お久しぶりのブルべに参加。
前回ブルべを走ったのは、約2年前の2019年BRM1019和歌山300km Midnight-Climber Plus。
そこからロングライドや輪行は全くしていなかったので、ブルべの準備や新しく導入したウェアを含めて書いておく。
準備編
走行練習
今回走るRM104近畿200km神戸 お正月伊勢参りLucky Arrow(N2BRM)は、獲得標高が1300mほどで割と平坦なルート。途中神戸から伊勢までを伊賀経由で抜けるので、山岳地帯がしばらく続く区間も含まれている。
ロング走の練習として、普段から走り慣れている六甲山付近を走行距離を少しずつ伸ばしながら、獲得標高も増やすようにしていった。
2021年11月19日から練習をはじめ計7回、一回当たり走行距離は50km-80kmほど獲得標高は1100m-2000mほど、少しずつ距離と獲得標高を延ばすようにしていった。
練習を始めて20日ほどで六甲山頂を2度登れる体力は付いたみたい。
あとは、これを維持するため何度か反復した。
輪行
BRM104近畿200km神戸 お正月伊勢参りLucky Arrow(N2BRM)は、神戸から伊勢への行ったっきりブルべなので、帰りは輪行で伊勢から神戸まで帰宅する予定にした。
輪行は数年ぶりで、輪行パッキングの練習を事前にしておくことにした。
輪行パッキング練習は、ブルべ本番の1週間ほど前から一日数回パッキングとバラシの手順を確認することを3日ほど行い手順を覚えることで、だいたい自宅内で約15分でパッキングができるようになった。
帰りの電車は近鉄五十鈴川駅から神戸の自宅最寄り駅へ200km約3時間~3時間半。長距離なので特急に乗った方が良いかとも思ったが、事前に調べると特急料金(近鉄五十鈴川駅~難波駅)を1640円払って30分の短縮だけなので、特急には乗らずに帰ることに。乗車時間が多少長くなっても、疲れで眠ってしまえば関係ないだろうし、という考えだったが誤算があった。
本番
BRM104近畿200km神戸 お正月伊勢参りLucky Arrow(N2BRM)は、2022年1月1日(土)から2022年1月9日(日)に走れば認定を受けられるので、1/8(土)に走ることにした。
朝4時スタートで12時間でゴールする予定。
スタート地点のファミリーマート神戸脇浜海岸通店は自宅から10kmほどの地点で、帰りの輪行終点を自宅最寄り駅にしたかったので、スタートまでは自走で行くことに。
自宅を3時40分ごろ出発したが、思ったよりも時間がかかりスタートのレシートは4:27に。
あと3分でタイムアウトになるところだった。危ない危ない。
(スタート地点までのルートや所要時間の確認不足)
ルートは前述の通り神戸から伊賀を抜けて伊勢を目指す道。
淀川を通過するころはまだ未明で、大阪の街の灯が淀川に反射してきれいだった。
淀川河川敷を走るが、未明にも関わらず散歩している人が多く、無灯火の人も多いので、事故にならないように気を遣いながら走る。
この辺りで電光掲示板の温度計は-1度を指していたと思うが、淀川の辺りが特に寒いと感じたわけではないので、この日は自宅出発からそのあたりの気温だったのかもしれない。
奈良の通過チェックのファミリーマートでは、グローブを外して自転車において店内へ入ったが、これが失敗。
まだ気温が低く0度付近で、グローブは店内へ持ち入った方が良かったようで、外気で冷やされたグローブを手にはめると、指先が冷やされてしまい指がしばらく痛むことになってしまった。
木津川沿いを走っていると、テントがたくさん設置してるキャンプ場に遭遇。
なかなか壮観。
調べてみると、笠置キャンプ場というらしい。
11:21クローズのPC1には10:37に到着。
ここまでで110km、6時間なので、普段よりも少し早いかなというペース。
ただ、割とリズミカルに踏んでいたので、ここで疲労が出ている。
残り90kmは下り基調だったので、時間的にもそれほど焦る必要はなく、ゆっくりと行けそうな雰囲気。
伊賀から松阪の間は、下り基調プラス追い風効果でとても走りやすかった。
天気も最高。気温はこの時点(P.M.1時頃)で10℃ほどまで上がっていて、ウェアの調整をしながらオーバーヒートしないよう気を付けた。
で、ここでトラブル発生。
通過チェック2を越えたあたりでetrex30xに入れてるルートが170km地点で途切れてることに気づいた。
トラックポイントが多すぎてetrex30xではルートをすべて表示できなかった模様。
etrex30xはトラックは10000ポイントが上限。
garmin.co.jp参考
この時点で思い返すと、etrex30xでルートを読み込むのに普段よりも時間がかかるような気がしていた。データが重すぎて時間がかかっていたのかもしれない。
etrex30xでルートが正しく表示されているかを事前に確認しておらず、本番で気が付くことになってしまった。
この問題は、baruさんがブログで解説されている。
(追記)Ride with GPSからeTrexにブルべルートを入れる方法を下二つにまとめた。
etrexのルートを頼りにできなくなったので、ここからはキューシートを頼りに走ることにしたが、市街地の細かい市道をキューシートのみでミスコースせずに走ることは実質無理で、スマホでRide With GPSアプリを起動し、オダックス近畿のルートを読み込ませてそれに沿って走ることになった。
ちなみに Ride With GPSアプリでナビ機能を使うには有料プランに加入しないといけない。課金しておらずスマホを細かくチェックしながら走ったので、想像以上に時間と疲労がかかることになってしまったw
こういうトラブルが発生したときは、焦らずおなか一杯にして心に余裕を持たせることにしてる。
空腹はメンタル異常を誘引してしまう。
なんとか細かい市道ルートゾーンを走り切って通過チェック3の二見輿玉(ふたみおきたま)神社に到着。
神社奥の夫婦岩を拝みゴールへ向かう。
通過チェック3からは簡単なルートを7kmほど走行し、16:22ゴールへ到着。
スタートの30分弱遅れとetrexトラブルが発生し、夫婦岩の観光をしたにしては、1時間ほど余裕をもってゴールができた。
ゴール後は、伊勢神宮内宮参拝へ。
真冬の夕暮れ時にも関わらず、割と人の姿があった。
最後に輪行で神戸まで帰宅するため、伊勢神宮から最寄り駅の近鉄五十鈴川駅へ。
パッキングを済ませて電車の出発時刻を見ると18:40ごろで、約1時間駅で待つことになり、無事自転車をそばで保護できる座席を確保できた。乗客はかなり少な目。
予定ではここ五十鈴川駅から難波駅まで2時間ほど居眠りをして過ごすはずだったけど、電車の扉が開くたびに冷たい空気が入ってきて全く眠ることができず。仕方ないのでTwitterで一日のまとめをして過ごしていた。
装備
今回のブルべは真冬の早朝出発で、出発時の神戸や経由地の内陸山間部の伊賀は低温、ゴール付近の伊勢は比較的温暖な気温が予想された。
そのため調整できるウェア選びを意識した。
その中で新しく導入したウェア類もあり、それらも良い感じだった。
一つはグローブで、ブラックダイヤモンドのアーク。
これにモンベルのトレールアクショングローブをインナーグローブにして調整しながら使った。
平坦路や軽い登りでは-5度から0度辺りまでは、二つのグローブを着用した状態が良い感じで手が痛くなったり冷え切ったりすることは無く、0度から5度辺りはブラックダイヤモンド アーク単体で十分。5度-10度ではブラックダイヤモンド単体でも手が蒸れるが乗車している間は手が蒸れていることには気が付かず快適に近いような状態がキープされている(脱いだ時に気づく)。
2製品ともサイクルグローブではなくパッド無しだが、200km走行だと特に何も問題は起こらず。
もう一つはゴアウェアのC5 GoreWindStopper Trail Pants。
使用3回目にブルべ投入になったが、こちらも非常に快適。
スリムフィットで着用時のシルエットはカッコよくて、着用するインナー次第で-5度辺りまで寒さを感じずライドができる(今回はおたふく手袋のタイツを着用)。だが、スリムフィットなので太ももは熱伝導で外気の冷たさを感じやすく(モンベルのサイクルトレーナーパンツ比較)、休憩中は寒さを感じやすい。
着用感はサイクルタイツを履いたような感触に近く、冬用ブーツSIDIのDiabloとの組み合わせだと、チェーンリングに裾が引っかからないしチェーンの汚れをほとんど拾うことなくペダリングができる。
まとめ
今回初めてN2BRMに参加し、2年ぶりのロングライドということと、帰りは久しぶりの輪行、といろいろ難易度の高いライドになり、途中いくつかのトラブルがあったが無事に完走帰宅することができた。
伊勢神宮や夫婦岩の観光をゆっくりできる良いブルべだったと思う。
時間的にも余裕が出るように設定されているのかも。
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