RIDE with GPSから取り出したGPXを、Garmin etrex30xに問題なく使えるようにするまでの手順。
この記事ではソフトウェアは(無料でも使える)地図ナビデーターカシミール 3Dを使って、トラックポイント間引きの方法を書いていく。
etrexシリーズとRide with GPSの相性問題
現行モデルのeTrex32x・22x・10J・10、eTrex Touch35J・25Jなども含めたeTrexシリーズ全般のトラック(軌跡ログ)の保存上限は10,000ポイントまで。
自分が所有しているeTrex30xも10000ポイントまでしか保存できない。
対してRide with GPSから取り出したGPXは、eTrexシリーズのトラック上限10,000ポイントを超えている場合があるため、eTrexで表示させると10,000ポイントを境にルートが途切れてしまう問題がある。
例えば、先日参加した【BRM104近畿200km神戸 お正月伊勢参りLucky Arrow(N2BRM)】のRWGPSマップは下の通り、距離は203.2kmとある。
そのデータを編集無しでそのままeTrex30xに入れて表示をすると、下のようにルートが168.8km時点で途切れてしまう。
Ride with GPSからeTrexへGPXを移す際には、トラックログを10,000以下に修正しないといけない。
ブルべでミス
これに気づかずミスしたブルべがあった。
ここからはカシミール 3Dを使ってトラックの間引きをする方法を書いていく。
カシミール 3D
カシミール 3DはWindows対応の地図ナビゲーター。
【Ver9.3.8, 2022/02/02公開, Windows XP/Vista/7/8/8.1/10対応 Mac非対応(Paralles Desktopでの使用報告有り)】(2022.2.3時点)
今回の用途だと、無料版のカシミール3D フリー基本セットでできる。
作業の流れ
作業の流れは
- Ride with GPSからGPXをエクスポート
- カシミール 3DへGPXをインポート
- カシミール3Dでトラックを10,000以下に減らす
- カシミール3Dからトラックを減らしたGPXをエクスポート
という感じになる。
説明には【BRM104近畿200km神戸 お正月伊勢参りLucky Arrow(N2BRM)】のルートを使わせてもらう。
Ride with GPSからGPXをエクスポート
まずRide with GPSでダウンロードしたいルートのページでGPXをエクスポートする。
①GPXファイルをエクスポート をクリック
②.gpxファイルをダウンロード をクリック
をして、任意のフォルダに保存する。
これでエクスポート完了。
カシミール 3DへGPXをインポート
カシミール 3Dを開き、マップ画面上にRide with GPSからエクスポートしたGPXをドラッグ&ドロップする。
するとRide with GPSと同じルートが表示される。
これでインポート完了。
カシミール3Dでトラックを間引く
次にカシミール3Dで、トラックを10,000ポイント以下に間引く。
・まず、メニューバーから 編集 → GPSデータ編集 をクリック。
・GPSデータエディタが開いたら
- トラック を左クリック
- トラック名リストの表示された名前の上で 右クリック
- トラックポイントの間引き を左クリック
・指定するポイント数で減らすに◎を付けて、距離優先 を選択する
・ポイントを 10,000以下の数字 を入力して、OK を押す。
・元のファイル名の後ろに 間引き後 と書いたファイルが作成されれば成功。
これでトラックが10,000以下に間引かれたGPXが作れた。
カシミール3Dからトラックを間引いたGPXをエクスポート
次に、間引いたGPXを保存先に保存する。
保存先はPCでもいいし、接続しているeTrexに直接保存しても良い。
間引いたGPX を右クリック ファイルの書き出し を左クリックし保存先を選択し保存する。
これでトラック10,000ポイント以下に間引いたGPXを保存できた。
ルートのみであれば以上の作業で完了。
最後に念のためeTrexで動作確認する。
まとめ
これでRide with GPSから取り出したGPXをeTrexで使える。
ここまでの作業ではルートのみだが、ブルべでのPCやフォトチェック等をウェイポイントに登録するのであれば、下の記事に書いたウェイポイント作成を行う。
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