【クライミンググローブ】ブラックダイヤモンド アークのレビュー

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2021年12月に購入したBlack Diamond ARCの自転車用途でのレビュー。

購入動機

真冬用グローブを選んでいるところで、オキドキライフスタイルでおススメされたクライミング等用途のグローブ。

対応温度-7/4℃の間違い。

冬の期間でも暖かい時期と寒い時期があるが、これは零度前後の気候で使えるだろうと思い、すでに持っているモンベルのトレールアクショングローブ等厚めのインナーグローブとの組み合わせで使う前提で大き目のLサイズを購入した。

モンベル トレールアクショングローブのレビュー記事。これ単体だと10度以上で快適に使える。

製品説明

モトクロスグローブを元にデザインされた操作性重視のグローブ。防水透湿性に優れるBD.dryをインサートし、クライミング、登山、スキーツアーに適しています。厳しい寒さの条件下でも操作性と保温性を約束してくれます。

Black Diamond ARCの製品説明より引用

透湿メンブレン(BD.dry)を採用した防水グローブで、グリップは本革を、グローブ内側の手のひら側はマイクロフリース・手の甲側には3M THINSULATEが使われている。

透湿メンブレン BD.dry採用

対応気温は-7/4℃。

実測重量140g(Lサイズ ペア)

クライミング等の過酷な環境(体験したことない)で使うグローブだからなのか、結構しっかりとした作りをしている。

本革には、PittardsのOil Tacという製品・技術が使われていて、触ると油分を手に感じる。グリップ強化できるらしい。

バーテープやブラケットとの相性は良い。グリップ良好。

本革はグリップだけでなく手の甲から人差し指までのラインにアクセントと補強を兼ねたような形で配置されていて、親指の鼻水拭きはスウェード素材が採用されている。

鼻水拭きはスェード。

手首の長さはショート。

試しにウィンドブレーカーやジャケットの袖との相性を見てみる。

ウィンドブレーカー(EXライトウインド ジャケット Men’s)との組み合わせ

ジャケット(パタゴニア メンズ・ウインド・シールド・ジャケット)との組み合わせ

ウィンドブレーカーやジャケットの袖をグローブの口に被せたり、ベルクロでジャケット袖を留めるのは問題無い(個人的にはウィンドブレーカーはしっかりとグローブにかぶせて留めるが、ジャケットは固定せず使うことが多い)。

グローブに手を入れた感触は、ふわっとしたインシュレーションが手全体を覆い高い保温性を感じる。手のひら側と手の甲側のインシュレーションの違いは手を入れただけではわからない。

なんせ、見た目が渋くて好みである。

使用感

購入時点から、ブラックダイヤモンド アーク単品のみでの使用は考えておらず、インナーグローブを着用する前提でワンサイズ大き目のLサイズを購入することにした。

想定していた使用場面は、5度以下の寒い環境。

使用前に製品を触ってみると、保温性が高そうなのでアーク単体でも明らかに10度前後ではオーバーヒートを起こしそうで、せめて5度以下、ヒルクライムだと0度前後がちょうどいいのではないかと思った。逆に-5度程度までならインナーグローブとの組み合わせで快適にライドができそうな感触もあった。

実際使って見ると、アーク単体でヒルクライムでは5度以下では快適。平地では日中の10度前後だとグローブの内部に暖かさを感じ、手が蒸れていく感覚がある。

例えばこれ以上(例えば10度以上)気温が上がる場合には、アークはポケット等に収納し、インナーグローブでライドする等の対応をした方がよさそう。10度以上で使うにはアークの保温性は高すぎる。またアークは分厚いので収納性はあまり良くない。そのあたりも考慮して気温に合わせたグローブの選択をしたい。

気温が低めの平地や下りは予想通りで、モンベルトレールアクショングローブとの組み合わせだと今のところ-2,3℃あたりでは指が痛くなることはなく、軽く指先が冷たく感じる程度までで保温される。快適である。

こんな感じで2重にしておけば零度以下でも快適に乗れる。

2022BRM104近畿200km神戸 お正月伊勢参りLucky Arrow(N2BRM)をアークとトレールアクショングローブの組み合わせで走行し、早朝零下-1,2度、日中10度を走行したが快適だった。200km走行では掌パッドはなくても支障なく走れるし、冬用グローブはインシュレーションが薄いパッド替わりの衝撃緩和の働きがあるようにも思う。

別の日のライドでも零下の下りで快適に乗れている。

試しに、もう少し厚めのインナーグローブを組み合わせて使って見たい。

零下のダウンヒルでも手が痛くならないのは助かる。

サイズは大きめのLサイズを購入したが、ブレーキ操作やシフトレバー操作には影響がないが、指先が1,2cm余っているのでジャケット等のチャックを開け閉めするのが難しい。

本革のグリップ性能は優れていて、ブラケットやバーテープにしっかりとグリップする。グリップ性能は満点。

まとめ

アーク単体、もしくは薄め~厚めのインナーグローブを着用、併用する使い方を考慮し、大き目のLサイズを購入した。

ブラックダイヤモンドアークとインナーグローブとの組み合わせも考慮すると、-5度から10度が使用可能で対応幅が広い。ライド中気温が予想よりも上昇した場合はアークを収納し、インナーのみすることでさらに対応幅が広がる。

インナーグローブにはモンベルのトレールアクショングローブでしか使用していないが、より保温性の高いインナーを着用することで、快適な気温の対応幅が増えると思う。例えば、厚さの異なるウールグローブをインナーにしてみるとか。厚めのウール手袋でバーテープ等へのグリップが良好なものであれば、パッド代わりの緩衝性はあるだろうし、寒い時のインナーグローブ兼気温が上がった場合のメイン手袋としても使えそう。逆により薄いインナーを使っているのも手だと思う。アーク単体だと手汗が皮膚に残ってしまいやすいので、汗を皮膚から離す目的で薄いインナーを着用すると手汗による蒸れ感不快感を減らせるかもしれない。

今回は200km程度を支障なく走れたが、もう少し距離が長いと手掌パッドが欲しい場面が出てくるかもしれない。

革が使われている部分が多く、自転車のグリップでよく負荷がかかりそうな手掌面や親指と人差し指の又の部分にちょうど革が採用されている。本革だから強いということは一概に言えないかもしれないが、頑丈そうな印象はある。

親指と人差し指の又の部分はすべて本革が採用されている。

最後にこのグローブに限った話ではないけれど、手先、足先の冷えや冷えからくる痛みに対しては、グローブ、シューズや靴下、シューズカバー等末梢部分の保温性が高いウェアを使うだけでは、十分に対応できない印象がある。体幹、腕、脚等中枢部の保温が肝だと感じるし、ウール等保温性が高い素材の体幹部分のインナーを着用している時はそれよりも保温性の低いインナーを着用している場合と比べて、経験的に手の冷えや痛みの程度が軽い。

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