【ブルベ】BRM531近畿400km茨木 海へいこうよ ほくせつの森

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体験
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参加動機

今年の目標ブルベの一つ、BRM621近畿400km神戸 (甲)の練習として、今回のゆるふわ400kmブルベを走ることにした。

最近300km以内のブルベをメインに走っていて、オールナイトライドは夜スタートを除いて2024BRM420近畿600km倉敷以来だ。

今回はオールナイトライドの感覚を久々に味わう目的もあった。

コース

大阪府茨木市発、丹後半島の伊根町を北端にして神戸まで南進し、茨木へ戻るコース。

準備

当日の天気予報は、気温15-23℃、天候は曇り~雨。

前回のブルベで準備をせずに痛い目を見た雨天ライドのお尻ダメージ。今回は同じ轍を踏まないようプロテクトJ1の準備をしっかりとしてお尻の保護に努める。

最高気温が23℃とあるが、北端の日本海周辺の気温はそれほど上がらず20度以下で経過する可能性も高く、雨に降られるとさらに体感温度は下がる。

そのためウェアは、モンベルジオラインL.W.Tシャツの上に

スマートウール半袖ジャージを着て、保温性高めで走ることにした。

そのほか腕にはアームカバー着用で温度調整、レインウェアフルセットをオルトリーブサドルバッグLへ収納。

携行食はキャメルバックサーキットベスト5へ収納して走った。

当日の自転車はこんな装備。

今回も携行食用のフロントバッグは無しで、自転車は軽装備。最近良さを再確認してお気に入りになっているオルトリーブサドルバッグL(初代?)には衣類+輪行袋しか入っておらず軽い。

当日スタートまで

大阪の茨木を7:00スタート。

茨木6:00着を目標に4:30起床、5:00自宅発で自動車でスタート近くのコインパーキングへ駐車。

6:15頃スタート地点へ到着するとすでに何名かの参加者が受付開始を待っている状況だった。

眠気が残っていたのでしばらくベンチで横になって受付やブリーフィング開始を待っていると、4週間前と同じく門川彩雷さんが到着され今回もともに走ることに。

4週間前のブルベ

スタート

茨木のおにクル芝生広場からスタート。

天候はどんより

序盤から前回の300kmと同じルートを走る。

住宅街で前回と同じミスコースをした。あと何度か走れば覚えられそうだw

このコースで、茨木市街地北端から上音羽(かみおとわ)までの坂道が今回一番長い。

ゆっくりとボチボチ上って、他参加者にどんどん抜いてもらい山中の田園地帯へ。この辺りでAlt400m程だろうか

歌垣山南側の堀越峠でパシャリ。

ここから南に山の中を進めば地黄湿地なる保全地帯がある模様

その先、亀岡市本梅町から篠山へ走るR372では、爆風向かい風。あまりに進まず上り基調かと思っていたら、ゆるく下り基調だった模様。

爆風・・・

盆地から山際に道が寄って上り区間に入ると風が弱まったので助かった・・・

天引峠から篠山へ入って10:05頃、PC1ローソン篠山安田店(51.5km 3:10)へ到着。

おにぎり2つと道中で食べようとイカ天を購入。ここでは雨天予報によりDNSされた方がお見送りに来ておられた。休憩20分ほどしてリスタート。

他参加者とともに向かい風の中を、鐘ヶ坂トンネルまでの坂道を上る。

このトンネルの反対側から山を見上げるとなかなか壮観な壁感なのだが、撮影タイミングを逃してしまった。

トンネル抜ければ篠山から丹波市氷上町へ。

下りきったところで携行飲料が欲しくなり100円自販機でスポドリを購入。

すぐ先にはPC2水分かれモニュメント(81.9km、4:50)。

氷上と言えば日本一低い中央分水界。

以前走ったプライベートライドですぐ近くの水分かれ公園へ立ち寄ったのだった

あっちの水は太平洋へ、こっちの水は日本海へ。

水を模した銀色モニュメント。ついついおぼっちゃまくんの身代金を連想してしまった。

氷上、春日、市島、福知山と丹波地方の有名な地域をつないで走る。

4週間前のルートと重なっていて風景に見覚えがある。

13:00頃予定していたファミリーマート福知山蛇ヶ橋店(105km、5:55)で休憩。おにぎりと豚汁を食す。

ここで同行彩さんからお尻ケアのタイミングだと言われた。ついつい200kmごとにしてしまいそうなお尻ケアだが、100kmごとにしておくとお尻ダメージが軽減できる。

天候は大きく崩れていないので、もう雨の心配はいらないのかも?とヤフー天気を覗いてみると、今から向かう丹後半島付近(宮津市~伊根町)では15:00頃から雨が降る模様。

諦めの境地で雨の降る方へ向かう。

今回も福知山城を撮影。

氷上から流れてきた水かどうかは分からないが、日本海へ注ぐ由良川沿いを北上する。

天候はますますどんよりと、いつ雨が降り始めてもおかしくない。

R175をそのまま進めば舞鶴へ出るところ、手前の細い府道へ入ると良い感じの田舎道を走れた。

今回一番のお気に入り区間。

細い谷の区間を遡上すると、狭い盆地地形に小さな村があった。下流よりも上流に村がひらけているので、珍しいと思った。

そこからすぐ北側が板戸峠でその先は日本海(栗田湾)に通じているので、人の通行が多かったのだろうか。

海へ出るとようやくたどり着いた感じがしてうれしくなった。

今回お初の日本海

海へ出てからは、大きく見ると若狭湾の西側、岸壁のアップダウンを走る。

なんどか激坂を越えて、15:30頃PC3京都府立青少年海洋センター(153km、8:35)へ到着。

ここまでひたすら向かい風(北風)に立ち向かって走っていたが、ここから数kmは南下する。追い風に助けられると期待していたのに、このあたりはなぜだか南風と西風が交互に吹いていた。

宮津の町へ入ったあたりで、同行の彩さんがアイウェアのレンズを脱落させてしまうということがあった。レンズに小さなカケができてしまったが、そのあとは問題なく走れていた。

予定していた宮津のマクドナルドで休憩と昼食を摂る(162km、9:00)。休憩時間は35分と比較的ゆっくりできた。ここではハンバーガーを携帯食用に一つ購入してこの先の補給にすることにした。

この段階で雨予報の15:00を過ぎても、まだ雨は降っていないし少し晴れ間があって暑いほど。レインウェアを着用してリスタートするつもりがそんな感じでもないので、そのまま走る。

ここからは次のPC伊根まで20kmほど北上する。

天橋立がルート上にあって、観光を楽しみながらゆっくり走った。

時間が遅いからか天候のためかいつもよりも人が少ない、とのことで自転車で走行しやすい。

快調に天橋立の砂地を走り抜け伊根へ向かう。

直前に見ていたヤフー雨雲レーダーでは、18:00以降に雨が降る、とのことだったので雨天を避けられると安心していたのに、このあたりから雨が降り出す。

はじめは小雨、次第に普通に降ってくる。レインウェアを着用するか検討したが、前方遠くを見ると雨がやんでいるのが分かるので、そのまま進行。

水はけのよくないアスファルトがあって、水しぶきの掛け合いをしていた。

雰囲気の良い伊根の地域まで到着すると、そのあたりは雨がやんでいた。

ここでも半分観光気分でゆっくり走って、17:30頃PC4耳鼻集会所(185km、10:35)へ到着。

耳鼻(にび)地区

ここからは神戸市垂水区まで約160km南進する。

ここまで向かい風に苦しめられていたので、ここからは追い風ボーナス区間だとうれしくなっていた。

ただ、南の方角を眺めると明らかに雨雲がかかっていた。宮津まで戻る手前で確実に降られる。レインウェア着るか迷うところだが、雨の具合によっては着なくても良いかも、と思いそのまま走る。

途中トイレ休憩ついでにメロンソーダをゲット。先ほど購入したマクドナルドのハンバーガーを食べておこうと出してみると、冷えて美味しいとは言えない状態。賞味期限切れだ。

寒いのに糖分が欲しくて買ったメロンソーダ。冷えたハンバーガーと一緒に摂った。

リスタートして、割とすぐに雨が強まってきた。がレインウェアを着なくてもいいかなぁ、もう少し南へ進めば雨は止んでないかなぁ、と楽観的にそのまま進む。

往路と同じく水はけの悪い道に強い雨が降っていて、前走の彩さんから食らう泥しぶきを雨で洗い流す作業を繰り返していた。

雨に打たれても走っていればギリギリ寒くはないが、ほぼ全身水没。

PC5ファミリーマート与謝野町岩滝店(206km、11:40)へ到着して止まると一気に熱を奪われて寒くなってしまった。お尻ケアをして軒下で補給を摂って雨の様子を見ているとまぁまぁ普通に降っている。

ちなみにヤフー雨雲レーダーをその場で確認すると、降っていないという表示があった。信用ならぬ。

結構冷えてしまい、凍えてDNF・・・?と一瞬絶望していたが彩さんはこの状況が楽しいのか笑っていた。

こちらは上下レインウェアにレイングローブ、彩さんはレインジャケットのみを装着して早めにリスタート。

ここから与謝峠への上りに入る。久しぶりのまともな上りで、冷えた体もすぐに温まる。

R176の新道、高架橋を走るのだがその下に旧道が見える。姫路ブルベでは旧道を通るらしく、なかなかの斜度だそうな。新道は自動車が少なく勾配もゆるいので走りやすいが、旧道を走りたくなっていた。

雨は次第に緩むのかと思っていたがあまり変わらないか、少し強く降ったりする場面もありながら、与謝トンネルを越えて下り区間に入る。

このあたりから自動車の通行が多い。雨に打たれて視界が悪く、気温も低く若干寒さを感じる。

アップダウンがあり、彩さんはどうやら暑く感じていたようで水分補給が必要になったため、自販機休憩をいれる。

こちらのほうが重装備なのにあちらのほうが暑いとは、体感温度の差に驚く・・・

福知山市街のある由良川沿いまで降りると、由良川の水温が高いのかあたりの湿度が高いのか、むわっとした温かさで助けられた。

レインウェアを脱ごうかと思ったらまた降り出したりと不安定だが少し小雨に。

由良川を離れて福知山から丹波市へ越える穴裏峠を登る。

ここで鹿ミサイルとニアミス。道路左脇の田んぼでまったりしていた鹿2頭がこちらが近づくと、道路まで上ってきて1m前を横断して道路右側の山へ逃げて行った。逃げるならわざわざ近づかんでも・・・

穴裏峠のトンネル。雨が止んで路面もドライに。

山を下って少し走れば休憩できる、と気持ちも前向きになっていた。

22:00頃PC6ファミリーマート氷上町常楽店(266km、15:10)に到着。冷えたからカップラーメンを食べるという彩さんにつられて、こちらもカップヌードルカレーBIGを食す。

30分ほど休んでリスタート。するとあら・・・今まで元気だったのが眠気に襲われ始めた。まだ早い時間なのに困ったものだ。おなかが膨らむと眠くなる時と目が覚める時、パターンはいろいろ。

今回は冷えた体を温めて満腹にしたら眠くなってきた。そういえばコーヒーを飲むのを忘れていた。

眠気でなんとなくはっきりしない視界で足取り重く漕ぎ続ける。幸い追い風が続いてくれていてペースは出やすい。

山南町、黒田庄、西脇はR175沿いを走ることが多かった。西脇から田舎道へ入りアップダウンの繰り返しが始まる。眠気で辛かったが、短い上りをダッシュしたりしていつの間にか目が覚めてきた。

予定していた休憩ポイントセブンイレブン小野福住町店(303km、17:15)へ0:00頃到着。ここでもお尻ケア。他参加者も数名立ち寄っていたが皆元気が無く静かな感じだった。雨も止んで、体温でウェアも少しずつ乾いてきたので上下レインウェアを脱いでリスタート。

ここから垂水まで山を下ってすぐ着くかと思っていたが、三木市内のアップダウンは全然良いとしても、神戸市内に入ると夜間にもかかわらず途中の信号に足止めを食らって予想外に進まない。眠気も再来して予想外にこの区間はストレスフルだった。

2:50頃眠気真っ盛りの中、PC7ローソン垂水仲田3丁目店(340km、19:40)に到着。ここで久しぶりについったを見てみると、ぐれおくんさんがとっくにゴールして牛丼をほおばっているポストを見るwどうやら5時間前にこのPC7を通過していた模様で、なんだか元気をもらえた。

目覚ましコーヒーとパンを摂って25分程休憩後リスタート。

ここからは垂水の海岸線を東へ走る。平坦が約束されていて、ほぼ知った道が続く。そして一山上れば自宅へ着いてしまう距離感。帰宅の誘惑に耐えながら、神戸の市街地を走る。

同行彩さんは前日までの寝不足&疲労により珍しく眠たそうだった。

元町辺りで参加者のお2人(かわいさんとおかずちゃんさん)から声をかけられて、ここからゴールまで一緒に走ることになった。

会話をしていると目が覚めて、この先からの区間は非常に助かった。

かわいさんの公募フレッシュの話は面白い・・・中部ブルベの情報もたくさんいただいてありがとうございました。

話をしている間に5:20頃、PC8ローソン佃4丁目店(381km、22:20)へ到着。ハンガーノックの予感を感じていたが食欲がわかない時間帯で、残り20km程市街地をゆっくり走ればゴールなので、おにぎりを1つだけ補給。30分程休憩してリスタート。

ここから神崎川沿いを走る。

神崎川は、淀川からの分流でそこに安威川、猪名川が注ぎ、中島川へ別れた後、大阪湾へ注ぐ。複雑だ。

神崎川から遡上し大正川沿いを走っていると、鯉のぼりの大群に遭遇。

6:50 ゴールファミリーマート茨木小川町店402kmに到着し、みなでゴール受付のおにクルへ戻る。

おにクル

おにクルの名称が気になって調べたところ、音感的な【鬼・来る】の通りだった。

6歳児が命名したとのことでかわいらしい。

おにクルより
観光特任大使 いばらき童子 茨木市より
茨木童子 - Wikipedia

まとめ

400kmをまともに走ったのは2023BRM909近畿600km神戸以来だったので、約19か月ぶりだった。

脚は普通に疲れたし、やはり深夜帯は疲労が眠気を誘う。ただ久しぶりの400kmを普通に走れたので良かったと思う。

次は目標ブルベの2025BRM621近畿400km神戸。どうなることやら?

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