灯油は、洗浄力が非常に高く安価なチェーンクリーナーとして使える。
製品情報
灯油
2020/12/6現在で、18L当たりの単価は1100-1400円。
使い方
灯油をチェーンクリーナーとして使う場合は、普通の溶剤系チェーンクリーナーと使い方は同じで良い。
チェーンへ塗り込んだ後はウエスで拭き上げる作業が必要。
チェーンへ塗り込む

灯油をコップなどの器へ適量入れる。
一回の使用量は50ml以下。

ブラシを使って灯油をチェーン全周へ塗り込んでいく。
フレームの塗装を傷めやすいので長時間灯油がフレームに付着したままにしないよう要注意。
ついでにスプロケットへも塗っていくとスプロケットの清掃もできる。
ウエスで拭き上げる

チェーン全周へしっかりと塗り込めたら、一度ウエスでチェーンに付いた灯油を拭き上げていく。
この後中性洗剤で水洗いをするが、先に拭き上げをしておかないと汚れが残る。
スプロケットにも灯油を付けたなら、そちらも拭き上げておく。
中性洗剤で水洗い

中性洗剤で水洗いをする。
中性洗剤はバケツ一杯の水に適量溶かして、あわあわにすると使いやすい。
ブラシにバケツの水を含ませてチェーン全周をブラッシングしていく。
スプロケット、チェーンリング、ディレイラーも軽くこすっておくと汚れが残らない。
繰り返し
ここまでの流れを繰り返す。
- チェーンへ塗り込む
- ウエスで拭き上げる
- 中性洗剤で水洗い
今回は2度行った。
最後にホースで水洗いをして、ウエスで水分を拭き上げて終わり。
仕上がり
中指でチェーン全周をこする前 こすっても汚れが付かない
洗浄後、指でチェーンをこすって汚れの残留を確認。
左の写真を見るとチェーン表面がきれいなのは明らかだけど、問題はチェーン内部の汚れをどれだけ落とせているか。
右の写真を見ると、チェーン全周を指で強くこすった後も指に汚れが付かない。
かなり洗浄力が高いことがわかる。
まとめ
灯油は、チェーンクリーナーとしてかなり洗浄力の高い溶剤だということが分かった。
洗浄力を比べてみると、これまで試した中で最も洗浄力の強かったKURE CRC チェーンクリーナーとほぼ同等か上。
灯油は安価で使用量を考えると、一回当たり十円程度でコスパも優れている。
コスパと洗浄力だけで見ると今のところ最強レベル。
ただし液体で溶剤、灯油のにおいもあるし、作業が油臭くなってしまうのがデメリット。
(臭いはスプレー式のKURE チェーンクリーナーよりも感じないような気がする)
とにかく安価にしっかりと洗浄したい場合は、灯油でチェーン洗浄をするのが良い。
使いやすさなどを含めて考えると、普通のチェーンクリーナーを使うのが良い。
洗浄力
指に汚れが全くつかない。
かなり洗浄力が高い。
使いやすさ
全体的に油っぽい作業になってしまう。
ウエスで拭き上げないといけない。
チェーン洗浄器を使うのは、汚れが飛び散ってしまうのでやめておいたほうが良い。
臭い
普通に灯油の臭い。
嫌いな人も多いと思う。個人的には慣れてしまって何ともない。
価格
チェーンクリーナー界最安値。
1L100円以下キープ。
ロードバイクの洗車方法の紹介記事です。
ロードバイク洗車道具を紹介しています。
チェーンクリーナー一覧ページです。
チェーンクリーナーランキングを付けています。
コメント