クランプ式の汎用性の高いメンテナンススタンド。
私はPCS-10を2018年に購入した。
メインの使い方はMTBの洗車。
2020年時点で、すでに販売終了になっていて、後継製品は、PCS-10.2が販売されている。
製品説明と使用感
調整機能
自転車をクランプする
自転車をクランプするには、クランプ横のハンドルを回してクランプの開閉をする。
クイックリリースのようにハンドルを倒すことができるので、その機構を使えば効率的にクランプすることができる。
自転車をクランプするのは、クランプに挟まればどこでも固定ができるだろう。
私はクロモリとアルミのフレームのみなので繊細な取扱をしないが、クランプの固定力の調整をすればある程度のフレームは固定できるのかも知れない。
高さ調整
クランプと地面の距離で計ると
- 一番下げた状態で110cm。
- 一番上げた状態で160cm。
50cmの範囲で高さ調整ができる。
私は低めの高さで使用することがほとんどだ。
最も高くして使うことは無い。
高さ調整をするには下の写真のクイックリリースを緩めて好きな高さに変えて、クイックリリースを締めれば良い。
ロードバイクをクランプして高さ調整をしてみた。
一番低い状態でも、タイヤが地面に接触しないように調整できる範囲だ。
一番高く上げた状態だとちょうど自転車のチェーンステー辺りがが視線の高さになるので、チェーンリングやディレイラー辺りの作業には適していそうだ。
私はその用途では使わないが、問題は無いだろう。
クランプの回転
クランプを回転する機構があり、そこを調整することで自転車の前後角度を調整できる。
回転角度は360度ぐるぐると回せられるので、好きな角度で固定することができる。
下の写真のように、色んな自転車を色んな角度で固定できる。
この機構があることで個人的に重宝しているのは、フォークの交換作業。
下の写真のような角度で作業をすると、フォークの脱着がしやすい。
重量
7.6kg
私がパークツール製を選んだ理由は重いこと。
作業時にぐらついて倒してしまってはいけないので、できれば重いメンテナンススタンドがほしかった。
使い方を間違えなければ、このスタンドで倒してしまうことはないだろう。
注意するならば、支持脚の間に自転車を設置し、バランスを崩さないように作業をすることを気をつけることだ。
運搬
運搬に関しては、折りたたんだ状態で全長125cm程なので長くて重い。
といってもロードバイクと同じくらいの重量なのだけれど、なぜだかメンテナンススタンドのほうが重量感は高い。
もう一つ所有しているメンテナンススタンド PRS-20よりもPCS-10の方が400g軽く、脚の固定ができるのでこちらのほうが運びやすい。
収納
折りたたみができるので、下の写真のような状態まで小さくなる。
小さくなるといっても上に書いたとおり長さが125cm程あるので、収納場所を選ぶと思う。
壁などに立てかけておいてもいいが、7.6kgの重量物なので何かの拍子に倒れてしまうと床や壁にキズを着けてしまったり、人が怪我をするかもしれない。立てかけておくなら固定しておくと安心だ。
私は床に寝かせて保管している。
まとめ
クランプ式のメンテナンススタンドは、どんな自転車でも使うことができる。
こういったスタンドが一つあれば、殆どの作業が問題なく行えると思う。
先に購入したPRS-20も洗車に特化した良いメンテナンススタンドだが、このPCS-10も懐の広い色んな用途色んな自転車で使える良いメンテナンススタンドだ。
メンテナンススタンドをひとつだけ購入するなら、このPCS-10のようなクランプ式のスタンドの方が良いだろう。
下はPCS-10.2。
クイックレバー式クランプなのでこちらのほうが使いやすい。
(この記事のPCS-10と同じクランプの形状と機能)
下はPCS-9.2。こちらは廉価版。クランプの形状が若干異なる。
ロードバイクを洗車するのであればPRS-20のようなBBとフォークエンドで固定するメンテナンススタンドが使いやすい。
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