久しぶりに普通(?)のブルベに参加してきた話。
コース
岡山県倉敷市街地がスタート/ゴール。
倉敷市から真庭市まで北進する間3か所の桜を巡り、倉敷市の桜の木でゴールという秋の花見ツアーである。
スタート前
スタート地点が自宅(兵庫県神戸市)から離れているため、デポ地点まで自動車で移動。
朝食の後にスタート地点へ向かう。
前日よりも朝の気温が低く(おそらく2度前後)日中は15度辺りまで上昇する予報であったため衣類は薄め。寒さに極力あたらないようスタート地点には受付&ブリーフィングに間に合うギリギリを狙って向かった。
が、スタート地点到着直前に忘れ物(安全ベスト)に気づきデポ地まで戻ることに。
そのためスタートから15分後にスタートすることになってしまった。
スタート~豪渓
スタート地点に到着するとスタッフの方々が待っていてくださり(感謝)、車検を受けブルベカードを受け取りスタートとなった。
自分がスタートするころ他の参加者は全員スタート済であったので、殿ソロスタートとなった。
出発は倉敷を高梁川沿いに北進し、14km地点から山岳地帯へ入っていく。
スタート地点からかなり冷えていたのでレインジャケットを着込んでいたが、高梁川から山間部に入る分岐点で脱ぐことにした。


気温が低く、手のかじかみは感じなかったが、両足特に右足のかじかみを強く感じていた。日中気温が上昇するので楽になることを期待しながら先を進む。
槇谷川沿いに8kmほど進むと景勝地【豪渓】を通過する。
紅葉・川・岩山がとても美しい。




良い場所なので来れて良かった。
豪渓~通過チェック2醍醐桜
一つ目の通過チェック1は56km地点の普門寺。そこまではアップダウンが続く。
豪渓を過ぎ走っていてふと、このブルベ9時間台でゴールできないか、という考えが浮かぶ。
過去の200kmブルベでは11時間台ゴールが一度だけあった(気がする)。
何となくそういう方向で走る事にする。
フロントバッグに積載している補給食はいくつかあるが、停車時用補給食だったミックスナッツを走りながら食べられないかと思い、ナッツの袋を開け放しにしていつでも食べられるようにした。ヒルクライムの場面で口に数個ずつ入れ時短補給を心がけた。
気温がまだ上がらず、右足のかじかみは相変わらずで痛みこそ無いが感覚もほぼ無い状態が続く。
道中何人かの参加者をパスしながら進むと通過チェック1普門寺の手前でBROMPTON乗りの方を見かけた。思わず、凄い…とつぶやきが出た。
分岐を右に折れて普門寺まで下る途中、多数の先行ランドヌールとスライドする。
普門寺に到着しシキザクラをパシャリ。




登り返して先を進む。
山間部を抜けて開けたところで晴天の山肌に雲溜まりが見えた。

天気が良くて気持ちがいいが、時刻は9:30頃でまだ右足のは冷たいままだった。
次第に山の中へ進む道を走ってゆく。

通過チェック2醍醐桜(74km)までは山を登る。序盤は普通の坂道だったが、中盤から終盤にかけては10%ほど(体感)の急登坂が続く。参加者の方々と抜きつ抜かれつ声をかけ合いながら登る。
Alt455m程に醍醐桜はあった。

桜が咲く季節には多くの観光客が訪れるであろう、巨木であった。

醍醐桜に到着ししばらくすると参加者達が10-15名ほど集まってきた。

秋晴れ(と思っていたがすでに初冬)の山上からの風景は空気が澄んでいてとても良い。
通過チェック2醍醐桜~PC1セブンイレブン湯原禾津店
軽く補給食を口に入れてリスタートする。
続いて15km先の通過チェック3神代四季桜(89km)も桜チェック。



冬だというのに桜が咲いている。天気が良いし今日は恵まれている。

スタートからここまでの道のりは、自動車がそれほど多くない走りやすい道つなぎだった。ごきげんなサイクリングである。
一山越えて神代四季桜から1時間ほどでPC1セブンイレブン湯原禾津店に到着。
PC1セブンイレブン湯原禾津店~
コンビニでの行動は
トイレ(おしりケア)→食料飲料購入→飲食→食料一部携帯→出発
という流れを考えていた通りに実行でき、予定30分の所要時間を21分に短縮することができた。この辺りはきっついブルベを走った経験が自然と発揮されている。
ここでの食事はおにぎり2つ(内一つは特大)とウインナーとお茶600ml。別のおにぎり2つと余ったウインナーを道中の補給食にする。ここで失敗したのが、もち米の赤飯とおこわのおにぎりを買ってしまったこと。硬いし粘りが強いので咀嚼に時間が余計にかかってしまう。次からは普通の白米おにぎりを買った方が良さそうだ。
ここから40kmほどは旭川沿いを下り基調で進むので基本下ハンドルかブラケットエアロポジション(豪脚というわけではないので速度は大したことはない)。

天候は変わらずよいままで気温は上がり、足のかじかみは溶けていた。
気持ちよく走っていると今年7月にBRM701近畿600km明石で通過した際、眠気の中幻覚を見た箇所であろう標識と再会する。
あの時この黄色い矢印の標識がサイクリストの背中に見えていたのだ。
次は、クイズポイントノザキサイクル(126km)、勝山町並み保存地区を抜けた先にある。

自転車屋さんの店頭に掲示してある数字をブルベカードに記入する。

店頭には配布用補給食が置いてある。スニッカーズと飴玉を一つずつ頂きました。ありがとうございます。
川の堤を何度か走る。

橋の上で写真を撮ったがこの高さでも怖かったので、BRM909近畿600km神戸(甲)(600VT)で高所恐怖症が完全に解放されてしまったようだ。

途中遭遇したランドヌールとちょっとしたチェイス感がありながら、通過チェック4道の駅かもがわ円城(163km)に14:24到着。

先行ランドヌールの方が写真ポイントを案内してくださり、手早く写真を撮れた。
ここでおにぎりとお茶を補給。
9時間台で完走するとなると90分で残り40kmを走らなければならない。恐らく無理だろうけど諦めずに淡々と走り続けることにする。

残り10kmの辺りで、『今から六甲山上らなくて良いのか。』と謎の安心感があった。
倉敷市街へ戻ったころには16時が近くなっていた。

この感知式信号はとても待ち時間が長かった。キューシートの通りアンダーパスを走った方が早い。
この時点で199km地点。ここから信号峠がしばらく続き、その後倉敷美観地区(人が多いので押し歩きをした)を通過してゴール。


ゴールのヒマラヤザクラは秋~冬咲のようだが、まだ咲いてはいなかった。
16時台到着となったので9時間台ゴールはならず、結果的に朝の遅刻による15分遅れが響いてしまった。
ゴール受付のジョイフル倉敷本店では、ドリンクバーでジュースを4杯程お代わりしたのでかなり水分不足に陥っていた模様。200kmならこの補給量で耐えられたが距離が延びるとそういうわけにはいかなそうだ。
まとめ
花見ツーリング、天候にも恵まれ暑くもなく寒くもなく良い初冬の気候のブルベで、一日中気持ちよく走れた。
途中から思いついた9時間台ゴールはならなかったのは残念。実際の走行時間は200kmを9時間台で走れているから負け惜しみで納得しておくことにする。
装備的なことでは今回の気温(2-15℃)で、ゴアウェア C5 GoreWindStopper Trail Pantsを履いたが、どうもパッドの蒸れが気になった。
防風メンブレンで覆われており、透湿性はあるのだが織物のような通気性は低い。気温の問題もあるかもしれないが、長距離ライドでは不快要素となる。
通気性の面ではモンベルサイクルトレーナーパンツの方が良さそうだ。
と思って調べなおしていたところ、↑のサイクルトレーナーパンツはアウトレット落ちして、モンベルの冬用サイクルパンツ ペダリングパンツ サーモが新しく発売されていた。
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