普段行っている自転車整備のルーティン、洗車方法を書いていく。
洗車で使うメンテナンススタンド
私は自宅ガレージで水洗いをしており、ロードバイクの洗車ではメンテナンススタンドはParkToolのPRS-20を使っている。
洗車前の状態
洗車ビフォーアフターが分かりやすいように洗車前の状態を見てみる。
ホイールはパサパサの土がこびりついている。
チェーンとチェーンリングは黒く汚れている。
スプロケット、リアディレイラー回りの汚れもなかなかの感じだ。
ブレーキも土なんかで汚れている。
BB回りも土や油で黒い。
洗浄
準備
メンテナンススタンドへ自転車をセット。前後輪は外して、チェーンキーパーを付ける。
これでスタート。
駆動系洗浄
一番はじめに駆動系の洗浄をする。汚れが最も多い部分から洗浄していく。
ディグリーザーをつける
今日のディグリーザーは、WAKO’sのチェーンクリーナーを使うことにした。
下は私が使ってみたディグリーザーの比較ページです。
チェーン、前後のディレイラー、スプロケットにディグリーザーをかけていく。
ディグリーザーをかけたら、ブラシでチェーンを全周こすっていく。チェーンの表面、裏面、リンクをこするのがポイント。
続いてチェーンリングやディレイラーのプーリー、スプロケットもこすっていく。
ブラシでこするのは、汚れを浮かして汚れを落としやすくするためだろう。
ディグリーザーを落とす
汚れをしっかりと浮かしたら、ディグリーザーを落としていく。
今回はWAKO’sのチェーンクリーナーを使ったので、水洗いをする。
流す箇所は、以下のディグリーザーを使った箇所だ。
- チェーン
- 前後ディレイラー
- スプロケット
- チェーンリング
水洗いできるところがWAKO’sチェーンクリーナーの手軽で良いところ。
溶剤系ディグリーザーを使った場合は、ウェスで拭き上げていく。
中性洗剤で仕上げ洗いをする
経験上、どんなディグリーザー、チェーンクリーナーを使ってもそれだけでは汚れが結構残りやすい。
大量の中性洗剤水で物理的に洗い流すと汚れをさらに落とすことができる。
バケツ一杯の中性洗剤水でチェーン、チェーンリング、スプロケット辺りの駆動系全てをブラシでゴシゴシ洗い流していく。
最後に流水で洗い流しておしまい。
ここまででチェーン洗浄の仕上がりは、チェーンを指で強くこすっても汚れが指に付かない程度まで綺麗になった。
ホイールフレーム、その他パーツ洗浄
ホイール洗浄
ここでも中性洗剤水で水洗いをする。
ブラシは大きいものと小さいもの2つ。
大きいものは広い面を、小さいものはハブのあたりをこするのに使いやすいものを選ぶ。
今回はタイヤに土がたくさん付いているので、水をかけてふやかしてからブラシでこすっていくことにした。
タイヤとリムを大きいブラシで、ハブの辺りの細かいところは小さいブラシで簡単にこすっていく。
その後は水で流しておしまい。
フレーム、パーツ洗浄
流水でフレームを簡単に濡らす。
次にブラシでこすっていく。
フレームの広い部分は大きいブラシで土などの汚れを下へ落としていくイメージでこすっていく。
前後のブレーキやブレーキシュー、ディレイラーなどは小さいブラシでこすっていく。
BB周りも小さいブラシで洗いやすい部分だ。
最後に流水で洗い流す。
これでおしまい。
拭き上げ
洗い終わったら乾燥のため、拭き上げを行う。
なお、この拭き上げの段階で黒い油汚れがウェスにつくのであれば、上記の洗浄が不十分な可能性が高い。特にディグリーザーでの洗浄が不十分だと油汚れが残る。
駆動系拭き上げ
まずチェーンやディレイラー、チェーンリングの拭き上げを行う。
チェーンリングは表からだけでなく、裏からもアプローチすると汚れの落とし残しが確認しやすい。
スプロケットも拭ける範囲で水分を取っておく。
フレーム拭き上げ
次はフレームについている水分を拭いていく。
その他仕上げ
コーティングがここに入ると思うけれど、最近コーティング作業は怠っている。
今回は、フレームにこびりついた油汚れを落としていく。
ダウンチューブの下部、チェーンステーの前方、シートチューブの下部、BBで交わる辺りの油汚れはひどい。駆動系から飛び散った油がそのまま残ってしまう。
フレームについた汚れを落とすのには、KURE パーツクリーナー プラスチックセーフを使っている。
プラスチックは傷めないと記載がある。塗装への侵食性は低そうだ。数年間使っていてフレームに悪影響が見られてはいないので、今の所信用している。
ウェスに吹き付けてからフレームを拭くと使いやすい。
これで中性洗剤では落ちない汚れを簡単に落とすことができる。
チェーンリング裏、BB下、BB後、シートステーとチェーンステーの交点、など使える箇所は多い。
とてもきれいになった。
注油
ここで記載している洗車方法は水を多く使う上ディグリーザーで油を落としている為、必要な箇所へ注油をしなければならない。
チェーン注油
チェーンオイルをさす。
パーツ注油
チェーン以外の細かい箇所へ注油をする。
- リアディレイラーのプーリー
- 前後のディレイラーの関節部・スプリング
- ブレーキの関節部・スプリング
この辺りをメインに注油する。
たまにホイールのアクスルやハブとスポークの接触部に注油することもある。
この細かい作業は、
AZ 狭所用オイラー 15ml 極細針ノズル付[内径約0.3mm、外径約0.9mm]
が使いやすい。
オイル拭き上げ
最後に余分なオイルを拭き上げていく。注油して浮き上がった汚れも拭いていく。
完成
ホイールをフレームに取り付けて、ブレーキと変速機の調整をしたら完成。
これぐらいにきれいになると満足できる。
終わり。
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