交換のきっかけ
先日参加したブルベBRM722近畿400km神戸(甲)VALE TUDO(いわゆる400VT)では、氷ノ山周囲を走ったあとのラスボス東六甲は疲労感からあまり登れなかった。
コース全体に10%前後の勾配が配置されていて脚を削られたのだが、今後こういう山ばかりのコースを走るにはギア比が高すぎると考え、構成を見直すことにした。
現在の構成
現在の構成
- フロントチェーンリング:52/36T
- リヤスプロケット:11-28T
FC-RS500 52T BLK(Y1PR98060)
FC-RS500 36T BLK(Y1PR36000)
CS-R8000 11-28T
新しい構成
スプロケットは変えずに、フロントチェーンリングのみを交換することにした。
今回はFSA製品をチョイス。
条件はPCD110mm、5穴、50/34T。
購入した製品は
アウター:FSA PRO ROAD WA049のこれ。
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実測104g。
インナー:FSA PRO ROAD WB290のこれ。
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実測37g。
アウターブラック×インナーシルバーの組み合わせになってしまったのは、購入した店舗がこの組み合わせしか在庫が無かったからなのだけど、購入後自転車に組付ける直前に気が付いたのだった。
またフロント大ギアの裏面のチェーン落ち予防のピンがキャノンデール ホログラムSIクランクと干渉し、そのままでは取り付けができなかったのでやすりで削る作業が必要になった。
ギア比比較
(旧構成)フロント52/36 リヤ11-28の組み合わせ
11T | 12T | 13T | 14T | 15T | 17T | 19T | 21T | 23T | 25T | 28T | |
52T | 4.72 | 4.33 | 4 | 3.71 | 3.46 | 3.05 | 2.73 | 2.47 | 2.26 | 2.08 | 1.85 |
36T | 3.27 | 3 | 2.76 | 2.57 | 2.4 | 2.11 | 1.89 | 1.71 | 1.56 | 1.44 | 1.28 |
(新構成)フロント50/34 リヤ11-28の組み合わせ
11T | 12T | 13T | 14T | 15T | 17T | 19T | 21T | 23T | 25T | 28T | |
50T | 4.54 | 4.16 | 3.84 | 3.57 | 3.33 | 2.94 | 2.63 | 2.38 | 2.17 | 2 | 1.78 |
34T | 3.09 | 2.83 | 2.61 | 2.42 | 2.26 | 2 | 1.78 | 1.61 | 1.47 | 1.36 | 1.21 |
一番欲しかった最小ギア比は1.28から1.21へ、副作用として最大ギア比が4.72から4.54へ下がった。
使用感
通勤路(再度山ドライブウェイ)での使用のみ。
前34T-後28Tの組み合わせは、シッティングでの登りでは旧構成よりも若干軽いか、ほぼ分からない程度だと感じるが、立ち漕ぎをすると明らかに軽さを感じる。
この微妙な差が山岳ロングライド終盤の疲労感軽減へつながってくれれば助かる。
ちなみにこの最小ギア比を普段から使うと、ギア比を下げた意味がおそらくなくなると思われるので、通勤では34T-25Tまで縛りで走ることにした(普段通勤でトレーニングをしているわけではないので)。
ブラック×シルバーの組み合わせも悪くない。
まとめ
ギア比を下げるにあたり、まずはフロントチェーンリングを小さくする方が、軽量化にもつながり一石二鳥となり効率が良い。
その代償として最大ギア比も下がってしまうのだが、今まで52T-11Tギア比4.72を回しきったことは無いので問題はないだろう。
山岳ロングライドを走るにあたりこの構成でも辛いもしくは辛そう、となればスプロケット30Tを装備することにする。
そうすると34T-30Tの組み合わせで、最小ギア比は1.13へさらに下がる。
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