海上を進んでいた。自転車と漁船は同じ速度なのだなぁと思いつつ走る。
寒いながら晴天で気持ちよく進めるが、割とすぐに暑さを感じながらもあまり時間に余裕がないので、ウェアの前側を開けて温度調整をして厚着のまま走る。
まんきぃさんとジェノバライン帰船時刻の相談をしながら、速い参加者の後ろを借りてできるだけペース維持を。
勝手知ったる淡路島東岸沿岸路を南端まで走ってきたけれど、フォトチェックへの道は初めてだった。
上りを進むとこんな未舗装路が100mだけ残っている。
なぜここだけ残してあるのか・・・?と話しながら進むと、下り区間の舗装路を横切るグレーチングの無い溝にヒヤッとした。
すぐ先の、フォトチェック 【日時計「時のしらべ」】に到着。
マイナーポイントに思えるが、整備が行き届いている。
海も眺められるし天候も良い。気持ちの良いところだった。
ここでは、補給と上ウェアの調整をする。
レインジャケットを脱ぐと中のジャケットが汗ばんでいたが、インナーにはファイントラックのドライレイヤー(長袖)の上にモンベルのジオラインM.W.の重ね着で、汗冷えを感じることはなかった。
2時間で50km程進めたので帰りの12:00便には間に合いそうで、20分程折り返しルートを戻ったあたりで6時スタートの参加者とスライドし速い人が多いと話していた。
まんきぃさんへ次のコンビニPCでしっかりとごはんが食べたいことをお伝えする。お腹が空き気味で力が出にくい。
9:45頃にPC1ローソン津名町志筑店(89km/淡路島内67km)に到着。
時間が無いので急いで
- 下ウールアンダーを脱ぐ
- お尻ケア
- ジャケットなどのウェアの整理
- ごはん(おにぎり2個とお味噌汁)を食べる
- 補給食の整理
の作業をこなし20分でリスタートした(ブルベは忙しい)。
200kmブルベながら、震災モニュメントオリエンテーリングでフォトチェック多めである。
淡路島東海岸から西海岸へ渡る途中で、フォトチェック 【モニュメント「め」】に到着。
住宅街の中にある一見カーブミラーに見えるモニュメントである。
次は淡路島西海岸を北進し、富島の炭焼き穴子を尻目に・・・
【フォトチェック モニュメント「神戸の壁」】の裏側に到着。
壁の表側は震災記念公園 野島断層保存館へ入館すると見れるようで、個人的には野島断層を見てみたい気がしている。
淡路島西海岸を走るとこの辺りはすっかり観光地化していて同じような飲食店が並んでいる(唐揚げに心惹かれていた・・・)。
島の北端に着く手前で一枚写真をパシャリ。
明石海峡大橋の遠景と、さらに奥に見えるのは旗振山か鉄拐山(てっかいさん)かそのあたりだろうか。
この辺りですごく速い参加者に抜かれた(あとで船着き場で話を聞いたところ6時スタートの参加者だった)。
ジェノバライン岩屋港の船着き場手前のコンビニへ立ち寄った時刻が11:20で、そこで明石行き12:00便の一本前が11:20だとまんきぃさんに教えていただいたので、あと15分早く着けばもう一本先の便に乗れたかもしれなかった。
船着き場では6時スタートの参加者が他にもおられた。あのペースで走れば100kmを3時間半でこなせるのか・・・
乗船前に少し時間があったので補給を摂りながらしばしまったりと。
明石から伊丹市の伝承ポイントへ、そして神戸へ帰還
明石に到着後、残りは80km程でリミットが18:30なので6時間余りあるため、時間的な余裕はありそうだが、ここからはなだらかな登りを越えた先が市街地走行。ペースが読めないので油断はできなかった。
明石駅からリスタートし、信号待ちで太いタイヤを履いたフラットバーの自転車の方と遭遇。何の自転車だろう??と思っていたが、この先でお話をしたところチタンフレームマウンテンバイク(おそらく26インチ)だった。マウンテンバイクでブルベを走るのは【1200kmの練習の為】とのこと。しかもこの方は6時スタートなのでチョッパヤである。
明石から宝塚までの区間は自宅周辺であり割と良く走るルートで自動車の通行が多いことは知っている。
明石から一時間ほどで、PC2ローソン神戸山田町坂本に到着。
携帯していたおにぎり2つを食べて、おにぎり2つを補充する。
ここでも写真をパシャリ。
よくマウンテンバイクで走る山が晴天に縁取っている。
有馬温泉を越えた船坂町辺りまではアップダウンが続き、ペースが重なった参加者の方と3人で走った。
宝塚市まで山を下りコンビニ通過チェックを済ませ、隣接伊丹市の昆陽池公園でフォトチェック【モニュメント「あなたの思いを灯してください」】に到着。
写真撮影を済ませているとなんとフレッシュチームのmasaさんが応援に来てくださった。体調の良くない中ありがとうございました。
ここからは車通りの非常に多いR171、R43を進み神戸へ帰還する。
この道中で上記のチタンフレームマウンテンバイクの方と3人でお話をしながら楽しく走れた。
ゴール受付にて物議をかもしているデザインの新メダルをゲット。
そのあとは、通勤でもブルベでもないのにいつもの山道を走って帰りました。
まとめ
フレッシュ練習走行として参加したが、2度のジェノバライン乗船時間・山上り・市街地走行があり、時間の予測が立てにくく忙しい時間帯の長いブルベになった。
震災関係では、淡路島から宝塚まで震災メモリアルモニュメントがいくつも設置され震災後29年が経った今も整備が入り大切にされていることを初めて知った。
ペアでの走行練習をすることで課題が浮き彫りになったので、フレッシュ本番では修正して走れたら良いと思っている。
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