今回目的の3峠
ライド目的地は、いずれも兵庫県篠山市、大阪府能勢町の府県境辺りの峠3つ。
そのうちの本命は原峠。
原峠
兵庫県篠山市後川新田/福住をつなぐ峠。
兵庫県道309号線から伸びた破線(おそらく県道)。
舗装はされていないだろうけど破線で繋がっているのでおそらく通行できるのだろうという期待を込めて探索へ。
天王峠
天王峠は、大阪府豊能郡能勢町天王から北へ下る道。
国道173号の新道が引かれているが、今回は旧道を走る。
はらがたわ峠
はらがわた峠は、大阪府豊能郡能勢町天王から南へ下る道。
こちらも現在国道173号の新道が引かれているが、旧道を走る。
当日の走行ルート
自宅から3峠(原峠→天王峠→はらがたわ峠)へ向かい、その後はおまけで大阪府能勢町と兵庫県猪名川町との府県境、才の神峠を北から登った。
服装
晴れ~曇り、気温は10℃-25℃予報。
モンベルジオライン クールメッシュ Tシャツにスマートウールジャージ。
動き始めだけアームカバーで十分防寒できたが、日中25℃以上では暑さを感じた。暑熱順化が済んでいなかったことやウールジャージの保温性が裏目に出たのかもしれない。
パスハンティング&ライド
2025/4/19、6:00頃神戸の自宅を出発。
同行者とともに原峠のある篠山市方面へ向かう。
篠山は神戸より北にあり、春へ逆行する形で桜がまだ咲いているところがちらほら見られた。




花びらが散り、葉桜になりかかっているがまだキレイだ。
原峠
出発から4時間程で目的地、原峠の西入り口(後川新田側)に到着。

中に入ると、おや走れそうな雰囲気?

かと思いきやすぐに荒れてくる。

奥に進むと踏み跡はあるが、道はどこなのか不確かである。

踏み跡と地形図と地形を頼りに進む。谷筋なのでぬかるみもある。

峠らしい鞍部を発見してそこを通過する。

ピークには境界標と色あせた標識?看板が。おそらくここが原峠。
目的地をとらえられて満足感がある。

その峠を越えると突如としてダブルトラックの林道が現れた。


右が方角的に東で、次の目的地方向なのでそちらへ進む。
この後は未舗装林道、杉の植林区間。

倒木もちらほら。

走れないことはない路面状況。

下れそうな谷筋の道を選び、下っていく。

下りきると舗装路が見える。県道309号線だ。

下りきって上を見上げると、もう一筋の道がある。

どうやらこれはもう一つの道のようだが谷筋直登坂で勾配がきつい。
原峠より東側は林業用の山として管理されている模様。
下っていくと完全な舗装路が続く。

下りきると次の目的地、天王峠への上りがすぐに始まる。
天王峠
国道旧173号線を上る。

すぐ隣に新道の173号線が並行してあり、自動車の轟音が間近に聞こえる。
旧道は路面が傷んでいても自転車天国。廃道利活用だ。
九十九折を上る道が始まる。

上るとやや眺望が開ける。

上へ上るほど道は荒れ気味になるが、十分走れる。

いつ歪んだのかガードレールがへしゃげている。

山際の樹木が太陽光を通して明るく光る。峠越えの雰囲気。

右奥が峠越え、左には何やら石碑が。

丹州街道古民謡の碑、だった。

峠へ向かうと

阪鶴国道開通記念碑がある。

このあたり(天王峠)は摂丹関所跡のようだ。

ここから次のはらがたわ峠までは天王地区をしばらく走る。
天王峠とはらがたわ峠は片峠。山間部の狭い盆地である天王地区から北へ降りるのが天王峠、南へ下るのがはらがたわ峠だ。
はらがたわ峠
そして次のはらがたわ峠へ。
天王地区から少し上ると

土嚢が積んであるこのあたりから下る。

ここから九十九折を下る。
こちらの旧道も自動車の通行は皆無で、何人かの自転車乗りとすれ違った。
少し下って桜がきれいな区間でパシャリ。

分岐を下り方面へ降りると長い直線の下り坂へ。

能勢町ののどかな風景をパシャリ。

才の神峠
下りきって次は神戸のきっついブルベ200kmで走る才の神峠へ。

ブルベでは南側からのアプローチだが、今回は北側から上る。
この写真だと平坦に見えるが、のどかな田園風景に似合わない激坂。

いつものサイノカミ峠へ到着。東洋フレームのギア比だと追い込まなくても登れる。

安政何年かに作られたように見える道標。文字判読は難しい。

才ノ神峠道標に関する解説が書かれているサイトです。
まとめ
主目的の原峠は、破線県道らしく、押し歩き、担ぎ上げで旧道らしき道を走ることができ満足した。
また以前から地図を眺める度に何となく気になっていた天王峠とはらがたわ峠も走ることができてよかった。
篠山、能勢あたりを探索してみたところ、また別の探索をしたくなる道がいくつか見つかった。機会があればまた走ってみたいと思っている。
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