【STI】Shimano ST-R9100のファーストインプレッション

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2022年3月6日に自宅に届いたST-R9100。

ST-R9100購入までの経緯と動機をまとめた記事

4月8日にCAAD12へ取り付け作業を行った。

BL-R400+レバーコラムマウント+SL-7700の組み合わせから、ST-R9100へブレーキ機能とシフト機能を一本化した。(普通のロードバイクのパーツに戻った)

完成写真
小型サイズのフレームではより存在感を放つSTI

なお、ST-R9100の購入動機は下の記事に書いた。

この記事ではST-R9100を一週間使用した現時点での感想を書く。

使用感

購入動機に書いたうちいくつかの疑問は一週間使用した現時点で解消された感じがする。

重量増加の影響

前の記事にも書いた、手が直接触れる部分がブレーキレバー(BL-R400)からSTI(ST-R400)へ変更すると、左右ペア重量が254g(BL-R400)から372g(ST-R9100)に増加する。

BL-R400の重量254g
ST-R9100の重量372g

この影響が乗り心地にどう影響を与えるか、というところだったけれど、重量増加による不快な感覚や使い勝手が悪いというような感じは全くしない。

逆に手に伝わる感触はBL-R400と比べてマイルドに変わり、乗り心地は増したように思う。それは下の方で書いているブラケット幅の違いによるものだと思う。

ハンドルの抵抗感

コラム回りはすっきり見える。がハンドルとフレームをつなぐシフトケーブルが2本増えた。

STIではシフトケーブルがコラムをまたいでハンドルとフレームに固定されるので、ハンドル回転に多少の抵抗を生むことになる。走行中はそんなにハンドルを大きく回転させることはないにしても、回転抵抗がどれほどか乗車感に影響を与えるかと思っていたが、これも特に違いを感じることはない。


これら二つは換装前に疑問に思っていたこと。

他にシフトケーブルの寿命、STI内部での耐摩耗性については、今後様子を見ていきたい。

換装後に気が付いたBL-R400とST-R9100の違いが下の点。

変速性能

変速性能はとてもいい。

SL-7700はフリクション式でシフティング毎に微調整をする必要があるが、STIはそんな必要はない。

手元変速できることも大きく、速さを求める走りにはやはりSTIの方がいいなぁという感想。

STIの強みであるにたちこぎ中やダウンヒル中、下ハンポジション等いつでも変速ができるのは。

ダブルレバーだとブラケットから手を離さないと変速ができず、路面状況を確認したりポジション修正をした後に変速するので変速スピードが落ちてしまう。

なお、変速機はFD-5800とRD-5800の数世代前のかなり使い込んだ105グレードをそのまま使用しているが、SL-7700使用時と何も変わらず変速できている。

ブラケットポジションの安定感

ST-R9100とBL-R400 ブラケット幅の違い

ブラケット幅の違いからくるブラケットポジションの手の安定感は、ST-R9100の方が高い。

  • ST-R9100のブラケット幅は30-45mm
  • BL-R400のブラケット幅は27-28mm

この幅の違いは結構大きくて、ブラケットポジションでペダリングする時やたちこぎする時にBL-R400よりも手の安定感が高い。

またブラケットの幅が広いことで、路面からの衝撃が点ではなく面で手に伝わる感覚がして、マイルドな乗り心地に感じる。

ブレーキ性能

ブレーキ性能はBL-R400よりもST-R9100の方が低いように感じる。

特にブラケットポジションでのブレーキングには、ST-R9100の方がより握力が必要になった。

ST-R9100とBL-R400をいろいろ比べてみると構造的な違いがあり、

  • ST-R9100はBL-R400と比べて ブレーキレバー比が異なるのでブレーキングにそもそも大きな力が必要になる。
  • ST-R9100はブラケットが大きくて、レバーまでの長さも遠く、レバーの幅が広いので、指のかかりが浅くなって握力発揮が難しい。

というところから、ブレーキ性能が低く感じるように思う。

ちなみにリムブレーキはBR-5800を使用している。

なぜブレーキング性能が低く感じるのかをまとめた

まとめ

ST-R9100のファーストインプレッション的なものをまとめる。

◎ ペア重量254gから372gへの重量増加は問題なし。

◎ コラムをまたぐケーブルが2本増えてもハンドリングに影響を与えないし乗り心地にも影響がない。

◎ 変速性能はバッチリ。最高。

◎ ブラケットポジションの手の安定感はマシマシ。最高。

◎ 緩衝性が高く手が疲れにくいように思う。

× ブレーキ性能は低い。(BL-R400比)

STIはスピードを求める使い方には相性のいいパーツだと思う。

適度な軽量性と高い変速性能、手になじみやすいブラケットの大きさ等、さすがシマノ製機械式変速最高グレードSTI。

それだけに普通気にならないようなSTIのブレーキ性能の低さに気づいてしまったのは残念。

他のネガティブな点では価格。ST-R9100は5万円ほどの販売価格。

ダブルレバーとブレーキレバーの組み合わせであれば2万円ほどで組める。

スピードをそれほど気にしないのであればダブルレバーとブレーキレバーの組み合わせで十分良い。

手の小さい自分としてはブレーキ性能がBL-R400(ブレーキレバー)の方が高いので、その選択肢は十分にアリ。

現時点で次の自転車を組むとするなら、ダブルレバーとブレーキレバーの組み合わせも視野に入れた構成にすると思う。

STIのブレーキ性能の低さは乗車感に与える印象が案外大きく、自分の使用用途はレースではなくてロングライドや通勤、グラベルライド等なので、スピード性能をそれほど求めてはいない事がはっきりと分かった。

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