ノースウェーブ KINGROCK PLUS GTXのレビュー記事。
購入動機
近畿圏内の自転車雪遊び用に冬靴を追加することにした。
ちなみに昨年までは、SIDI Diabloを冬季シューズとして真冬の通勤ライドから近畿の雪山MTB遊びまでの全てに使用していた。
SIDI Diabloは、0℃以下のダウンヒル等全身の体温が下がる場面で冷えて痛みが出たり、ソールがMTBコンペティションソールという硬めのスパイクシューズで山の中で歩きにくいという問題があった。
日常的な真冬ロードバイク用にはSIDI Diabloで良いが、それよりも一段寒い環境や山での歩行等、今よりも快適性を上げたくなり購入に至った。
製品情報
Vibram Wolftrax クリップレス ソールは、濡れた 地形でも乾燥した地形でも比類のないグリップ力でトラクションとブレーキを強化するように設計されています。
ヒートシールされた層状構造により、最小限の厚さと重量で保護を提供します。
小さなTPUインサートにより 耐摩耗性が高く、衝撃から靴を保護します
ベルクロとSLW3システムを組み合わせたダブルクロージャーシステム。このソリューションは配布を制御します。これらのシステムの組み合わせは足全体で完璧に機能します。SLW3 ローターは靴の中央からつま先までを引き締め、ストラップは上部のアーチを固定することに重点を置いています。
Easyfit の履き口は、極度の伸縮性 とネオプレンの高い断熱性を兼ね備え、 可動性と保護性を高め、
メンブレンには Koala Gore-Tex® を採用し、 優れた通気性と耐水性と防風性を兼ね備え、あらゆる 天候下でも快適さを保証します。
northaveより引用翻訳
外観はミドルカットやハイカットシューズに見えるが、アンクルより上に固定性はなく足首の可動性はローカットシューズと同様。
ネオプレン素材にも防風性があるのでシューズ全体にGORE-TEXメンブレンが配置されているようだ。
メンブレンはKoala Gore-Texを採用されていて、防風性/保温性が高い。
シューズ内側は起毛素材が採用されている。
アッパー素材は分厚くデッドエアを確保するのに一役買っていそうだ。
履き口前後のループは着脱に使う。脱ぎ履きしにくい形だが慣れれば簡単にできるようになる。
靴の固定はアンクルのベルクロと、足の甲のSLW3 System(紐巻き取り)の併用。
靴底はビブラムソールが採用されており、硬めのソールで歩行/ペダリング性能ともに良い。
が、2穴クリートをまっすぐ取り付けると、SIDIのシューズよりもつま先が内向きになってしまうので調整が必要だった。
実測重量は片足500g/両足1kg(サイズ:41)。サイクリングシューズと考えると重量級ではある。
踵には反射材が配置されている。パンツの裾で隠れてしまうだろうけど、ちらちらと反射してくれるだろう。
↓公式製品動画。
見た感想としては、シューズの機能と映像の関連性あんまりないやん・・・でしたが、歩きやすいしこれぐらい重量のある靴でもあれぐらいのアクションはできるよ、というアピールなのかもしれない。
使用感
ペダリング
使用開始直後は、
『片足重量500gは伊達ではない。すごく重たく感じる。』
と思っていたが、クリート調整を詰めていくことで重量感は収まってきた。
上述したようにクリート調整がSIDIシューズと比べトーイン寄りなのは要注意。合わないまま走ると膝を痛めてしまいそう。
防寒性/保温性
-5℃前後の環境ならば、つま先が少し冷たくなる程度まで冷えることはあるが、痛みが出たり感覚が無くなる程冷えるということは無い。
保温性が高く5℃近辺で使用すると暑さを感じるため、0℃前後以下での使用が良いと思う。
踏破性
普通にグリップしてくれる良い靴底で、適度な硬さがあって歩きやすい。
違和感無く写真のような山道を歩ける。
またこれぐらいの積雪路はざっくざっくと、足首を覆うミドルカットのおかげで靴内に雪が侵入する心配をせずに進める。
ノースウェーブは幅広靴
事前にノースウェーブのシューズは幅広だとの情報を見ていたが、実際SIDIより横にも縦にも余裕がある。
足が楽で良いし、分厚い靴下を履くのに支障がない。寒い環境での使用なので、靴下の調整ができるのは助かる。
ちなみにSIDIもノースウェーブもサイズは41を選択している。
まとめ
ノースウェーブ KING ROCK PLUS GTXは、SIDI Diabloよりも一段寒冷な環境で使用でき、踏破性も高い。
希望通りの冬靴を購入することができた。
毎年の冬アクティビティがより楽しいものになりそうだ。
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