今年ラストのきっついブルベ200GPに参加した話。
参加動機

毎年恒例参加にしている神戸発きっついブルベ200GP。
毎年恒例参加と言っても気軽に走れる難易度ではないので、準備も含めてそれなりに覚悟をもってエントリーをしている。
なお直前に600km(600GP)も開催されていたが、今年は昨年からの脚のケガを治すのに時間がかかり、このブルベに間に合わせるのが精いっぱいだった。
また本年がGPシリーズ最後の開催で、この200GPがトリ。
毎年このシリーズに参加することで、走力を上げてもらっているご恩があり、
【主催のお言葉】
「俺様のブルべ力で神戸超級山岳シリーズを成仏させてやるよ」
という気概を持って走ってください。
GPシリーズ冥界送りの末席を汚すべく、参加をすることにした。
自転車

今回は、2024年に購入した東洋フレームアドベンチャーロードで参加することにした。ブルベでこれを投入するのはお初。
650×42Bのタイヤ(グランボア エートル)を装備しており、乾燥重量は約11kg。
上りも平坦も昨年までのロードバイク(キャノンデール CAAD12)よりも時間がかかるはずで、自分的にチャレンジングな試みである。

走行計画
今回は、昨年2025年200GPを走行した記録を参考にして自分のペースを走りながら確認することにした。
昨年よりも低速で走る道中の、停車・休憩時間を極力減らすために、補給食、水分を多く積載して走ることにする。
制限時間に間に合わせる為の苦肉の策でもあるが、うまくいくかどうか。
装備・積載
水分は下記で合計3L弱。
- キャメルバックのポディウムチル710×2本
- ハイドレーションバッグ1.5L
補給食は、下記で約4,500kcal。
- カロリーメイト 7袋(28本)
- 羊羹 7本
- 魚肉ソーセージ 7本
カロリーメイトは1本約100kcal、羊羹は一本約150kcalと計算がしやすい。
補給時はカロリーメイト4本約400kcal、羊羹1本約150kcal、魚肉ソーセージ1本90kcalをワンクールとして、7クール分積載した。これだけあれば200km走行のカロリーは摂取できそうだ。
これをフロントバッグとトレランベスト(ハイドレーション)へ詰め込む。
当日、現地まで
前夜に朝食サンドイッチ2つを作るのが時短のコツ。ただ朝コーヒーを淹れる時間は無かった。
6時スタートなので、いつも通り4時起き。
起床して着替えをしていると、気温が低く寒い。前夜も同じように寒かったので、これは予報よりも気温が下がる日なのでは、と予想して半袖ウールジャージを選択した。

がこれは間違いで、日が出るとすぐに暑さを感じるようになり、ほぼ一日中半袖インナー(ジオラインL.W.Tシャツ)で過ごすことになるw

ついでにアームカバーとネックウォーマーも装備して出発。

4時半自宅発で5時頃にデポ地着。車で移動するか自走するか迷ったが、200km,5000mUPを終えた体で2度目の再度山を登るのはやめておいた。
寒かったので付近の自動販売機で缶コーヒー(HOT)を購入。朝食サンドイッチ2つを食べておいた。
スタート~101kmPCまで

久しぶりのHAT神戸スタート地点へ到着しトイレへ。なんと洋式トイレが故障しており、稼働台が少なく順番待ちができていた。
今回ブルベ自体が久しぶりの参加で、2025年6月以来、一年4か月ぶりだ。

200km走るのもこれ以来なので、大丈夫なのか不安は少しあったが、普段の走っている感覚からすると3000mUPの遊びでも脚に余裕はあるので、まぁ大丈夫だろうと思っていた(ペースは全然違うが)。

スタート地点で昨年の200kmと400kmで時々出会ったはやみぃさんをお見掛けした。

6時前にスタート。
いつもの再度山の上り口に6:13到着。

今回は殿勤めの心持ちだったが、他参加者の走りを見ているとどうしてもペースが乱れてしまう。気が付けばいつも通りというより、ロード乗りのヒルクライムに合わせて走っていると、いつの間にかハイペースになっていた。

なぜか上腕三頭筋に疲労が・・・ゆっくり走ろうと思っても、ゆっくり走れなかったから腕に力が入っていたのだろうか。
そして暑い。一つ目のピークを越えて工事信号待ちの間に、ウールジャージ(半袖)を早速脱いだ。結構汗ばんでいたので、このタイミングで脱げてよかった。ここからはジオラインL.W.Tシャツ一枚で走ることになるが、この日はこれがちょうどよかった。

そうこうしていると、昨年終盤でご一緒したFさんからお声かけをいただいた。昨年は、大野山の上り手前で道迷いに声をかけたのと、ラスト六甲山上りで名刀ムラマサさんと3人で上った。

しばらくご一緒しようとは思い、再度山を越えて次の岩谷峠への上り途中まではペアで走ったが、やはりペースが違う。こちらが足を引っ張ってしまう感じがする。補給のタイミングもあったので先に行っていただいた。
岩谷峠を下って、しばらくは低い丘陵地のアップダウンが続きFさんを遠目に見ながら走る。
吉川I.C.辺りで、今回終盤ご一緒となる若いライダーYさんが先に行かれる。私と同じモンベルのヘルメットを着用しているので、わかりやすいしなんだか目立つ。
すぐ先で(通過チェック・フォトコントロール)②吉安上公民館に到着。

ここではFさんとYさんもおられたが、撮影後の登坂ですぐに追いつけなくなったり、信号で追いついたりしていた。
三田の平地区間で武庫川をパシャリ。


千丈寺湖への上りで速い人に抜かれつつ、FさんYさんのお二人も先へ進みここからは本格的にソロ走行が始まった。
黒川を遡上し急坂を上って永沢寺へ向かう。例年だとここでいろんな参加者と抜きつ抜かれつ走るんだけどなぁ、などと思いながら。

このブルベの殿勤めは精神的に不安で、重たい自転車で来たことを後悔したり、気持ちを奮い立たせてたり、と気持ちの切り替えが忙しかった。
他参加者のペースも気になるが、自分が完走タイムに間に合うかが怪しいと感じていた。
(通過チェック・フォトコントロール)③永澤寺 看板に到着。

FさんYさんのパックが入れ替わりで走り去って一人でパシャリ。
この先は篠山へ下りるが、いつも寄るコンビニ休憩は無しの予定で走っている。脚を休めた方が良いのか、走り続けた方が良いのか走りながら思案していたが、走り続けることにする。皆さんが休憩している間に走り続けて、少しでも時間を稼ぐ名付けて【うさぎと亀作戦】だ。
篠山盆地を東へ進み、軽いアップダウンを越えてコンビニをスルーする。
ベルカントリークラブのまぁまぁな坂を上る。この辺りは前にも後ろにも人がいない。

完全にソロモード。ただ時計を見ると、休憩していないにも関わらず昨年のタイムよりも遅い気がする。

ロングライド不足なのかマシンの特性の影響なのか。
途中市野々のかかしをパシャリ。昨年は遠目で撮影しただけだったが、今年はアップ。

この辺りの風景は独特な味がある。
名もなき峠と、中山峠を越えて、

PC1船坂親水公園 看板へ到着。

後半戦~ゴール!
時間を確認すると11:28だったので、昨年のタイムよりも20分程は遅い。しかも昨年までは15分休憩ありのタイム。ここからさらに上りが多いので先が思いやられる。
るり渓までの平坦路を追い風を受けながら久々に30km/h程で快走していると、参加者がおられたのでパスすると、すぐに追いついてこられ、はやみぃさんだった。
もっと先におられるはずの人なのだけれど、るり渓上りの途中までご一緒することに。
お互い太いタイヤを履いているが、はやみぃさんはいつも通り軽快に走っておられる。先週は乗鞍1000,そのさらに一週間前はGP600とハードライドを毎週重ねておられる。タフである。
上り途中からこちらは補給をするやらペースが落ちるやらで先に行っていただく。
昨年のブルベや最近のライドで、るり渓を上ったところに公衆トイレがあることを知っていたので立ち寄ると、トイレに自転車の轟音が響く。若いライダー数名がヒルクライムアタックをしている。疲れた脚を交換してほしいと思った。
るり渓を上り終えて天王へ下りそこから林道のような狭い道をまた上り返す。
ここでFさんYさんのパックが追い付いて来られる。うさぎと亀作戦の効果はこの辺りで切れてしまったか。

微妙に一緒に走るペースではないので、先に行っていただく。こちらに合わせていると時間に間に合わない可能性が上がってしまう。
林道から籠坊温泉をかすめて軽く上り返してすぐ峠を迎える。空腹感があったので一度止まって補給を摂る。この辺りでは数名の参加者と出会う。
この先は大野山のきつめの上りが待っている。水補給を兼ねて大野山ふもとの自販機で休憩を取ることにする。
大野山ふもとへの上りはいつ見てものどかな田園風景だが、坂道は10%弱とのどかではない。これは何度走っても同じ感想が出る。


この辺りで数名の参加者とスライドする。
『約1時間程の差があるだろう。ゴールタイムは2時間程の差があるはずだ。しかも余裕っぽい。3時間程の差かな・・・』
などと考えながら自販機へたどり着いてアクエリアスを購入し、補給を摂りながらしばし休憩。


ここからしばらく10%前後の激坂が続く。どうも冷えたアクエリアスが良くなかったのか胸が悪くなっていた。吐かないように気を付けて上る。
この日はたまたま山頂のキャンプ場でイベントがあるらしく、狭い登り道を自動車が何台も追いかけてくる。自動車と自転車双方に運転技術が無いと自転車が走りながら自動車が追い越しをするのは難しそうなので、その都度停車していた。
途中猪名川の源流が流れているのを発見し、パシャリ。何度もここを走っているが水がしっかり流れているのは初めて見た。

ゆるゆる上ってピークへ到達。
山頂は強風が吹いていて、半袖半パンでは寒かった。他参加者は長袖ジャージを着ている人が多いし、昨今は夏ジャージでも長袖を選ぶ人が増えている気がする。

天文台への上りでFさんYさんとスライド、上りなのに寒かったので、さむぃ~とつぶやきながら撮影ポイントへ向かうと、参加者の方が「半袖…w」とややウケが取れたので良かった。




本来なら下り区間での回復を込めて、ここで補給を摂った方が良いと考えているが、寒さに負けてすぐに下山。
この区間だけ行って来いなので、先ほどのふもとの自販機に再び寄ってアクエリアスを購入し、補給と休憩を取る。
杉生交差点までの下りはいつも通り快調で、胃の不快感も消えていた。
北風が続いていて追い風の猪名川下りをしばし楽しむ。

そしてここからは才の神峠の激坂(20%程)ヒルクライムが待っている。

久々にここを上る。ただ今回の車体ギア比は、前30×後ろ34の未舗装路用ウルトラライト0.88を装備している。経験上このバイクだと割と楽勝なのだろうと思っていた。

路面状況はこんな感じで、荒れたコンクリート舗装に土が少々乗っている。

スリップするほどでもないので、軽いギアにしてバランスを崩さないように走れば問題なくクリアできた。
昨年撮影した桜ポイントを今年もパシャリ。ここは顔を上げて走ると壮大な樹木から歓迎されているような気分になる。


長谷の棚田をパシャリ。

一旦能勢へ出てから名もなき峠と阿古坂峠を越えて再び猪名川へ戻る。

アップダウンが脚に堪えるなぁと思いながら、PC2セブンイレブン猪名川パークタウン店へ到達。

FさんYさんが既に休憩を終えて先に出発されるところだった。
時刻を見ると16時近い。ざっと考えて、ここから六甲山の登り口(宝塚)まで1時間、そこから蓬莱峡を越えて東六甲への登り口までがさらに1時間、そこからゴールまで1時間、と予測を立てた(結果だいたいこの通り)。すると19時ゴール。やはり結構時間がかかっているのが実感できる。1パンクは許容できると考えていた。
あまりゆっくりしている時間はないので、おにぎりを選んで2Lの水を購入し、ボトルへ補給をする。
ラスボス六甲山で補給不足に陥るとろくなことが無いのは経験済で、今回ここまでも極力補給を切らさないように走っていた。ざっとフロントバッグの補給食を見ると、消費を多めに見積もっても十分足りそうである。ここから水も1.5L携行し、結果的に気候的にも十分な量だった。
数名の参加者がおられたが、おそらくこの辺りが殿組のはず。
リスタートして宝塚西谷への上りをゆっくり走る。上り切ったあたりで調子が良くなさそうなYさんを発見し声をかけると、膝の痛みと戦っているとのこと。お辛そうだが若さでなんとか頑張れそうである。
十万辻の下りに入りあっという間に宝塚市街地へ降りる。ここからラスボス六甲山への上り。
脚が残っているかというと、昨年より脚に余裕はある感じがする。まだ軽くなら踏めるが長続きはしない。脚が許す限り速くを心掛けて淡々と進む。
あと2時間程でこのブルベが終わってしまうのだな~とかを考える余裕はあった。

この船坂峠への道は自動車の交通量が多く、走っていて楽しくないのはいつも通り。自分も車で走ることがあるので、車だとあっという間に上り切るのに、とか考えてもいた。
船坂の交差点へ到着して補給のために少し止まる。
疲れているので、休憩の時間は貴重である。そして予想通りだが上りに時間がかかりすぎている。
リスタートして、ハニー坂へ。この期に及んで10%オーバーの上り坂はきついが、ギア比の利を活用し0.88で登る。
アップダウンを越えて東六甲の入り口へ。
ちょうど18時頃だったので予想通りだ。あとは1時間程走れば終わり。
標高100m毎に時間を図ると8分程かかっていたので、ピークの一軒茶屋(Alt900m)まで40分ぐらいかなと考えながら走っていた。
昨年ムラマサさんとFさんの3人で山頂へ行った思い出があるので、どうしようかと思ったが今回は時間に余裕が無さ過ぎるので止めておき、昨年ムラマサさんが寄っていたカーネル人形ポイントで撮影をしておいた。

宝殿I.C.を過ぎると勾配が緩むが、風が強く当たるようになり半袖半パンでは寒すぎる。
上り切ればどちらにしても防寒することになるので、今のうちにジャージ、アームカバー、ネックウォーマーを着用する。
そうしていると、Yさんが追い付いてこられる。脚の調子は、「何とか!」と言って元気なごい様子。ゴール間近になるとみな元気になるね。
トンネルを越えて一軒茶屋で一呼吸。

後は歓喜のウィニングランで、ゴールPCへ向かうのみ。
途中で夜景ポイントへ立ち寄る。今回は良い天候に恵まれ、夜景も美しい。

過去一番時間がかかったが19:10程にゴール!

終わりに
GPシリーズ冥界送りライドを無事完走できて良かった。
主催のかたやまさんには、長年お世話になり本当にありがとうございました!このシリーズ(VT,GP)は行動目標の大きな柱でした。
また東洋フレームアドベンチャーロードでこのきっついブルベを走り切れたことも良かった。
過去6度の走行記録を比較すると、キャノンデールCAAD12と比べ東洋フレームアドベンチャーロードは、同一ルート距離57.6km累積標高1500mの所要時間は5-20分程余計に時間がかかっている。
走者の走力は毎年変動していて過去には夜間ライドも含まれる、今年は荷物多めで走ったので単純比較はできないが、所要時間を多く要する反面それほど大きな差ではない気もする。










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