動機
神戸のきっついブルベの中でも難易度が高いと思う明石⇔淡路島往復乗船ありの300kmブルベ。
過去に一度参加したが脚を痛めてDNFとなったきりその後は参加できていなかった。
今年はこのブルベ完走も目標にしている。
コース
神戸発、明石からジェノバラインへ乗船し淡路島へ渡る。淡路島では激坂揃いの山岳コースを200km走って、ジェノバラインで明石へ戻る。そのあと神戸近辺をぐるっと反時計回りに走ってきっついブルベ定番六甲山頂へタッチして神戸市街地ゴール。
ただでさえ激坂山岳コースで大変なのに、このコースの難易度をさらに爆上げしているのが、ジェノバライン乗船。乗船中の時間は13分と短いが、土日祝日ダイヤは一時間に多くて2本、ほぼ40分間隔だ。乗船10分前には乗船が始まるのでダイヤを把握した行動が必要になる。
準備
当日の気温は17-23℃、天候は午前中雨。
ウェアは、モンベルジオラインL.W.Tシャツに夏用ジャージを着用し、寒い&雨降りの時間帯のためにアームカバーを着用した。
雨天予報なので、レインウェアフルセットをオルトリーブサドルバッグLに収納。レインウェアは水を吸うとかさばるので余裕のあるバッグに収納することにした。
補給食は最近定番となっているキャメルバック製トレランベストに収納する。
いつもながら簡易キューシートを作製したが、今回は特別にジェノバラインダイヤを記入したものを携行した。
作戦
ジェノバライン乗船の作戦は、行きは明石港発6:30乗船し、6:45から淡路島を走り始める。
その後は、プランA/Bを想定。
プランA:淡路島を12時間以内に走って18:40岩屋港発ジェノバラインに乗船し、6時間30分かけて最後の88km(六甲山含む)を走る。こちらはトラブルがなければほぼ勝ち確定。
プランB:淡路島を12時間半以内に走って19:20岩屋港発に乗船し、5時間50分かけてラスト88kmを走る。ラスト88kmを走り切れるかが怪しい。
過去に一度淡路監獄ルートを試走したことがあって、その時は12時間以内に走ることができていた。
基本はプランAで走る。
当日スタートまで
神戸のノエビアスタジアムを5:30スタート。
雨天が確定したブルベの朝は憂鬱なもので、3:45起床直後出発するか迷い、身支度前の歯磨きをする時も行動を先に進めるのに抵抗があった。何が憂鬱なのか分析すると単なる不安だったので、目の前のやることを一つずつこなし自宅出発までこぎ着けた。
普通のブルベならDNSしていただろうが、これは目標ブルベの一つ。DNSして昼間家でゴロゴロしている自分を想像すると、きっと後悔しているだろうと思った。
スタート付近のコインパーキングまで車移動。
その時点で既に雨が降っている。
スタート受付には10名ほどの参加者がブリーフィング待ちだった。2本のブルベ(甲と乙)をダブル開催&同時刻スタートで、私が出走する甲の参加者は4名。これほどの小規模ブルベは珍しく、少人数は気楽だしチーム感が出て楽しくなる。
雨天スタートと嵐の淡路島

ブリーフィング&検車を終えて出発。主催は甲の参加者を先に検車して乗船時刻に間に合うよう配慮してくださった。感謝です。
過去の走行データから、スタート地点から明石ジェノバライン乗船所までは40分ほどで到着する見込み。
始発が6:30なので余裕をもって到着できるはず。スタート後4名ともほぼ同じペースで走る。
すでに雨は降っていて、一時的に止んだがすぐにまた降り出した。
PC1ジェノバライン(明石港)に6:09到着。今回は43分で到着した。

乗船待ちの6:30までしばしの歓談。ハレバレさん、スコット乗りの方、ブリヂストン乗りの方、の4名だ。
ここまで雨天で、午後からは晴れ予報。今のところ天候は最悪でここからは好転するだろうと気楽に考えていた。乗船中はしっかり補給を摂り、ここからの時短に努める。

約13分後、岩屋港(淡路島)へ到着。
下船すると悪天候に愕然。神戸~明石間よりも雨量が多く風が強い。
一瞬思考が止まったが、行くしかないのであきらめて進む。目標は淡路島内を12時間以内で走って復路の乗船時刻18:40岩屋港発を目指すプランAだ。
初めの10km区間は海岸線の平坦。風雨に打ち付けられる。
4人ともマイペースに、列車になることはなくバラバラで走る。平坦区間を終えて上り区間でさっそく殿を務めることになった。
海岸線を離れ山際を上っていると風は収まってくるが、尾根筋、稜線へ上がると風が強く吹く。
雨量もまぁまぁそこそこ降った状態で一つ目の激坂、常隆寺へ。この坂で先行3名とすれ違う。坂が急すぎてうまくトラクションをかけないと後輪が滑って前に進まない。一度足つき、気合を入れなおしてリトライ。何とか上りきった。
8:10通過チェック①常隆寺へ到着(2:45、39km)。

普段ならここで補給を一口摂るが、雨で補給が摂りにくい。そのまま下りに入り降り続く雨の中淡路島の山際の村をつなぐ道を進む。
途中、五斗長(ごっさ)という印象的な地名の村を通過する。
その先のいつもミスコースをする分岐で今回もミスコース。
次の通過チェック、摩耶山へ向かう道でミスコースしかかっているとき、折り返しで降りてこられたスコット乗りの方に案内と激励を受ける。
激坂区間に入ると後輪がスリップする。止まらないようにリカバリーするのが地味に体力を消耗する。なんとか足つき無しで上りきる。ここでも先行他2名とすれ違う。
9:08通過チェック②鷲峰寺へ到着(3:45、53.3km)

ここまで雨天が続いて走行中の補給が出来ていなかったので、ベンチをお借りして補給とトイレ休憩をする。しっかり休憩した記憶だが記録によると5分間。
ここからしばらく狭路の下り坂を慎重に走る。水たまりだらけで見えない穴の罠がある悪路でハレバレさんより先を進むことになる。
県道に出て市街地を自動車と一緒に走る道がしばらく続く。
まぁまぁな雨に打たれ続けていてレインウェアの隙間から濡れた水がウェア全体にしみこんで、完全に浸水状態である。
ただ寒くはないし、お尻が濡れた状態なのが少々気持ち悪いだけで、走っている間の精神状態は【無】だった。
雨でペースが上がらないことから水分補給をする時間が惜しいというのもあって口を開けて大雨を少しでも補給しようとしていた。
五色町鮎原塔下の峠(塔下が峠の意のようだ)を越えて洲本市街地へ出る。
元々の予定では洲本のローソン(79km地点)で補給をする予定だったが、感覚的に時間に余裕がないことがなんとなく分かっていた(キューシートで確認する余裕もなかった)ので、ここはパス。後ろから追い着いて来られたハレバレさんはここでコンビニへ入って行かれた。
ただ、ボトルの水が不安だったので自販機で購入しリスタート。
この先は上りが始まる。
後ろからブリヂストン乗りの方が追い付いて来られるが、抜こうとはされず後ろでゆっくり走っておられる。こちらも時間はないとはわかっていながらペースを上げようという気にもならず、淡々と上っている。
好天の淡路島へ好転
濡れた激坂をうまく走るコツがつかめたようで、足つき無しでピークの通過チェック③松尾山 感応寺へ到着(86.4km、6:00)。

ようやく雨が止んだ感じ。もう嵐は来ないだろう。

先ほどのコンビニをスルーしたのでここでも補給をしっかり摂ることにして小休憩(7分間)。
その間にブリヂストンの方は先へ進まれた。こちらも立ち上がって濡れた激坂を気を付けて下る。
しばらく狭い道が続き、坂を下りきると川沿を走って播磨灘側へ出る。
雨が止んだり降ったりするのでレインジャケットのフードをかぶったり脱いだり忙しかったが、晴れ間が広く見えてくるので乾いたレインパンツを脱ぐことにした。その間にハレバレさんが先行される。
しばらく進むと青空と海がきれいな景色を見せてくれた。



海沿いの阿那賀公園でレインジャケットを脱いで、早く足が乾燥するよう靴下を絞って、補給を摂る。
ここからはプチヒルクライム区間を越えて鳴門海峡方面へ。この辺りでハレバレさんとスライド。

13:00 通過チェック④道の駅うずしおへ到着(7:40、116km)。

やはりなんとなく時間が押している感覚はあったが、この先の中ボス柏原山を越えるまで補給無し区間が続くので、予定していたローソン 南あわじ福良口(125km)へ立ち寄る。

大盛ミートソースと淡路島コーヒーを摂って、おにぎり二つとウィンナーを携行食にする。
すべて準備が終わってから簡易キューシートで確認をしてみると、このコンビニを13:15発、というのが予定で、現時刻は13:45だった。30分遅れなので、ここからは極力ペースを上げることにする。レインウェアを脱いで身軽になっているから走りやすい。
立ち寄りたくなる世界一コーラを横目に通過する。ここのイラスト更新を楽しみにしているのだった。
眼前の沼島を眺めながらダウンヒルして灘へ。

灘黒岩水仙郷のあたりでサーフィンを楽しむ人たちが大勢いた。うまく波に乗れていて楽しそうだ。

先を見ると道が霧に覆われているように見えた。

さらに近づいくと、どうやら波がミスト状に吹き付けているようだ。通過する際は涼しかった。

通過した後振り返ってみると霧は山壁高くまで上がっている。

ヒルクライム区間に入ってアワイチでおなじみのナゾパラ。

少し進むと立川平家村民俗資料館を発見。そんなに新しくもないが目に入ったのが今回初めてだった。謎パラ系列なのだろうか・・・現在はどちらも閉館。

魔境柏原山で熱中症に・・・
アップダウンを越えて淡路監獄のボス、魔境柏原山。

写真では伝わらないが、上り口は壁感だ。

路面は予想通りまぁまぁ荒れている。

ちょっと急ぎ目で、しかしペースを上げすぎてラスボス六甲山を上れなくなっては困るので、そこそこに抑えて走る。
展望台(Alt200m)から海を眺めるも、この低さでうっすら雲の中である。

柏原山を上ったのは今回で3度目。何度来てもしんどい坂道だ。Alt500mほどの低山なのに、斜度がだいたい10%前後、もっときついところが何度も現れ上ったかと思えば下る、という感じの林道にありがちな終わらないアップダウンが永久に続くような感覚。それでも徐々に標高を上げていく。

時間のない中、殿務めで精神的に焦っていた。どこかでハレバレさんに追いつく。自分ひとりがこのペースじゃないとわかって、心の底から安心した。

休憩もなしに走っていると、
なんだか力が出ない、力を出そうとすると寒気がする、だんだん頭痛が・・・ハンガーノック??全身の力が入らない・・・おしっこ漏れそう・・・意識朦朧・・・
となってピーク手前の激坂途中で自転車を放り出して休憩。

謎の疲労困憊でDNFが頭をよぎった。こんなに体が弱っている??
不調の時にはまず補給、と思いピークで食べるはずだったおにぎり、ナッツバーを口に放り込む。
ちょっとずつ冷静になり、これはハンガーノックじゃなくて、熱中症では??
と判断し、アームカバーとヘルメット、ヘッドバンドを脱いでみると少し楽になる。熱中症っぽいな。と思いアームカバーはなしでリスタート。走り始めるとまだしんどさを感じるので、ジャージも脱いでインナー+安全ベストで走ると気持ちよい。
これで走れる、という感じになって快調に戻る。これで15分ほど休憩をした。
どうやら気温はそれほど高くないが湿度が高く放熱できていなかったのが熱中症の原因のようだ。
ダイヤを勘違いしたロングスパート
16:30、通過チェック⑤柏原山北展望台へ到着(163km,11:00)。

予定では15:30に到着だったのだが1時間遅れ・・・さらに遅れが広がっている。
ここで帰りの船(ジェノバライン)の乗船時刻を18:50だと勘違いし始める。実際は18:40。
ここから50kmを2時間10分で走れば間に合う計算(だと勘違い)し、最後にヒルクライム区間があるもののダウンヒルと平坦区間が多いので行けるのではないか、と考えた。
ここからしばらくはロングスパートで頑張ることにする。
下り始めに柏原山山群の隣の尾根筋が雲海に包まれていたのをパシャリ。

快適な下り途中でハレバレさんに追いついて先行する。
下りきっていつもお世話になるチェリオの自動販売機でスポドリを一本飲み干して、水をボトルへ補充する。
ここからは淡路島東岸のR28を北進し岩屋を目指す。R28はまぁまぁ自動車が多いが路肩が広い区間もあり、それほど走りにくさは感じない。また平坦ラスト区間に信号のない旧街道を引いてくださっている主催には温情を感じた。
予定では平坦区間最後のローソン 淡路久留麻店で乗船中の補給食を確保することにしていたが、時間がないので自販機でコカ・コーラを一本補給して上りに備えた。
チェリオ休憩から1時間15分(28km)で淡路島ラストの登り口へ到着。この時点で18:10。
上り切った通過チェックから船着き場までは確か15分かかる。18:50乗船には最低でも18:30には上り切らなければいけないと考え(違いし)て、頑張って走ることにする。
このライドで一番頑張った区間かもしれない名もなき激坂を走って、18:31通過チェック⑥原健三郎 銅像へ到着。ささっと写真撮影を済ませる。

18:50乗船(ではないのだが)には本来10分前に自転車を載せ始めるので、間に合わないことがほぼ確定しているが、もしかすると乗せてもらえるかも、という淡い期待を胸に下りを走る。
18:45岩屋港へ到着して船着き場を見ると、船が無い!!
途中うすうす乗船時刻の記憶があやふやかもと思っていたが、ここで確信したw・・・5分前に出船済だったのだ。
ともあれ忘れずに通過チェックの証跡写真を撮影する。

次のフェリーは19:20。それまでに補給を買って船で食べることにする。片道5分の距離にコンビニがあるのでそこへ行き食料確保。
船着き場に戻るとハレバレさんとブリヂストンの方がおられた。スコット乗りの方は速かったのでおそらくもう一本先のに乗られたのだろう。
乗船中は、柏原山から頑張って走った謎の満足感に包まれながらコンビニ牛丼を食して本土決戦に臨む。
明石港からゴールまでの本土決戦は、88km2000mUP。19:35発ゴールPCは翌1:30締。約6時間で走れれば良いので行けるはず。
余裕ムーブの本土決戦、結果ギリギリに
明石港からは夜間ライド。
序盤交通量の多い区間はブリヂストンの方と同じペースで前を走るが、おそらくあちらの方が早いはず、と思い気にせず先に行かれても良いことをお伝えするとビューっとペースが上がって次第に見えなくなった。
登り基調で神戸市北区へ入る。
なんとなく水分不足な感じがして20:30セブンイレブン神戸見津が丘3丁目店でポカリスエットを購入。ポカリスエットが美味しい。
峠を越えて衝原湖(吞吐ダム)のほとりを自動車と一緒に走り、21:02通過チェック⑦広野ゴルフ倶楽部へ到着(239km、15:36)。

御坂東から淡河方面へ上りに入る。
昼間雨に降られたせいでチェーンのひどい異音が気になっていた。ラストの六甲山でチェーントラブルでも起こせば面倒なので、何か良い方法はないかと考える。
今日はなぜだかプロテクトJ1等スキンケアグッズを携帯せずに来てしまい、雨の影響で濡れたお尻がひどく痛んでいた。
さすがにコンビニにプロテクトJ1は置いていないだろうから、ニベアクリームを買ってお尻とチェーンのケアをすることにした。
ローソン淡河町淡河店へ立ち寄り、購入したニベアクリームをお尻とチェーンに塗る。
結果お尻は長持ちしないものの一時的に楽になり、チェーンの異音はほぼ解消された。チェーンワックスは使ったことが無いが、こういう感じなのだろうなと思った。
おにぎりを食べていると逆方向にブルベスタイルの自転車乗りが数名走っていく。乙の参加者だ。あちらはゴール目前のラストランのはず。
21:40を過ぎており、ゴールまであと4時間を切っている。この時点でそんなに焦ってもおらずまぁ大丈夫だろうと思っていた。
リスタートして有馬温泉方面へ緩やかな坂を上り続ける。
時刻的にラストコンビニになるであろうローソン神戸有野町唐櫃店(47km)で六甲山用のおにぎりとアクエリアスを購入する。時刻は早くも22:30。下船から3時間弱経過している、ということは残り3時間。あら少しまずいかも、と急ぎの気持ちが生まれる。
有馬温泉手前のカタ越峠で、通過チェック⑧有馬グランド温泉 看板、を撮影。

有馬温泉でお風呂に入りたいなぁと思いながらそのまま船坂の方へ。
船坂に到着したのは23:00ジャストだった。ここから盤滝峠道(ハニー坂)を越えて東六甲を上る。
予定では船坂を23:00を過ぎて通過すると認定が危ういだろう、と思っていたので危機感が増す。
盤滝峠道に入りいつもの激坂ハニー坂をひいこら上る。疲労感は4月の200GPよりも軽く、そんなに追い込まれた感じはしない。普通にしんどい程度で済んでいる。
深夜の盤滝峠道は車好きのたまり場になっていて、そこに警察パトロールが来て解散を促したのだろう。パトカーに追い払われた車がスピードを出して横を走るのでひやひやする。
東六甲への合流地点でおにぎりを補給して進む。ここを走る際も脚の疲労感は変わらず、200GPの時と比べてだいぶ余裕がある。今回、淡路島ラストの激坂以外は脚を追い込んで走っていないし、補給をマメに摂っているからだろうか。
東六甲は標高を上げると霧が立ち込める。視界は20m程。
警察官や道路管理業者が倒木撤去作業をしていた。おそらく日中の嵐で木が倒れたのだろう。
宝殿I.C.・六甲越をパスし、通過チェック⑨一軒茶屋 看板をパシャリ。

濃霧で視界不良。時刻は0:17。ゴールリミットまで残り73分。ここからダウンヒル24km。再度山ドライブウェイは一部上りがあるが知れている。
確実に間に合うはず。普段なら。
レインジャケットを着用してずぶ濡れにならないよう準備してリスタート。
リスタートしてすぐわかるが、東六甲よりも西六甲の方が霧が濃い。
2023年の600VTを思い出したが、六甲最高峰より西の尾根は濃霧が発生しやすいようだ。
視界は10m以下、ひどい所では3m程。白線は見えないのでセンターライン(橙色)を頼りにして走ることになる。
慎重に西六甲を下っていると、後ろから2台の自動車が追い付いてくる。
これ僥倖、と車2台のテールランプを頼りに道を確認して走ることができる。車も濃霧であまりスピードは出せていないので、こちらにとっても丁度良かった。
残念ながら車2台は摩耶山方面へ行ってしまい、六甲山牧場から再度山ドライブウェイへはソロで下る。濃霧は標高を下げても大きく変わらず、いつもの通勤路、再度山ドライブウェイも濃霧に覆われている。
西六甲から再度山ドライブウェイまで全て知っているなじみの道なのだが、自分がどこを走っているのかわからなくなる程度に視界はゼロ感覚。eTrex30xで道の形状を確認し記憶と照らし合わせて慎重に下った。
ペースを上げるチャンスと言えば上り返しの区間のみ、なのでそこは立ち漕ぎで急いで進む。
時間がかかっていることは分かっているが時計はあえて見ない。見る余裕もないし、見たとしても下りは安全に登りは急ぐ、という行動は変わらないので意味がない。パンクや落車をすると確実にタイムオーバー。
Alt150m程まで下るとようやく霧が薄まってきた。
再度山ドライブウェイの下へ到達すると通勤では普段あまり見ない、高層ビルの上層に雲がかかっている異様な風景だった。
そのままゴールPCのローソン山本通4丁目店へ到着。ほっと一息して、時計を見ると1:27(リミット3分前)。
やばっ!となり、急いでレシートを取得。

ギリギリセーフである。
ゴール受付は2時まで、なのだがそこまで10km程、信号峠もあり2時を過ぎてしまったが、主催とスコット乗りの方お二人がおられ、無事認定となった。
まとめ
ジェノバライン乗船時刻・激坂に加えて、嵐・熱中症・濃霧と難易度爆上げブルベの300GPだったが、何とかギリギリセーフでゴールが出来てよかった。
あまり急いで走らなくなっているのと時間を細かく見ていないので色んなところでギリギリになっている感じはする。
これで今年の目標ブルベは、2本認定完走となった。
この先も目標ブルベはあるが、どうなることやら。
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