人生で初めての600kmにチャレンジしてきた話
準備
今年に入りブルべでは1月に300km、
4月にフレッシュへ参加し400kmを走った。
ここまでで自分が不調に陥る場面は補給不足のケースがほとんどなので、今回は補給を切らさないことを念頭にすこーし計画を立てた。
具体的にはそれぞれ峠の手前のラスト補給地点を確認してGPSでアラートをかけることにした。
初600kmなので宿泊のことも頭をよぎったが、プランニングが苦手な自分は出走・DNS・DNFのケースによっての対応が分かれるホテル予約やドロップバッグは今回無しにして、疲れたら途中で仮眠を取るという方針で決定。
フォトチェック(413km地点)に無料露天温泉(湯村温泉の砂湯)が設定されているので、そこでいったんリフレッシュし、できるならついでに仮眠を取ろうという算段も組み込んでいた。
なので装備的には200km-400km走行時とそれほど変わらない感じになり、

- ダブルボトル(水)
- オルトリーブサドルバッグL(レインウェア一式、携帯工具、チューブ2本、輪行袋、圧縮タオル、アルミシート、予備GPS、乾電池、スマホ充電用USBケーブル+ACアダプター 等)
- フロントバッグ(携行食)
- ウェストバッグ(キューシート 等)
とシンプル構成になった。
スマホの給電が心配だったけれど、スマホをできるだけ使わない&必要時はOlightのRN800から充電をするということで、モバブーはもたずUSBケーブル+ACアダプターを携帯した。
また3日間程前からカフェインレス生活を送り、走行時のカフェインブーストを期待した。
コース

地元神戸市の隣接市、明石市がスタート・ゴール地点。
兵庫県→鳥取県→島根県→鳥取県→岡山県→兵庫県、と何回県境をまたぐのかと。600kmは恐ろしい。
スタート時刻は7/1の0時。
夜スタートの600kmは2回のナイトライドを越えることになる。コースプロファイル的には4度の山が含まれていて、いずれも最高勾配は10%未満。
スタート前
スタート前日の6/30は休暇をとり、スタートの6時間以上前からスタート地点近くの龍の湯(参加案内にも書かれていた)で入浴・食事・仮眠をすることにした。
入浴後食べた、だしカツカレー定食?。

唐辛子や油が多く含まれている食品を摂取すると12時間後くらいにお腹が緩くなるので、この辛くない優しいカレーは嬉しかった。
お腹が満たされたので2Fの休憩スペースへ移動し、寝るのによさげなほら穴的空間があったのでそこで投宿。2時間程ほら穴で寝付くよう粘ってみたが、全然寝れない。ほら穴は空気が溜まり自分の熱気でだんだん暑くなってくるし、蚊に狙い撃ちをされて数か所刺されてしまいかゆみとの闘いになってしまった。
諦めて普通のリクライニングシートに移り1時間程仮眠を取れた。
(あとでmasaさんに聞いたところ、もっと良い場所があった、ということだった・・・)
22時半ごろ起床し、出走前の食事をとるため近くのマクドナルドへよりダブルチーズバーガーセットを食べた。

スタート~一日目夜明け
天気予報では、コース上の50km-250km地点の雨予報であり結構な豪雨となる可能性もありDNSも頭に入れながらスタートを迎えた。
11:40ブリーフィング開始前に受付を済ませ、ブリーフィング後にフレッシュチームのmasaさんと合流。
スタート地点では小雨でレインウェアは不要な状況。

masaさん宿泊地点の350km地点までペアで走る予定にしていたので一緒にスタートする。
スタートししばらくは平坦区間の雨天ナイトライド。
結構良いペースで走る人たちの後ろを走っていたが、このペースだと最後まで持たない気がして列車から離れた。
服装は半袖ジャージ+レーパンにアームカバーを加えた春秋スタイル。
気温的には25度以下だったか多少濡れても気持ち良く走れていた。
masaさんとペアで走り、他のペアの方ともペースが重なったりしながら姫路城前を通過。

写真撮影したときは信号しか写っていないと思ってたが、姫路城天守閣がうっすら見える。
路面はずっと濡れているが小雨が続く状況のまま、47km地点のPC1ファミリーマート姫路打越店へ到着。

自分たちが到着して、早い人たちはすぐに出発という流れだった。
コンビニでおにぎり2つを補給している間、少しずつ雨量が増えてきた。
ここでレインウェア一式(ジャケット、パンツ、シューズカバー、グローブ)を着用し、リスタート。
夜間の雨天ということでレインジャケット着用後しばらくは暑さを感じなかったが、次第に暑さから不快感を感じるので前ジッパーは全開で走っていた。
PC1から北進し113km地点一つ目の山越え、戸倉峠(トンネル)を迎えるまで緩やかな登りが続く。
戸倉峠手前の最終コンビニで主催者様がおられ、少しお話をしながらお夜食(カルボナーラ)を食べてリスタート。
雨量はこれまで強かった区間があったが、この時点では少し収まっていて、この先30分後に再び強まるというお話を伺った。
登り区間では他参加者と抜きつ抜かれつ、という状況だが無理はせずマイペースに上る。
夜明けから正午
夜明け前、masaさんが眠気からペースが落ちる区間もあり、5時半ごろ自販機でカフェイン補給。
自分も少し眠気を感じていたのでコーラを飲んだ。

カフェインレス生活が効果あったのかこれで目が覚めた。
雨量はそれほど強まることなく明るくなった峠までの道を登る。

6時半ごろようやく戸倉峠(トンネル)に到達する。
Alt100からAlt700を40kmほどかけて上る道なのでここまで本当に長く感じた。

トンネルを抜けて下り区間に入り、フォトチェック1(121km地点)不動院岩屋堂に7時前に到着する。


本尊の不動明王は、弘法大師「空海」が33歳のときに彫刻したとされ(略)
不動院岩屋堂より引用
お大師さんとのご縁を感じまする。
これでブルべのお題のひとつ”お堂”の一つを回収する。
雨がほぼ収まっていたのでここでレインウェア一式を脱いだ。
できる範囲で補給を身体に入れてリスタートした。
が靴下がぬれて不快だったので、近くの道の駅若桜 桜ん坊に立ち寄り足元やお尻周りのケアをした。

この辺りは八東川→千代川沿いの下り基調で走りやすい。

進むにつれて次第に交通量が出てくるとともに再び雨量が増してきた。
一気に雨量が増えてびしょ濡れになる手前でバス停に避難。
5分ほど雨宿りをしてリスタートしたが、雨量は強弱をつけて安定しない。
レインウェアを着用するか何度かmasaさんと相談するが着用無しで進むことになった。
走っていれば寒さを感じないしちょうど良い塩梅だった。
びしょ濡れになりながら、朝ごはんを食べたい、というという話になり165km地点ローソン・ポプラ鳥取布勢公園店で今話題のポプ弁(ロースかつ弁当)を食べた。(びしょ濡れの体にコンビニのクーラーは効いた・・・)

しっかり補給を取り2つ目の山越え、佐谷峠(192km地点、Alt500m程)へ向かう。
途中、湖山池を右手に望みながら進む。

この辺りから右膝に違和感を感じ始めた。
いつもの腸脛靭帯炎だ。
3/21のVT200に発症して以来4/08のフレッシュでは問題なく走れた為、なぜに3か月ぶりの再燃かと思いながら、まだ200kmまでも到達していない現時点で絶望感をもって進むしかなかった。
佐谷峠登り手前辺りで強い雨が始まったのでレインジャケットを着たが、すぐに止んで暑くなったのでまた脱いで腰に巻いて走ったりした。
佐谷峠を越えた先にフォトチェック2投入堂がある。
登り最中はmasaさんとは別行動をして、フォトチェックで膝の調子を見る時間を確保することにした。
途中でGiant乗りの方(あとで伺ったところ67歳!!)と出会い少し言葉を交わして先に行く。
登りはなぜかあまり膝が痛くないことに気づき割とペースを落とさずに走れる状態だった。
フォトチェック2投入堂(194km地点)に11時頃到着。

ここでも主催者様がおられ少しお話をする。
膝の痛みがあることをお伝えすると、雨で冷えたからではないか、とのこと。
確かに。寒くないからと言って雨ざらしで走ったからかもしれない。
肝心のフォトチェック投入堂は山の上の方にあるようで、この案内図から眺めても山は霧の中にある。
遥拝所(ようはいじょ)からも霧で覆われて見えないとのこと。
ここでお題の”お堂”の二つ目を回収。
スタッフ様からチェーンオイルを貸していただけた。雨の中走っていたからチェーン音が明らかに変わり感謝です。
正午から日没
佐谷峠を下った先でGiant乗りの方と合流し、そこから三人で走ることになった。
倉吉白壁土蔵群をコースに引いてあり、面白いなぁと思いながら走る。


この辺りで膝が違和感から痛みにはっきりと変わり、ペダリングするのが辛いと思うようになり始めた。
疲れもあったのだろう、ミスコースしかかってお二人に教えてもらうこともあったりした。
天気はどんより雲で先ほどまでのような強い雨にさらされることはなくなってきた。
白壁土蔵群の先で通過した北栄町は青山剛昌ゆかりの町らしく、名探偵コナンのモニュメント(だったか?)があちこちに置かれていた。(写真が無い)
自分にとって青山剛昌の一番なじみのある作品と言えばYAIBAなのだがあったのかな。
北栄町のコナンゾーンを過ぎれば、次はこのコース一番の山”大山”の登りが待っている。
その手前のローソン 北栄町妻波店で大山前のちょっと遅いお昼ご飯(豚生姜焼き弁当)にする。
靴下が乾いている感じがせずに足元の気持ち悪さが気になり、足を確認してみると完全にしわしわにふやけていて気持ちが悪いw
靴下は半乾きでも靴が濡れているので完全に乾くことは無さそうだ。
リスタート後、今回初めて日本海を拝んだ瞬間。

瀬戸内海側から日本海側に来た、という実感があって嬉しい。
masaさんが上る手前でカフェイン注入したいということで、大山前の自販機に立ち寄る(自分はTwitterで時々流れてくるアクエリアススパークリングを飲んだ)。
膝の痛みがますます強くなる中、大山の登りに入る。
どうやらゆっくり上るより普通にペースを保って上る方が膝の痛みは感じにくい様子なので、お二人よりも先に上っていくことにした。
立ち漕ぎだとほぼ痛くないし、坂の勾配が上がれば上がるほど痛くない。
(でもあんまり踏みすぎても痛みがさらに悪化しそうな予感はしていた)
大山の気候は完全にミスティだった。

Giant乗りの方が言われていた、日が差していたら日陰が無い中を登るので暑いからそれよりは良い、というのはその通りだと思った。道路沿いの樹高が低い。
草原地帯もあり風が吹いていた。

晴れていたらきれいな風景だったのだろうなぁ。

少し待つと霧が晴れる瞬間もあったりしたが基本ミスティ。

大山の登りは、10%弱の直線が延々と続く箇所が多くて、霧で先が見えない。
どこまで続くか検討付かない状況で、無限ループしているような気持ちになった。
先に進みAlt500を超えると樹高が高くなり変化を感じた。

変わらずミスティで先の風景は見えないw
15:45頃、フォトチェック3桝水展望散策路案内図(258km地点)に到着。ここでもう1つのお題”大山”を回収する。

50m程離れたところに水飲み場があったのでボトルに補給。

この辺りは晴れていたらとても風景がよろしいのでしょう。
下車して歩いてみると、膝が良い感じに痛くなっている。
歩くにも支障があるほどにな。(青山剛昌作風)
お二人を待つ間、公衆トイレに入ったり補給をしたりとしていたら、Giant乗りの方がフォトチェックをスルーして下り方面へ行ってしまった。声をかけたが気づかれなかったようで。
1分後くらいにmasaさんも来られて、状況を伝えると追いかけてくださった。
自転車から離れていた自分は、走れないし歩行に時間がかかるのでmasaさん任せになってしまって申し訳ないことでした。
Giant乗りの方はすぐ先の分岐路でなんとなく異常に気付かれたようで止まっていたところでmasaさんが追いついた?のか、無事フォトチェックを済まされてリスタート。
大山の下りはブリーフィングで注意喚起がされていた急こう配で、注意して下った。
(登りはあんなにしんどくて時間がかかるのに楽な下りはほんと一瞬なのは毎回毎回)
無事3人で下山し、次の目標地点は米子市を北進通過し境港市のフォトチェック4(296km地点、水木しげる記念館前のお好きな妖怪と写真を撮ってくる)だ。
日野川の堤防路を気持ちよく走り、というところだが膝の痛みがきつくなっている。大山の登りが効いた。
この後単独夜間ライドを迎えるにあたり、早い時間で痛み止めを手に入れたくなり、運よく見つけたルート沿いのドラッグストア(ウェルネス東福原店)へ立ち寄る。
濡れたレーパンでずっと走っている影響で、お尻の皮膚もあまりよろしい状態ではなく、保護の為にmasaさん情報でおススメ的なキズパワーパッド(の安価版)を購入し貼ってみた。
本命の膝痛に対してのロキソニンテープ(のジェネリック品)も購入し、パンが売っていたので補給も少しできた。
リスタートし市街地を抜けて走っていると、約50km差はあるソロの方(かなり早いはず)、その後ペアの方(同じく早い)とスライド。
フォトチェック4(296km地点、水木しげる記念館前のお好み妖怪像と写真を撮る)に到着。

この妖怪の名前は知らないのです。鬼太郎とか一反木綿とかぬりかべとか猫娘とか目玉のおやじとか鼠小僧とかなら分かるんだけど。次は一反木綿と出会えるといいなぁ。
リスタートし、鳥取県をいったん出て島根県の島根半島へ入る。
境水道大橋を越えればそこは島根県。

ここから美保関灯台までの道のりは比較的平坦で灯台ふもとから少し登る程度だった。
フォトチェック5美保関灯台(308km地点)の門は閉じられていた(営業時間終了)。

明るいが既に19時である。7/1なので日が長くなっているんだなぁ。
北の方角をパシャり。

この先に隠岐の島があるらしい。見えることはあるのだろうか。
日没~深夜~二日目夜明け
美保関灯台で軽く補給をしてリスタート。
ここでソロの方(ハイケイデンスの方)とスライドする(この方とは後のソロ区間でご一緒することになる)。
脚は疲れているし、膝・ふやけたお尻・ふやけた足の裏・手のひらが痛い、とまぁまぁ満身創痍なのだけれど、ここが折り返し地点というのがちょっと信じられない。
ペース配分的には12時間100kmなので、予定通りという良い感じだと思う。
ここまで眠気に襲われることは無く走れている。
あと40km程走ると、masaさんとGiant乗りの方とは別れてソロ走行区間に入る。
ちょっと寂しいような不安なような気持ちになる。
通過チェック 江の島大橋店(330km地点)20時頃到着。

ここで夕食(とんかつ弁当)を食べる。
既に夜時間なので今から眠気が出てくるだろう。
コカ・コーラでカフェイン注入しておく(15時間ぶり)、が後から考えるとこれは少し早かったかもしれない。
リスタートして、通称べたふみ坂(江島大橋)を越えると眼前にドラッグストアが現れる。
お尻に貼ったキズパワーパッド(の安物版)は既に折れ曲がってあまり機能していない感覚があるのでテーピングに貼り替えようと思い、ここでmasaさんとGiant乗りの方とはお別れをした。
お尻にテーピング(25mm幅)を貼ってリスタート。時刻は21時前になっている。
米子空港のライトが曇った夜空を照らしていた。
国道9号線付近まで南下するとお二人がおられた。眠気でペースが落ちていた(のか?)ようだ。
再度さよならをして、ちょっと走ると足裏(左母指球)の痛みがかなり気になり始めた。
対処法を考え、先ほど購入したテーピングを皮膚保護のために巻くことにした。
足裏を見てみるとふやけた皮膚が二重になっていてその部分が炎症を起こしている模様。
二重になった部分を伸ばすように貼るがうまくはいかない。
何度か貼りなおしてみると母指球にかかった荷重を小指側へ分散させることが(たまたま)できたような感覚になり、結果的に母指球の痛みが軽減できた。
少し進み大山との分岐も越えて初走行ゾーンへ久しぶりに入る。
日野川をさかのぼって最後の山、蒜山手前の補給をローソン 伯耆溝口店(367km地点)で摂る。
と言っても2時間前に夕食を食べたのでそんなにいっぱい食べることはしなかった(と思う、記録が無い)。
この辺りから少し眠気が出てきている。
この地点より11km先から蒜山の登りが始まった。
斜度は5%程と大したことは無いのに8km/h程しか出ていない。大山の時だったら12km/hは出ている。
脚の疲労もあったが、それよりも眠気のせいで強度を上げられない感覚で、身体が重くて踏めない。
どこで撮影したか、蒜山の上り途中。

蒜山の登り途中で日付は7/2を迎えていた。
結局蒜山の登り口からピーク(内海峠)まで1時間以上かかってしまった。
下りでもあまりペースを上げられないので、仮眠の予定(予定では413kmフォトチェック6
名泉砂湯の碑の辺り)を繰り上げて蒜山(395km地点)で休憩をすることにした。
良さげなベンチを見つけたので補給食を食べてアルミシートにくるまって横になった。
割とすぐに寝落ちできて、目を覚ました感覚では5分間程経ったかなという感じだったが、ログを見ると30分程休憩できていたようだ。
ちょっとすっきりしてリスタート、しようとして動き出すと膝が末期的に痛いw
登りを重ねるごとにひどくなる感じがする。
ここで痛みを我慢することを諦め、用意していたロキソニンテープ(のジェネリック品)を右膝に貼る。
気を取り直してリスタート。寝たとはいえ完全復活には程遠く頭はぼーっとしていて体にはあまり力が入らずペースは自然と落ちる。
膝の痛みはテープを貼用し10分程でほぼ消えたが、薬の効果が恐ろしすぎて痛みが消えてすぐに剥がした。
(痛みを完全に消してしまい走行を続けると、怪我をひどいものにさせると予想した)
下り基調の蒜山高原を進むと美保関灯台でスライドした参加者(ハイケイデンスの方)をお見掛けする。
少し休憩していると先に行かれたので、眠気覚ましの会話に付き合っていただこうと思い、話しかけて一緒に進む。
かなり消耗しておられる印象だったが、それはこちらも同じだろう。
5km程一緒に走り、3時頃フォトチェック6 名泉砂湯の碑(413km地点)に到着する。

予定では、ここ無料露天温泉(※注意 混浴)に入り休憩がてら仮眠を取るはずだった場所だ。
温泉に入ろうかどうか決めかねていたところ、運営スタッフの方がおられなんとタオル一式(バスタオル+フェイスタオル)を数量限定で貸し出しているという。
私たち二人の様子(無宿泊)を見たスタッフの方に「是非入って。」と促され、もともと入る予定では無かったハイケイデンスの方も一緒に入浴することになったw
ありがたくタオルセットをお借りし、自転車を入浴場のすぐそばまで寄せて入る。

露天温泉は川沿いにあり、男性が3名ほど居たかな。
簡素な脱衣場所(男女用とも温泉から丸見え)があり、入念なかけ湯をして一番下流のお湯に入ったw
程よいぬるま湯で5-10分程ゆっくりと浸かり、クリーム類で皮膚を保護した後、汚れたウェアを再装備した(この瞬間が一番悲しかった・・・)。
ログを見るとこの湯原温泉の砂湯付近に50分程ステイしていた。
スタッフの方にお礼を言いリスタート。
ハイケイデンスの方は先に着替えを済ませスタートしておられ、ここからはまたソロ走行になる。
温泉に入ろうか迷った理由の一つに、眠気が増すかも知れない、と考えていたことがある。
が実際ぬるま湯に浸かったたあとは眠気が消えてスッキリした状態で走ることができた。
体温上昇が眠気を消すのだろうか。
少し進んで4時頃セブンイレブン 湯原禾津店でお夜食(牛めし)を食べる。
ここから快調に進める、と思いきや体温が下がる?に連れて眠気が再燃してくる。
ペースダウンし50分後に5分休憩。
20分後に2分休憩。
30分後に2分休憩。
と休憩ばかりが重なっていく。
眠気パターンとして、目に見えるものが別のモノに認識される【大きいカーブの標識がでっかいサイクリストの後ろ姿に見える】等の幻覚症状が現れる時や、深い考え事の世界にいる等が始まると眠たいサインだと分かったので、その都度停車し目を閉じて休憩をする。
次に見えたコンビニでモーニングをしようと、5時半ごろローソン 津山中北上店(455km地点)に入る。
二日目夜明け~ゴール

モーニングは今まで食べてこなかった甘いモノ×コーヒーという組み合わせ。カフェインは9時間ぶりの注入。
眠くてもうダメかと思ったが、リスタート後ここから元気復活。
日の出の時刻と食事のタイミングが重なったのが良かったのか、先ほどまでの不調は嘘のように目が覚めてきた。
ここからは快調に走ることができた。眠気の再燃も起こらない。
吉井川沿いで気になる風景を撮影した。
調べてみるとここは嵯峨井堰という名前が付いている。

天候は曇りでちょうど走りやすい。雨も降らずに助かっている。

先を進んだところで温泉を一緒に入ったハイケイデンスの方と出会う。
お互い先ほどとは違い元気になっている感じはするが、あちらの方のペースの方が早く先を進まれる。
午前8時頃 フォトチェック7 旧天瀬駅跡(499km地点)に到着。

だいぶ気温が上がってきているようで暑さを感じる。

ちょっと先でコカ・コーラを補充し、さらにその先のローソン 備前吉永町店で朝ごはん(竜田揚げ弁当)を頂く。
リスタートすると雲が抜けて晴れ間が広がってくる。

良い天気だ。
温泉に入った後、日焼け止めも塗っているのでダメージは少なくて済むはず。
少し進むと国道2号線との交点になり、やっと瀬戸内へ帰ってきた!と感慨深い気持ちになった。
この辺りからキャニオンエアロード?の方と一緒に走る。
リムハイトは50mm台と言っていた気がするが、平地や下りがめちゃくちゃ速い!特に下りは完全においていかれる。信号一つ分くらいの差は付くし、エアロの力を思い知らされた。
帆坂峠(530km地点)を越え岡山県から兵庫県へ帰還する。

暑くなり疲労を感じてきたころだったので、ローソン 赤穂元町店で即攻元気ゼリーを2本購入。
10:15頃 PC2坂越まち並館 時計(535km地点)に到着。

時計というフレーズは覚えていて、脳内で時計台に変換されておりこの辺りで時計台を探してしまうことになったが、先ほどのエアロードの方がここでソフトクリームを食べておられて確信が持てた。
ようやくここまで辿り着いた感がある。目標としていた36時間台ゴールには残り65kmで2時間25分しかないが微妙に間に合うかもしれない。
ちょっと疲れていたがここからひと踏ん張り65km走ってみようという気持ちになり先を進んだ。
曇り空の坂越港を後に。

この先65kmは大した丘陵地もなく、平坦区間なので頑張れば36h台ゴールが見えるかも、と思っていたが、揖保川を東に越え姫路市に入ったあたりから加古川までは信号峠、加古川から東側は一旦停止峠により思ったより進めなかった。
それに加えて12時を過ぎたあたりから右膝の痛みが再燃してきた。鎮痛剤の効果が切れたのだ。
約10時間ほどの効果が得られたことになり、その間走ってる間に治ったものだと思っていた。
痛みが出てからはペースを上げることはせずゆっくり進んだ。
この区間の途中からはにゃおさんと同行することになり、ゴールのセブン-イレブン 西明石南町店に到着したのは14:11分だった。
にゃおさんからは暑い時期のブルべにおすすめフルーツゼリーをごちそうになりました。ありがとうございました。
ゴール受付まで5km走り、自転車から降りて痛い膝をかばいながらゴール受付を済ませ少し談笑をして、身に纏った汚衣装を一刻も早く脱ぎたい一心でスタート前の仮眠にも使った龍の湯へ急いだのであった。

まとめ
初めての600kmを終えて。
夜0時スタートの600kmはお初チャレンジでは難易度が高いと思っていたこと、雨天ライドが予想されたこと、により直前までDNSか出走かで迷っていたが、結果的には出走し完走までできたことで良かったと思う。
2度のナイトライドを無宿泊で行うと自分がどうなるのかの確認ができたし、補給をしっかり摂れたことで今回はハンガーノック的なダウンをせずに済んでいる。
膝の痛みに関しては寒さによって腸脛靭帯炎が引き起こされるのであれば、微妙なポジション調整が必要だと考え、現在お試し中。
今までのブルべでは、完走後メダルorピンズのどちらかを購入していたが、今回完走では両方を購入した。

こんなにつらい自転車活動はなかったという気持ちと完走できたという喜びで非常に充実した印象深いブルべになった。

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