DT Swiss PR 1400 DICUT(後輪)を購入し、スペックをまとめた記事。
購入動機
以前の記事に書いた、愛用していたマビック キシリウムプロエグザリットSLの後輪がフリーボディ摩耗により寿命を迎えた。
通勤用の後輪ホイールは今後マビック アクシウムに頑張ってもらうとして、遊び用の後輪ホイールを一つ導入することにした。
使用用途は、ロードバイクCAAD12で乗るロングやグラベル等のライド。
購入までに
メーカーはDT Swissと決めていたので、その中から条件に合うものを挙げていった。
条件は
- アルミリムブレーキホイール
- ブレーキ面は通常のもの(OXICではないもの)
- ロープロファイル
の二つで、この条件に当てはまるのが以下の4本。
- PR1400 DICUT(リム高さ21mm)
- PR1600 SPLINE(リム高さ23mmと32mm)
- P1800 SPLINE(リム高さ23mm)
4つのモデルの違いを上の表にまとめたが
- 重量:806gから972gまで
- リムの高さ:21mm、23mm、32mm
- ハブのタイプ:240、350、370(番号が小さいほど軽量、高額)
と違いがある。
迷ったのは値段が高い順番に、
- PR 1400 DICUT(リム高21mm)
- PR 1600 SPLINE(リム高23mm)
- P 1800 SPLINE(リム高23mm)
のロープロファイルモデル。
PR 1600 SPLINEとP 1800 SPLINEは重量は8gの差しかない上に価格が$266の差がある。
一番高額なPR 1400 DICUTを選択肢に入れなければ、一番廉価モデルであるP 1800 SPLINEも良いのでは、と思ってしまう。
妥協しそうになったがそうなると通勤用ホイールマビック アクシウムとそれほど差がないので、新ホイールを購入する意味すらあやふやになってしまう。
購入店のオキドキライフスタイルの沖さんにもPR 1400 DICUTを勧められ、購入に至った。
発注が2022年11月6日で、受け取りが11月10日。
あっという間に手に入った。
製品説明
PR 1400 DICUT(後輪)
正味重量:806g
タイヤインターフェース:Hooked / Crotchet tubeless TC
リム高さ:21mm
リム内幅:18mm
リム外幅:21.5mm
ハブタイプ:240
フリーハブシステム:Ratchet System 36 SL
付属品
DT Swiss より引用
- RWS Steel
- Tubeless tape 21 mm
- TL valve Asy Alu black18-25 mm
- SRAM XDR Road freehub body kit
重量
カタログ重量は806gだが実測では845g(RWSを除き、チューブレステープ込み)。
39g差なのでカタログ鯖読みすぎだと思ったけれど、よく考えてみると、付属品のチューブレステープが購入時に巻かれているので、テープ込みの重量である。
チューブレステープ
チューブレステープはクリンチャータイヤを使う場合、リムテープとしてそのまま使える。
PR 1400 DICUTに適合するチューブレステープは21mm。
RWS Steel
DT SWISS謹製RWS(Ratchet wheel mounting System)が付属している。
実測重量は54g。カタログ重量は53gなので誤差範囲。
付属品
付属品は先に述べたチューブレステープとRWSを含めた以下の4点。
- チューブレステープ
- RWS steel
- チューブレスバルブ
- SRAM XDR ROAD フリーハブボディ
チューブレスバルブ
SRAM XDR ROAD フリーハブボディ
タイヤの適合
DT SWISSホイールは全てチューブレス対応されていて、チューブレステープ付属モデルはチューブレスレディ対応とのこと(参考:DT Swiss)。
製品説明でタイヤインターフェースはHooked / Crotchet tubeless TCと記載がある(下記参照)。
Hooked / Crotchet tubeless TCとは
フック付き(Hooked)またはクロチェット(crotchet)とは、リムのフランジの形状 を指します。この形状では、フランジにフックが付いています。ここにタイヤのビードがひっかかり、高圧(タイヤ空気圧5bar以上)でも安全な機能を保証します。チューブレスとはチューブなしで使用できるリムのことですが、チューブを入れてセットアップすることも可能です。
DT Swiss より引用
つまりPR1400 DICUTはフック付きチューブレスレディリムでクリンチャーも使用できるホイールとなる。
なお、リムを良く観察すると適合するタイヤについての記載がある。
TUBELESS | ||
---|---|---|
TIRE WIDTH | MIN 23mm | MAX 56mm |
MAX TIRE PRESSRE | 109PSI 7.5BAR | 41PSI 2.8BAR |
TUBE TYPE | ||
---|---|---|
TIRE WIDTH | MIN 23mm | MAX 56mm |
MAX TIRE PRESSRE | 131PSI 9.0BAR | 51PSI 3.5BAR |
これらによると、チューブレスタイヤ、クリンチャータイヤともに最小23c 最大56cの取り付けが可能で、それぞれに最大空気圧の記載がされている。
このホイール用タイヤはiRCのASPITE PRO RBCC 25c(クリンチャー)を購入し取り付けた。
ハブ
PR 1400 DICUTの240ハブにはダイヤモンドカット加工が施されている。
このPR 1400 DICUT OXIC 21の「DICUT」とは
「ダイヤモンドカット」の略で、
高精度な切削加工が施され、軽量かつ空力性能に優れたハブです。
Y’s ROAD より引用
PR 1400 DICUTのフリーボディタイプはRatchet System 36 SL。
DT Swissのラチェットシステムは以下の4つラインナップがあり
- RATCHET EXP(最軽量)
- RATCHET EXP OS(e-BIKE用最軽量)
- RATCHET(DT Swiss 初期からの製品)
- RATCHET LN(廉価版、ポールハブ)
PR 1400 DICUTはミドルグレードのRATCHETが採用されている。(参考:DT Swissより)
Ratchet System 36 SLの36はラチェットの歯数を、SLは軽量化されていることを示している。
Ratchet Systemを搭載したハブを構成するラチェットには、36個の歯があります。歯は18、24、36 SLおよび54 SLに変更できます。「SL」とはSuper Lightの略であり、ラチェットを軽量化するため追加工していることを意味します。
DT Swiss より引用
ホイールを眺めていて珍しく感じたのが、非ドライブ側のロックリングの先端、フレームに固定する部分がツルツルに仕上がっていること。
スルーアクスルであれば問題無さそうだが、クイックリリースでこれは大丈夫なのか。
まとめ
実走前にPR 1400 DICUTのスペックをまとめてみた。
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