KURE チェーンクリーナージェット のレビュー記事。
製品情報
成分:●石油系混合溶剤●アルコール類●防錆剤 炭化水素系溶剤
容量:520ml
用途:自転車用チェーン・スプロケットの洗浄・脱脂
浸透性にすぐれた強力チェーンクリーナー(中乾性)です。
油汚れやグリースなどの頑固な汚れをすばやく落とします。
第一石油類(炭化水素系溶剤)501ml
製品説明、KUREから引用
容量520mlの内、第一石油類が501mlということは、缶内部の多くが液体成分であるということだろうか。
洗浄するチェーン
今回洗浄するチェーンは、1週間で300kmほど走行したシマノ CN-HG601。
チェーンもスプロケットもプーリーも全体的にしっかりと汚れている。
使用していたチェーンオイルは、KUREチェーンルブドライ。
使い方
①缶をよく振り、チューブ付きボタンをセットしてください。※缶上部の赤い印の位置にチューブの向きを合わせてください。
②チェーン全体にスプレーしてください。※ブラシを併用するとさらに効果的です。※洗浄後は、チェーンが乾燥していることを確認してから、KUREチェーンルブシリーズを注油してください。
製品説明、KUREから引用
中乾性クリーナーなので、洗浄後しばらくすると自然乾燥する(本来の使用方法)が、今回は洗浄後にウエスで拭いて中性洗剤で洗う。
赤い目印にチューブの向きを合わせてを取り付けるように書いてあるので、下の写真のように取り付ける。
チェーンにスプレー
チェーンにスプレーし、チェーンクリーナーを浸透させる。
ジェット噴射を謳っており、噴射量が多い。
揮発性は高くなく、チェーンから滴り落ちたクリーナーが地面に溜まる。
臭いはほぼ気にならないレベルで低臭。
ブラッシング
チェーンクリーナーを吹き付けた後は、ブラシでチェーンを擦っていく。
ウエスで拭く
チェーンの溶け出た汚れをウエスで拭き取る。
繰り返し
ここまでの流れを繰り返す。
- チェーンにスプレー
- ブラッシング
- ウエスで拭く
今回は拭き上げた汚れがキレイになるところまで3ループ行った。
汚れはしっかりと落ちるが、結構な量のクリーナーを消費してしまった。
中性洗剤で水洗い
バケツ一杯の水に中性洗剤を溶かしてブラシでチェーンを洗う。
その後、水で洗い流して完了。
仕上がり
最後にチェーンオイルをさして、ウエスで拭いて残留している汚れの程度を確認する。
汚れの残留程度はそれほど多くなく洗浄力は高めだと言える。
チェーン、スプロケット、プーリーの表面上の汚れはしっかりと落とせている。
公式の洗浄方法で使ってみた
この製品のコンセプトは、記事冒頭にも書いた通り【簡単・速効】。
正しい使い方は、KURE チェーンクリーナージェット公式ページに書かれてある。
簡単に書くと、
ウエスでチェーンを囲ったところにスプレーをして、ウエスについたクリーナーでチェーンを拭き上げて終了
というもの。
実際にこの方法でも洗浄を行ってみた。
結果
チェーンクリーナージェットの噴射量は結構多く、チェーンに吹き付ける量をすべてウエスで受け止めると飽和したクリーナーで手がビシャビシャに濡れてしまった。
なのでできるだけ多くのウエスとゴム手袋を使うと良い。
洗浄力に関しては、完全に汚れを落とすことはできず、私がいつも行っている方法(上の項の仕上がりの写真)の方が汚れ残量は少なかった。
このチェーンクリーナージェットのコンセプト通りは、【速効・簡単にチェーンの完全洗浄】。
完全洗浄とはいかないが、速効、簡単にチェーン洗浄を終えてしまいたい場合には使いやすいと思う。
まとめ
洗浄力が高く、臭いは控えめ。その反面、洗浄一回当たりの使用量は多くなる傾向にある。
また、公式で紹介されている方法で使えば、手早く簡単に作業を終えられる。
汚れをしっかり落としたい場合は、コスト的に他のクリーナーの方が良いともいえる。
洗浄力
★★★★
洗浄力は高め。
使いやすさ
★★★
一回あたりの使用量は多くなる傾向にあるので、価格との兼ね合いを考慮すべし。
臭い
★★★★
低臭。
溶剤系だが、油臭い感じはしない(Amazonによると、アルコールベース、と記載がある)。
価格
★★★
内容量520mlで1500円ほど。
中ごろの価格設定。
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