GIYO GG-05は、仏・米式バルブ対応の空気圧ゲージ。
仏式バルブでは空気が漏れやすくコツがいる。
製品紹介
仏・米バルブ対応、最大160psi対応。
グレーが仏式バルブ、黒が米式バルブ用の差し込み口。
サイズ的には、長辺10cmほどで手元に収まる大きさ。
空気圧目盛は、psi barの二つ。
仏式バルブでの使い方
バルブのねじを緩める
バルブ先端のねじを緩める。
この時、注意するのがバルブ先端のねじを下の写真のように完全に緩めてしまわないこと。
この状態でGG-05をバルブに挿しこむと、空気がとても多く漏れてしまう。
対策は、下の写真のようにバルブ先端のねじを少しだけ(必要最低限だけ)緩めると空気漏れが少ない。
ネジをあまり緩めない状態だと、GG-05を差し込んでも空気圧測定ができないので、計測できる必要最低限だけ緩めるといい。(写真の状態で2回転くらい緩めた)
バルブにGG-05を差し込む
GIYO GG-05をバルブに差し込む。
差し込むときは、銀色のボタンを押してしまいがちなので気を付ける。
銀色のボタンは空気圧調整ボタンで、好みの空気圧に調整するときに使う。
計測値を確認
GIYO GC-05はバルブから本体を抜いてもゲージの値が保たれるので、手元で目盛が確認できる。
空気を抜く
本体横の銀色のボタンを押して、内部の空気を抜く。
バルブをもとに戻す
忘れずにバルブのねじを締めて、キャップを取り付けて終了。
空気圧調整
空気圧調整をするには、あらかじめチューブに空気圧を多めに入れておきGG-05を差し込む。
バルブから抜けないように抑えながら、本体上部の銀色のボタンを押して好みの空気圧に調整する。
差し込むときの空気漏れを実測してみた
GIYO GG-05は仏式バルブに挿す時、微妙に空気がバルブから外に漏れてしまう。
あまり精神衛生上よろしくないので、差し込みと計測に失われる空気圧を調べてみた。
方法はパナレーサー グラベルキング26cで、空気圧が6barから5barまで落ちるのに必要な空気圧測定回数を調べてみた。
で再計測
— りくらいまー (@CyFiNohohon) March 28, 2021
GIYO
6barから5barまで
18回 https://t.co/vUWVpFAozu pic.twitter.com/Z23dKUeRLc
結果18回で6barから5barまで落ちた。
一回当たり0.05barの空気圧が失われることになる。
この程度であれば実用性の誤差レベルだと思うが、個人的には気になってしまう。
自動車の米式バルブで空気圧測定
自動車の米式バルブで空気圧測定をしてみた。
空気圧測定の方法は仏式バルブと同じで、押し込んで空気圧を測定する。
懸念していた仏式バルブと同じような空気漏れの件は米式バルブでも同じように起こるので、差し込む際には気を付けなければ無駄に空気圧を落としてしまうことになる。
測定結果はAirbone ZT-618とほぼ同じ数値を示した。
まとめ
GIYO GG-05の特徴
- 米式・仏式バルブの二つに対応。
- 差し込むときにバルブねじを緩めすぎないように注意。
- 計測値を手元で確認でき便利。
- 若干の空気漏れがある。
米式・仏式両方に対応しているので、例えば自転車だけでなく自動車やバイクなどへの併用もできるのは良い。
空気圧調整機能があるので、細かく好みの空気圧に調整することもできる。
ただ、個人的に気になる若干の空気漏れ、これがあるので使用は控えることになりそう。
仏式バルブに使うならパナレーサーのBTG-Fの方がおすすめできる。
米式バルブに使うならairbone ZT-618の方が安心。
3つのエアゲージの比較をしてみました。
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