このページは、EQUAL コントロールレバーに関するトラブルまとめの記事です。
レビューはこのページに書いています。
レバーBが元の位置に戻らない
コントロールレバー取り付け後、右レバーBの異常に気が付いた。
倒したレバーBが元の位置に戻らない。
シフトケーブルを取り外し確認したが症状が変わらないので、コントロールレバー本体の問題だろうと思い、写真動画を添えてグロータックへ問い合わせた。
メーカーからの返答は
弊社にて点検をさせていただきたいと思っておりますが
もしよろしければオイルをさしていただき動作が改善されるか見ていただけますと幸いです。
添付した画像の赤矢印が指す部分に少し欠けがあり、
そこからハンドル(黒い樹脂部分)側に向かってオイルスプレーを
ごく少量注してみていただけますでしょうか。
このときオイルスプレーは クレ556やラスペネといったものではないものでお願いします。
もしオイルスプレーが無い場合は、チェーンオイルなどを楊枝などに少量取り
さしてみていただけますでしょうか。

とのこと。
指定された作業でレバーBは改善した。
改善したことを再度グロータックへ連絡をすると返信があった。
今回のことを踏まえて出荷時の試験内容などを見直し
よりよい製品を提供できるよう努めて参ります。
今後同様の初期不良が無くなれば良いと思う。
グログロ君情報 ※2024/8/27追記
グロータック公式アカウント グログロ君より、Bレバー異常の件についてコメントがあった。
どうやら今回のBレバー異常の原因は特定できた模様。
同様の初期不良は今後起こらないだろう。
レバーBを倒しても変速できない
その後使用を続けていると、レバーBの変速不良に気が付いた。
正確に言うと、ゆっくりレバーを倒すと変速ができない(素早く倒すと変速できる)。
前項の注油量が多すぎた(作業ミス)のかと思い、グロータックへ続きで問い合わせをした。
原因としてはオイルの入れすぎが一つとして考えられますが念のため、こちらで製品を確認させていただければと思います。
と返答があり、結局点検を受けることにした。
代品を送ってもらい、交換後購入品をグロータックへ返送した。

代品を取り付けると、快調に変速できた。
勝手に変速ケーブルがリリースされる
2000km程走行後、左右とも変速ケーブルが乗車の振動によりリリースされてしまう症状が出てきた。
右レバーに関しては、レバーAと倒すとレバーBも動いてしまい、変速微調整が効かなくなる。
不調かと思ったが、フリクションボルトの緩みが原因だったようで、増し締めをすると症状が治まった。
フリクションボルトは振動により自然と緩むので、適宜調整が必要なようだ。

レバーAの空打ち症状
2025年2月6日、右レバーAの空打ちが起こった。
レバーAを素早く倒すと空打ちし変速ができない。ゆっくり倒せばフリクションにかかって変速できる。ちなみに症状が起きた時、気温は零度前後だった。
翌朝、気温は零下。自転車を屋外に30分間程放置して確認してみる。
すると空打ちの再現ができた。
室内へ戻すと症状は消える。
恐らく、空打ち症状のきっかけは温度。
ついったーでグログロ君がポストを拾いコメントをしてくれた。
メーカー窓口へ症状について問い合わせをしたところ、以下の返答があった。
以下の手順をお試しの上症状が改善されるかお試しいただけますでしょうか。
①ブラケットカバーをめくる
②ケーブルクリップを留めているネジの隣にあるネジ(※)を45°~90°程度左に回す。
※添付ファイルをご参照ください。
このネジを緩めると、レバーAの遊び量が減りますが、
レバーのクラッチが切れにくくなり、レバーが固まりやすくなりますのでご注意ください。
もしこちらでも改善されなければ、その旨をお伝えくださいませ。

指示された作業通りにしてみると、低温でもレバーAの空打ちは起こらなくなった。
ただネジを緩めすぎるとレバーBが固まって動かなくなることが時々起こる。ネジを少しずつ締めて微調整をして様子を見ている。
レバーAの空打ち症状再発&代品(現行品)へ交換
2025/7/12、ロングライド中レバーAの空打ち症状が再発した。
右レバーの空打ち症状だったので、後ろ変速を軽くしようとするとスカッと変速できないことが数回。
休憩ポイントで様子を見るため、フリクションボルトを締めるとなぜだか空打ち症状が悪化。もとに戻しても全く変速できなくなってしまった。
その後過去のトラブルを書いたこの記事を見返して、【ケーブルクリップを固定しているネジの隣にあるネジ】をレバーBが動く範囲で緩めてみたが、レバーAの空打ち症状は治らず。

その日のライドは終了かと思ったが、レバーAを前側へ押し気味にして倒すと変速できることに気付き翌日までライドは継続できた。
その後、グロータックへ問い合わせをしたところ、左右とも(異常があるのは右レバーのみ)交換対応となり、状態について報告があった。
右レバーを分解し、内部を確認したところ
クラッチ内部に油分や汚れが付着しておりました。
これが本件の原因であるかは定かではありませんが、
油分がクラッチを滑らせたり、汚れがクラッチの入力状態を妨げてしまうことで、
レバーが空振りしているような状態を招いた可能性がございます。
このレバーで2500kmほど使った時点でシフトケーブルがレバー内部で切れてしまったのでその時シフトケーブルにシリコンオイルを吹き付けたのかも。そのオイルが内部へ侵入したのかもしれない(記憶があいまい)。オイルに関してはシマノ製STIよりシビアな印象だ。
同じ症状に見舞われないよう、シフトケーブルへのオイル塗布はごく最小限にしなければいけない。しばらくオイル塗布はやめてシフトケーブルの寿命を見ようと思う。
なお、現行品ではクラッチに使用している封止材が改良されているなど
本件のような事象は起こりにくくなっていると考えております。
現行品(Ver0201)は改良されている模様。同じ症状が起きないことを祈る。
代品はVer0201(現行品)。

メールで教えてもらったが、太いライナー管に変更となっている。
ケーブルの寿命が延びれば良いと思うが、この変更はどういう狙いだろう。

交換された現行品は快調である。
コメント